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公開番号2025082280
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2024189848
出願日2024-10-29
発明の名称情報処理システム、情報処理方法
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類G06F 8/72 20180101AFI20250521BHJP(計算;計数)
要約【課題】利便性、有用性または信頼性に優れた新規な情報処理システムを提供する。
【解決手段】この情報処理システムは以下の3つのコンポーネントで構成される。第1のコンポーネントでは、プログラミング言語で記述された文書を受け付け、構文エラーを抽出して提供する。第2のコンポーネントでは、大規模言語モデルを用いて処理を行い、指示文に従って報告文を生成する。大規模言語モデルはプログラミング言語を学習済みである。第3のコンポーネントでは、データベースを用いて処理を行い、ひとつのラインが登録された文字列を含んでいるか否かを検索し、見つけた場合は代替文字列に置換する。また、指示文を生成して、それぞれのラインを検証し、報告文を生成する。このシステムは、プログラミング言語の文書を受け付け、エラー抽出、報告文生成を行う機能を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1のコンポーネントと、
第2のコンポーネントと、
第3のコンポーネントと、を有し、
前記第1のコンポーネントは、文書を受け付けて、前記第3のコンポーネントに受け渡す機能を備え、
前記文書はプログラミング言語で記述され、
前記第1のコンポーネントは、報告書を受け付けて、前記文書に含まれる、前記プログラミング言語の構文に違反している部分を抽出して、提供する機能を備え、
前記第2のコンポーネントは、大規模言語モデルを用いた処理を行う機能を備え、
前記大規模言語モデルは、前記プログラミング言語を学習済みであり、
前記第2のコンポーネントは、指示文に従って、報告文を生成して、前記第3のコンポーネントに受け渡す機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、データベースを用いた処理を行う機能を備え、
前記データベースは、レコードを備え、
前記レコードは、文字列と、前記文字列に関連付けられた、代替文字列と、を含み、
前記データベースは、前記文字列を指定する問い合わせに対して、前記代替文字列を応答する機能を備え、
前記データベースは、前記代替文字列を指定する問い合わせに対して、前記文字列を応答する機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、前記文書から、一のラインを順番に読み出す機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、読みだした前記ラインが、前記データベースに登録された文字列を含んでいるか否かを検索し、前記文字列を見つけた場合は、前記ラインの前記文字列を前記代替文字列に置換する機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、前記指示文を生成して、前記第2のコンポーネントに受け渡す機能を備え、
前記指示文は、前記ラインおよびひな型文を含み、
前記ひな型文は、前記ラインを検証して、前記報告文を生成させる指示を含み、
前記ラインが前記構文に違反している場合は、前記報告文は前記ラインを含み、
前記第3のコンポーネントは、前記報告文に含まれる前記代替文字列を前記文字列に置換してから、前記報告文を前記報告書に追記する機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、前記報告書を前記第1のコンポーネントに受け渡す機能を備える、情報処理システム。
続きを表示(約 4,000 文字)【請求項2】
第1のコンポーネントと、
第2のコンポーネントと、
第3のコンポーネントと、を有し、
前記第1のコンポーネントは、文書を受け付けて、前記第3のコンポーネントに受け渡す機能を備え、
前記文書は、プログラミング言語で記述され、
前記第1のコンポーネントは、報告書を受け付けて、前記文書に含まれる、前記プログラミング言語の構文に違反している部分を抽出して、提供する機能を備え、
前記第2のコンポーネントは、大規模言語モデルを用いた処理を行う機能を備え、
前記第2のコンポーネントは、指示文に従って、報告文を生成して、前記第3のコンポーネントに受け渡す機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、第1のデータベースを用いた処理を行う機能を備え、
前記第1のデータベースは、第1のレコードを備え、
前記第1のレコードは、文字列と、
前記文字列に関連付けられた、代替文字列と、を含み、
前記第1のデータベースは、前記文字列を指定する問い合わせに対して、前記代替文字列を応答する機能を備え、
前記第1のデータベースは、前記代替文字列を指定する問い合わせに対して、前記文字列を応答する機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、前記文書から、一のラインを順番に読み出す機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、読みだした前記ラインが、前記第1のデータベースに登録された文字列を含んでいるか否かを検索し、前記文字列を見つけた場合は、前記ラインの前記文字列を前記代替文字列に置換する機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、第2のデータベースを用いた処理を行う機能を備え、
前記第2のデータベースは、第2のレコードを備え、
前記第2のレコードは、予約語と、
前記予約語に関連付けられた、前記構文と、を含み、
前記第2のデータベースは、前記予約語を指定する問い合わせに対して、前記構文、を応答する機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、前記ラインから、最初のトークンを抽出する機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、前記ラインの最初のトークンが、前記第2のデータベースに登録されているか問い合わせ、前記最初のトークンが前記予約語である場合は、前記構文を取得する機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、前記指示文を生成して、前記第2のコンポーネントに受け渡す機能を備え、
前記指示文は、前記ライン、前記構文およびひな型文を含み、
前記ひな型文は、前記構文を用いて前記ラインを検証して、前記報告文を生成させる指示を含み、
前記ラインが構文に違反している場合は、前記報告文は前記ラインを含み、
前記第3のコンポーネントは、前記報告文に含まれる前記代替文字列を前記文字列に置換してから、前記報告文を前記報告書に追記する機能を備え、
前記第3のコンポーネントは、前記報告書を前記第1のコンポーネントに受け渡す機能を備える、情報処理システム。
【請求項3】
前記第1のコンポーネントは、前記報告書を受け付けて、前記文書に含まれる前記構文に違反している部分を強調する機能を備え、
前記ひな型文は、前記構文を用いて前記ラインを検証して、前記報告文を生成させる前記指示を含み、
前記報告文は、注釈付きラインを含み、
前記注釈付きラインは、所定のタグが、前記構文に違反している部分を挟むように挿入された前記ラインを含む、請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
第1のステップ乃至第9のステップを有する情報処理方法であって、
前記第1のステップにおいて、第1のコンポーネントは文書を受け付けて、前記文書を第2のコンポーネントに受け渡し、
前記文書は、プログラミング言語で記述され、
前記第2のステップにおいて、前記第2のコンポーネントは、前記文書から、一のラインを順番に読み出して、
前記文書の最後のラインがまだ読み出されていない場合は、前記第3のステップに進み、それ以外は前記第8のステップに進み、
前記第3のステップにおいて、前記第2のコンポーネントは、一のラインが、データベースに登録された所定の文字列を含んでいるか否かを検索して、
前記データベースに登録された所定の文字列を見つけた場合は、代替文字列を取得して、前記ラインの前記文字列を前記代替文字列に置換し、
前記データベースはレコードを備え、前記レコードは、前記文字列と、前記文字列に関連付けられた、前記代替文字列と、を含み、
前記データベースは、前記文字列を指定する問い合わせに対して、前記代替文字列を応答する機能を備え、前記代替文字列を指定する問い合わせに対して、前記文字列を応答する機能を備え、
前記第4のステップにおいて、前記第2のコンポーネントは指示文を生成して、第3のコンポーネントに受け渡し、
前記指示文は、前記ラインおよびひな型文を含み、
前記ひな型文は、前記ラインを検証して、報告文を生成させる指示を含み、
前記ラインが構文に違反している場合は、前記報告文は、前記構文に違反している前記ラインを含み、
前記第5のステップにおいて、前記第3のコンポーネントは、前記指示文に従って、前記プログラミング言語を学習済みの大規模言語モデルを用いて、前記報告文を生成して、前記第2のコンポーネントに受け渡し、
前記第6のステップにおいて、前記報告文が前記代替文字列を含むとき、前記第2のコンポーネントは、前記代替文字列を前記文字列に置換し、
前記第7のステップにおいて、前記第2のコンポーネントは、前記報告文を報告書に追記して、前記第2のステップに進み、
前記第8のステップにおいて、前記第2のコンポーネントは、前記報告書を前記第1のコンポーネントに受け渡し、
前記第9のステップにおいて、前記第1のコンポーネントは、前記報告書を受け付けて、提供する、情報処理方法。
【請求項5】
第1のステップ乃至第10のステップを有する情報処理方法であって、
前記第1のステップにおいて、第1のコンポーネントは文書を受け付けて、前記文書を第2のコンポーネントに受け渡し、
前記文書は、プログラミング言語で記述され、
前記第2のステップにおいて、前記第2のコンポーネントは、前記文書から、一のラインを順番に読み出して、
前記文書の最後のラインがまだ読み出されていない場合は、前記第3のステップに進み、それ以外は前記第9のステップに進み、
前記第3のステップにおいて、前記第2のコンポーネントは、一のラインが、第1のデータベースに登録された所定の文字列を含んでいるか否かを検索して、
前記第1のデータベースに登録された所定の文字列を見つけた場合は、代替文字列を取得して、前記ラインの前記文字列を前記代替文字列に置換し、
前記第1のデータベースは第1のレコードを備え、前記第1のレコードは、前記文字列と、前記文字列に関連付けられた、前記代替文字列と、を含み、
前記第1のデータベースは、前記文字列を指定する問い合わせに対して、前記代替文字列を応答する機能を備え、前記代替文字列を指定する問い合わせに対して、前記文字列を応答する機能を備え、
前記第4のステップにおいて、前記第2のコンポーネントは、前記ラインの最初のトークンが、第2のデータベースに登録されているかを問い合わせ、
前記最初のトークンが、前記第2のデータベースに登録された予約語である場合は、構文を取得し、
前記第2のデータベースは第2のレコードを備え、前記第2のレコードは、前記予約語と、前記予約語に関連付けられた、前記構文と、を含み、
前記第2のデータベースは、前記予約語を指定する問い合わせに対して、前記構文を応答する機能を備え、
前記第5のステップにおいて、前記第2のコンポーネントは指示文を生成して、第3のコンポーネントに受け渡し、
前記指示文は、前記ライン、前記構文およびひな型文を含み、
前記ひな型文は、前記ラインを検証して、報告文を生成させる指示を含み、
前記ラインが前記構文に違反している場合は、前記報告文は注釈付きラインを含み、
前記注釈付きラインは、前記構文に違反している部分を挟むように挿入された所定のタグを含み、
前記第6のステップにおいて、前記第3のコンポーネントは、前記指示文に従って、大規模言語モデルを用いて、前記報告文を生成して、前記第2のコンポーネントに受け渡し、
前記第7のステップにおいて、前記報告文が前記代替文字列を含むとき、前記第2のコンポーネントは、前記代替文字列を前記文字列に置換し、
前記第8のステップにおいて、前記第2のコンポーネントは、前記報告文を報告書に追記して、前記第2のステップに進み、
前記第9のステップにおいて、前記第2のコンポーネントは、前記報告書を前記第1のコンポーネントに受け渡し、
前記第10のステップにおいて、前記第1のコンポーネントは、前記報告書を受け付け、前記構文に違反している部分を強調して、提供する、情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、情報処理システム、情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する発明の一態様の技術分野は、物、方法、または、製造方法に関するものである。または、本発明の一態様は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関するものである。そのため、より具体的に本明細書で開示する本発明の一態様の技術分野としては、半導体装置、表示装置、発光装置、蓄電装置、記憶装置、それらの駆動方法、または、それらの製造方法、を一例として挙げることができる。
【背景技術】
【0003】
近年、ニューラルネットワークを用いた言語モデルの開発が盛んに行われており、特に大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)が注目されている。大規模言語モデルは、大量のデータを用いて学習された自然言語処理モデルである。大規模言語モデルにより、例えばユーザの指示に対して回答を行う対話モデルを実現できる。非特許文献1では、大規模言語モデルとしてGPT-4(Generative Pre-trained Transformer 4)(登録商標)が開示されており、また、対話モデルとしてChatGPTが開示されている。
【0004】
大規模言語モデルを利用することで、自然言語処理モデルの能力が大幅に上昇している。一方で、言語モデルの巨大化により、自前で言語モデルを組み込んで運用することは設備及び費用の面から難しい。そのため、言語モデルを提供する外部サービスを利用することが、言語モデルの利用形態の一つとなっている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Summary of ChatGPT/GPT-4 Research and Perspective Towards the Future of Large Language Models,Yiheng Liu et al.(Submitted on 4 Apr 2023、[online]、インターネット<URL:https://arxiv.org/abs/2304.01852>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の一態様は、利便性、有用性または信頼性に優れた新規な情報処理システムを提供することを課題の一とする。または、利便性、有用性または信頼性に優れた新規な情報処理方法を提供することを課題の一とする。または、新規な情報処理システム、新規な情報処理方法、または、新規な半導体装置を提供することを課題の一とする。
【0007】
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一態様は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。なお、これら以外の課題は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図面、請求項などの記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明の一態様は、第1のコンポーネントと、第2のコンポーネントと、第3のコンポーネントと、を有する情報処理システムである。
【0009】
第1のコンポーネントは、文書を受け付けて、第3のコンポーネントに受け渡す機能を備える。なお、文書はプログラミング言語で記述される。
【0010】
また、第1のコンポーネントは、報告書を受け付けて、文書に含まれるプログラミング言語の構文に違反している部分を抽出して、情報処理システムの使用者に提供する機能を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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