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公開番号2025080505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193689
出願日2023-11-14
発明の名称人力駆動車用の制御装置
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類B62M 25/08 20060101AFI20250519BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】人力駆動車用のコンポーネントを好適に制御できる制御装置を提供する。
【解決手段】人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車のクランク軸のクランク回転速度に対する前記人力駆動車の駆動輪の車輪回転速度の比である変速比を変更する変速装置を制御するように構成される制御部を備え、前記制御部は、前記人力駆動車のピッチ角度の変化量であるピッチ変化量が第1変化量以上の場合、前記変速比が大きくなる第1変速を抑制するように前記変速装置を制御するように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車のクランク軸のクランク回転速度に対する前記人力駆動車の駆動輪の車輪回転速度の比である変速比を変更する変速装置を制御するように構成される制御部を備え、
前記制御部は、前記人力駆動車のピッチ角度の変化量であるピッチ変化量が第１変化量以上の場合、前記変速比が大きくなる第１変速を抑制するように前記変速装置を制御するように構成される、制御装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記ピッチ変化量が前記第１変化量以上の場合、前記第１変速を抑制し、かつ、前記変速比が小さくなる第２変速を抑制しないように前記変速装置を制御するように構成される、請求項１に記載の制御装置。
【請求項３】
前記制御部は、前記クランク回転速度、前記クランク軸に入力される人力駆動力、および、前記人力駆動車の車速の少なくとも１つに応じて、前記変速比を変更するように前記変速装置を制御するように構成される、請求項２に記載の制御装置。
【請求項４】
前記制御部は、
前記クランク回転速度、前記人力駆動力、および、前記車速の前記少なくとも１つと閾値との比較に基づいて、前記変速比を変更するように前記変速装置を制御するように構成され、
前記ピッチ変化量が前記第１変化量以上の場合、前記閾値が大きくなるように変更することによって、前記第１変速を抑制するように構成される、請求項３に記載の制御装置。
【請求項５】
前記制御部は、前記ピッチ変化量が前記第１変化量以上の場合、前記クランク回転速度、前記人力駆動力、および、前記車速の前記少なくとも１つに関わらず、前記第１変速を実行させないように構成される、請求項３に記載の制御装置。
【請求項６】
前記制御部は、前記ピッチ変化量が前記第１変化量以上、かつ、前記クランク回転速度の変化量であるクランク回転速度変化量が所定クランク回転速度変化量以上の場合、前記第１変速を抑制するように前記変速装置を制御するように構成される、請求項１に記載の制御装置。
【請求項７】
前記制御部は、前記ピッチ変化量が前記第１変化量以上、かつ、前記クランク軸に入力される人力駆動力が所定人力駆動力以上の場合、前記第１変速を抑制するように前記変速装置を制御するように構成される、請求項１に記載の制御装置。
【請求項８】
前記制御部は、前記ピッチ変化量が前記第１変化量以上、かつ、前記人力駆動車の車速が所定車速以上の場合、前記第１変速を抑制するように前記変速装置を制御するように構成される、請求項１に記載の制御装置。
【請求項９】
前記制御部は、前記ピッチ角度が増加する場合において、前記ピッチ変化量が前記第１変化量以上の場合、前記第１変速を抑制するように前記変速装置を制御するように構成される、請求項１に記載の制御装置。
【請求項１０】
前記制御部は、前記ピッチ角度が減少する場合において、前記ピッチ変化量が前記第１変化量以上の場合、前記第１変速を抑制するように前記変速装置を制御するように構成される、請求項１に記載の制御装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、人力駆動車用の制御装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に開示される制御装置は、例えば、人力駆動車の変速比を変更する変速装置および人力駆動車に推進力を付与するように構成されるモータを含むドライブユニットの少なくとも１つを制御するように構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－２０９９７０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本開示の目的の１つは、人力駆動車用のコンポーネントを好適に制御できる制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の第１側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車のクランク軸のクランク回転速度に対する前記人力駆動車の駆動輪の車輪回転速度の比である変速比を変更する変速装置を制御するように構成される制御部を備え、前記制御部は、前記人力駆動車のピッチ角度の変化量であるピッチ変化量が第１変化量以上の場合、前記変速比が大きくなる第１変速を抑制するように前記変速装置を制御するように構成される。
第１側面の制御装置によれば、制御部は、ピッチ変化量が第１変化量以上の場合、第１変速によるライダの負荷の上昇を抑制できる。したがって、制御部は、人力駆動車用のコンポーネントを好適に制御できる。
【０００６】
本開示の第１側面に従う第２側面の制御装置において、前記制御部は、前記ピッチ変化量が前記第１変化量以上の場合、前記第１変速を抑制し、かつ、前記変速比が小さくなる第２変速を抑制しないように前記変速装置を制御するように構成される。
第２側面の制御装置によれば、制御部は、ピッチ変化量が第１変化量以上の場合、第１変速によるライダの負荷の上昇を抑制できる。第２側面の制御装置によれば、制御部は、ピッチ変化量が第１変化量以上の場合、第２変速を抑制しない場合と同様に第２変速が行われるため、第２変速によるライダの負荷の軽減は抑制されない。
【０００７】
本開示の第２側面に従う第３側面の制御装置において、前記制御部は、前記クランク回転速度、前記クランク軸に入力される人力駆動力、および、前記人力駆動車の車速の少なくとも１つに応じて、前記変速比を変更するように前記変速装置を制御するように構成される。
第３側面の制御装置によれば、制御部は、クランク回転速度、人力駆動力、および、車速の少なくとも１つに応じて、好適な変速比に変更できる。
【０００８】
本開示の第３側面に従う第４側面の制御装置において、前記制御部は、前記クランク回転速度、前記人力駆動力、および、前記車速の前記少なくとも１つと閾値との比較に基づいて、前記変速比を変更するように前記変速装置を制御するように構成され、前記ピッチ変化量が前記第１変化量以上の場合、前記閾値が大きくなるように変更することによって、前記第１変速を抑制するように構成される。
第４側面の制御装置によれば、制御部は、ピッチ変化量が第１変化量以上の場合、閾値を変更することによって第１変速を抑制できる。
【０００９】
本開示の第３側面に従う第５側面の制御装置において、前記制御部は、前記ピッチ変化量が前記第１変化量以上の場合、前記クランク回転速度、前記人力駆動力、および、前記車速の前記少なくとも１つに関わらず、前記第１変速を実行させないように構成される。
第５側面の制御装置によれば、制御部は、ピッチ変化量が第１変化量以上の場合、第１変速を実行させないため、ライダの負荷の上昇をより好適に抑制できる。
【００１０】
本開示の第１から第５側面のいずれか１つに従う第６側面の制御装置において、前記制御部は、前記ピッチ変化量が前記第１変化量以上、かつ、前記クランク回転速度の変化量であるクランク回転速度変化量が所定クランク回転速度変化量以上の場合、前記第１変速を抑制するように前記変速装置を制御するように構成される。
第６側面の制御装置によれば、制御部は、ピッチ変化量が第１変化量以上、かつ、クランク回転速度変化量が所定クランク回転速度変化量以上の場合、第１変速によるライダの負荷の上昇を抑制できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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