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公開番号2025086423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200359
出願日2023-11-28
発明の名称釣竿
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類A01K 87/02 20060101AFI20250602BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】複数の釣竿本体が選択的にバット本体に対して確実に固定される釣竿を提供すること。
【解決手段】フェルール36を有する釣竿本体32がバット・ブランク連結構造40を介してバット本体31に装着される。バット本体31は、リールシート本体45、保持パイプ46、第1ナット37および第2ナット87を有する。リールシート本体45に雄ねじ54が形成されている。この雄ねじ54に第1ナット37が螺合する。第1ナット37によりフェルール36がリールシート本体45に締結される。フェルール36に雄ねじ90が形成されている。この雄ねじ90に第2ナット87が螺合する。第2ナット87が第1ナット37に押圧され、第1ナット37の回転が規制される。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
フェルール部を有する釣竿本体と、前記フェルール部を着脱自在に保持するバット本体とを備えた釣竿であって、
前記バット本体は、
前記フェルール部が挿抜されるフェルール保持部と、
前記フェルール部保持部に螺合され、前記フェルール保持部に挿入された前記フェルール部を前記フェルール保持部に締結する第1ナットと、
前記第1ナットの緩みを防止する第2ナットと、を有する釣竿。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記第2ナットの内径は、前記第1ナットの内径と異なっている、請求項1に記載の釣竿。
【請求項3】
前記バット本体は、固定ナットを有するリールシートを備えており、
前記第1ナットは、前記固定ナットが螺合するネジ部に螺合している、請求項1または2に記載の釣竿。
【請求項4】
前記第2ナットは、前記フェルール部に螺合している、請求項1または2に記載の釣竿。
【請求項5】
前記第1ナットおよび前記第2ナットは、互いに逆ネジの関係にある、請求項1または2に記載の釣竿。
【請求項6】
フェルール部を有する釣竿本体と、バット本体とを備えた釣竿に適用される連結構造であって、
前記バット本体に前記フェルール部が挿入され、前記バット本体に螺合した第1ナットにより前記バット本体に前記フェルール部が締結されており、且つ前記第1ナットの緩みを防止する第2ナットが設けられている、連結構造。
【請求項7】
前記第2ナットの内径は、前記第1ナットの内径と異なっている、請求項6に記載の連結構造。
【請求項8】
前記第2ナットは、前記フェルール部に螺合している、請求項6または7に記載の連結構造。
【請求項9】
前記第1ナットおよび前記第2ナットは、互いに逆ネジの関係にある、請求項6または7に記載の連結構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、釣竿本体およびバットを有する釣竿の構造、詳しくは、釣竿本体とバットとを連結する構造に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば船釣りでは、釣竿本体とバットとを備えたセパレート式の釣竿が使用されることがある。セパレート式の釣竿は、釣竿本体が連結構造を介してバットに着脱自在に連結されており、釣人は、予め複数の釣竿本体を用意することにより、さまざまなターゲット(釣魚)に合わせて所望の釣竿本体を選択し、釣竿の強度や調子を変更することができる(たとえば特許文献1参照)。
【0003】
なお、本明細書において「バット」とは釣竿の構成部品を意味し、ブランクのいわゆるバット部とは明確に異なる。すなわち、「バット」とは、釣竿本体を保持すると共に、釣人が実釣において釣竿を操作するために把持することを目的とする部材であって、一般にリールシートおよびグリップを搭載した機能部品である。
【0004】
セパレート式の釣竿では、釣竿本体は、ブランクと、このブランクの後端部に設けられるフェルール(ジョイント部、接続部)とを有する。一方、バットはブランク保持部を備えており、このブランク保持部が連結構造を介してフェルールを保持することによって、釣竿本体がバットに固定される。従来の連結構造では、フェルールは、ブランク保持部に挿入され、結合ナットを介してブランク保持部に固定される。この結合ナットは、ブランク保持部に螺合されており、釣人は、結合ナットを締め込むことにより、フェルールをブランク保持部に固定することができる。
【0005】
ところで、ターゲットの大きさに応じて釣竿本体およびバットに加わる最大曲げモーメントが変化するため、フェルールは、ブランク保持部に確実に固定される必要がある。このため、従来、フェルールとバットとの間に弾性を有するパッキンが挿入されている(たとえば特許文献2参照)。結合ナットが締め込まれると、パッキンが弾性変形し、結合ナットの緩みが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-10627号公報
特開2010-104336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、ターゲットが異なることによって最大曲げモーメントが大きく変化することから、従来のパッキンの介在のみでは、結合ナットの緩み止め対策は十分ではない。加えて、一般に船釣りでは、釣場の移動等のため海上を航行中、船べりに釣竿が固定されることがある。その際、船の揺れやエンジンの振動によって結合ナットが緩んでしまうことがある。その結果、ブランク保持部に対するフェルールの取り付けが緩み、バットが損傷するおそれがあった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、複数の釣竿本体が選択的にバットに対して確実に固定される釣竿を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1) 前記課題を解決するため、本件発明の第1側面の釣竿は、フェルール部を有する釣竿本体と、前記フェルール部を着脱自在に保持するバット本体とを備える。前記バット本体は、前記フェルール部が挿抜されるフェルール保持部と、前記フェルール保持部に螺合され、前記フェルール部保持部に挿入された前記フェルール部を前記フェルール保持部に締結する第1ナットと、前記第1ナットの緩みを防止する第2ナットと、を有する。
【0010】
この構成によれば、釣竿本体のフェルール部がバット本体のフェルール保持部によって保持されることにより、釣竿本体がバット本体に連結される。したがって、釣人は、調子等が異なる複数の仕様の釣竿本体のうち所望の釣竿本体を選択的にバット本体に適用することができる。第1ナットがフェルール保持部にねじ込まれることにより、フェルール部がフェルール保持部に締結され、釣竿本体がバット本体に固定される。第2ナットが第1ナットの緩みを防止するので、釣竿に加わる曲げモーメントが激しく変化した場合であっても、釣竿本体およびバット本体の連結状態が維持される。
(【0011】以降は省略されています)

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