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公開番号
2025078589
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2024172982
出願日
2024-10-02
発明の名称
シートベルトウェビング処理剤
出願人
三洋化成工業株式会社
代理人
主分類
D06M
15/507 20060101AFI20250513BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】本発明は、耐久性に優れるシートベルトウェビングを与えるシートベルトウェビング処理剤を提供することを目的とする。
【解決手段】水性媒体とエステル(A)と樹脂(B)とを含有してなるシートベルトウェビング処理剤であって、前記エステル(A)が、テトラヒドロフラン(a11)と炭素数2~3のアルキレンオキサイド(a12)との重合体であるジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)とモノカルボン酸(a3)とを構成原料とするエステルであり、前記樹脂(B)が、ポリウレタン樹脂(B1)、シリコーン樹脂(B2)、及びアクリル樹脂(B3)からなる群から選ばれる少なくとも1種であるシートベルトウェビング処理剤(Q)。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
水性媒体とエステル(A)と樹脂(B)とを含有してなるシートベルトウェビング処理剤であって、前記エステル(A)が、テトラヒドロフラン(a11)と炭素数2~3のアルキレンオキサイド(a12)との重合体であるジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)とモノカルボン酸(a3)とを構成原料とするエステルであり、前記樹脂(B)が、ポリウレタン樹脂(B1)、シリコーン樹脂(B2)、及びアクリル樹脂(B3)からなる群から選ばれる少なくとも1種であるシートベルトウェビング処理剤(Q)。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記ポリウレタン樹脂(B1)が、ポリオール(b11)とポリイソシアネート(b12)とイオン性基と2個の活性水素原子とを含有する化合物(b13)とを構成原料とするポリウレタンである請求項1記載のシートベルトウェビング処理剤。
【請求項3】
前記シリコーン樹脂(B2)が、エポキシ基を有する変性シリコーンである請求項1記載のシートベルトウェビング処理剤。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか記載のシートベルトウェビング処理剤(Q)が付着したシートベルトウェビング(W)。
【請求項5】
シートベルトウェビング処理剤(Q)の固形分付着量が、未処理のシートベルトウェビングの重量に基づいて0.01~3重量%である請求項4記載のシートベルトウェビング。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートベルトウェビング処理剤に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
シートベルトに用いられるウェビングには、巻き取り時や格納時の平滑性を付与するため、処理剤で処理されている。このような処理剤としては、ウレタンプレポリマーブロック化合物が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭60-173174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の技術であっても、耐久性については、十分満足できるとは言えなかった。本発明は、平滑性と耐久性とに優れるシートベルトウェビングを与えるシートベルトウェビング処理剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記の目的を達成するべく検討を行った結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、水性媒体とエステル(A)と樹脂(B)とを含有してなるシートベルトウェビング処理剤であって、前記エステル(A)が、テトラヒドロフラン(a11)と炭素数2~3のアルキレンオキサイド(a12)との重合体であるジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)とモノカルボン酸(a3)とを構成原料とするエステルであり、前記樹脂(B)が、ポリウレタン樹脂(B1)、シリコーン樹脂(B2)、及びアクリル樹脂(B3)からなる群から選ばれる少なくとも1種であるシートベルトウェビング処理剤(Q)である。
【発明の効果】
【0006】
本発明のシートベルトウェビング処理剤(Q)は、以下の効果を奏する。
(1)平滑性に優れる。
(2)耐久性に優れる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<ジオール(a1)>
本発明におけるジオール(a1)は、テトラヒドロフラン[THF](a11)と炭素数2~3のアルキレンオキサイド(a12)との重合体である。
テトラヒドロフラン[THF](a11)と共に、2-メチルテトラヒドロフラン、3-メチルテトラヒドロフラン、及び3-エチルテトラヒドロフラン等のアルキルテトラヒドロフランを併用してもよい。
炭素数2~3のアルキレンオキサイド(a12)としては、エチレンオキサイド(以下EOと表記する場合有り)、プロピレンオキサイド(以下POと表記する場合有り)及びEOとPOの組み合わせが挙げられる。
上記(a12)のうち、好ましいのは、エチレンオキサイド(EO)である。
【0008】
ジオール(a1)を得る方法は、公知の方法が適用できる。
例えば、(a11)にフリーデルクラフト触媒(たとえば三フッ化ほう素、四塩化すず、及び五塩化アンチモン等)を添加し、窒素,アルゴン等の不活性ガス中で(a12)を圧入し重合することにより製造することができる。
【0009】
(a11)と(a12)のモル比は、モル比[(a11)/(a12)]は、好ましくは0.2/1~4/1、さらに好ましくは、0.4/1~2.5/1、とくに好ましくは0.6/1~1.5/1である。
また、(a1)の数平均分子量(Mn)は、好ましくは800~10,000、さらに好ましくは1,500~5,000である。
【0010】
本発明における数平均分子量(Mn)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより、例えば以下の条件で測定することができる。
装置:「Waters Alliance 2695」[Waters社製]
カラム:「Guardcolumn Super H-L」(1本)、「TSKgel SuperH2000、TSKgel SuperH3000、TSKgel SuperH4000(いずれも東ソー株式会社製)を各1本連結したもの」
試料溶液:0.25重量%のテトラヒドロフラン溶液
溶液注入量:10μl
流量:0.6ml/分
測定温度:40℃
検出装置:屈折率検出器
基準物質:標準ポリエチレングリコール
(【0011】以降は省略されています)
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