TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025083106
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196794
出願日
2023-11-20
発明の名称
二次電池
出願人
日産自動車株式会社
,
ルノー エス.ア.エス.
,
RENAULT S.A.S.
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
H01M
10/0585 20100101AFI20250523BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】充放電に伴い電極が膨張収縮する二次電池において、膨張収縮に起因するタブリードの破断を抑制する。
【解決手段】正極層14と負極層15とが電解質層4を介して積層された積層体2と、積層体2を収容する外装体3と、を備え、キャリアイオンとしてのリチウムイオンの移動に伴い正極層14又は負極層15のうち少なくとも負極層14が膨張収縮する二次電池1において、正極層14及び負極層15から積層体2の積層方向に対して直交する方向に延びるリード部12、13を備える集電箔5、7と、積層体2のリード部12、13が取り出される側面と対向する第1平面部20A、21A及びその側面から遠ざかる方向に延びる第2平面部20B、21Bを備える集電タブ20、21と、を備え、集電タブ20、21の第1平面部20A、21Aとリード部12、13とが摺動可能に接触していることを特徴とする二次電池。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
正極層と負極層とが電解質層を介して積層された積層体と、
前記積層体を収容する外装体と、
を備え、
キャリアイオンとしてのリチウムイオンの移動に伴い前記正極層又は前記負極層のうち少なくとも前記負極層が膨張収縮する二次電池において、
前記正極層及び前記負極層から前記積層体の積層方向に対して直交する方向に延びるリード部を備える集電箔と、
前記積層体の前記リード部が取り出される側面と対向する第1平面部及び前記側面から遠ざかる方向に延びる第2平面部を備える集電タブと、
を備え、
前記集電タブの前記第1平面部と前記リード部とが摺動可能に電気的に接続されていることを特徴とする二次電池。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の二次電池において、
前記電解質層に用いられている電解質が固体電解質である、二次電池。
【請求項3】
請求項1に記載の二次電池において、
前記第1平面部と前記リード部の間に導電体が介装されており、前記導電体と前記リード部とが摺動可能に接触している、二次電池。
【請求項4】
請求項3に記載の二次電池において、
前記導電体は、前記集電タブ又は前記リード部のいずれかと同じ材質で形成されている、二次電池。
【請求項5】
請求項3に記載の二次電池において、
前記導電体は、前記集電タブ及び前記リード部のいずれとも異なる材質で形成されている、二次電池。
【請求項6】
請求項1に記載の二次電池において、
負極活物質がリチウム金属である、二次電池。
【請求項7】
請求項1に記載の二次電池において、
前記電解質層及び前記正極層に含まれる電解質が硫化物固体電解質である、二次電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、充放電に伴い膨張収縮する二次電池に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
複数枚の平板状の正極、固体電解質膜及び負極が積層されて容器内に収容されている二次電池が知られている。このような二次電池においては、正極及び負極にそれぞれ集電体が設けられており、複数の正極タブリード及び負極タブリードがそれぞれ一つに束ねられて正極端子及び負極端子に接続される。このような固体電解質を用いた二次電池は、充放電に伴う電極層の膨張収縮により電池の厚みが変化する。このため、例えば充電により電池の厚みが増大して集電体に許容応力を上回る張力が加わり、集電体が破断するおそれがある。
【0003】
特許文献1には、使用中に電池の厚みの変化に起因する集電体の破断を抑制する構成が開示されている。具体的には、タブリードに撓みを設けることにより余長を持たせておき、厚みが増大することにより電池の電極とタブリードとの接続部から、タブリードと各極の端子との接続部までの距離が伸びた際に、上記の余長により接続部間の伸びを補償し、タブリードに加わる張力を低減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-81925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記文献の構成では、積層枚数が多くなるほど余長を長くとる必要があり、撓ませたタブリードのためのスペースを確保するために電池の小型化が難しい。また、充放電を繰り返すことで各接続部に曲げ応力が繰り返し発生するので、耐久性の面で改善の余地がある。
【0006】
そこで本発明は、充放電に伴い電極が膨張収縮する二次電池において、膨張収縮に起因するタブリードの破断を抑制し得る二次電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある態様によれば、正極層と負極層とが電解質層を介して積層された積層体と、積層体を収容する外装体と、を備え、キャリアイオンとしてのリチウムイオンの移動に伴い正極層又は負極層のうち少なくとも負極層が膨張収縮する二次電池が提供される。この二次電池は、正極層及び負極層から積層体の積層方向に対して直交する方向に延びるリード部を備える集電箔と、積層体のリード部が取り出される側面と対向する第1平面部及び側面から遠ざかる方向に延びる第2平面部を備える集電タブと、を備え、集電タブの第1平面部とリード部とが摺動可能に接触していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記態様によれば、充放電に伴い電極が膨張収縮する二次電池において、膨張収縮に起因するタブリードの破断を抑制し得る二次電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、従来型の二次電池の断面図である。
図2は、第1実施形態に係る二次電池の断面図である。
図3は、正極リードの接合の形態の例を示す図である。
図4は、正極集電タブの高さを説明するための図である。
図5は、正極集電タブの第2平面部のバリエーションの例を示す図である。
図6は、正極集電タブと負極集電タブの配置の例を示す図である。
図7は、正極集電タブの側面形状のバリエーションを示す図である。
図8は、第1実施形態の変形例に係る二次電池の断面図である。
図9は、変形例に係る正極集電タブの高さを説明するための図である。
図10は、変形例に係る正極集電タブの側面形状のバリエーションを示す図である。
図11は、第2実施形態に係る二次電池の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日産自動車株式会社
組電池
1か月前
日産自動車株式会社
回転電機
2日前
日産自動車株式会社
成形装置
21日前
日産自動車株式会社
電子機器
6日前
日産自動車株式会社
車載装置
28日前
日産自動車株式会社
冷却装置
22日前
日産自動車株式会社
ルーフ構造
1か月前
日産自動車株式会社
全固体電池
1か月前
日産自動車株式会社
全固体電池
1か月前
日産自動車株式会社
液滴吐出装置
23日前
日産自動車株式会社
選別回収装置
1か月前
日産自動車株式会社
光電変換装置
27日前
日産自動車株式会社
組み込み装置
1か月前
日産自動車株式会社
位置補正部材
5日前
日産自動車株式会社
逐次成形方法
21日前
日産自動車株式会社
全固体二次電池
1か月前
日産自動車株式会社
リチウム二次電池
21日前
日産自動車株式会社
リチウム二次電池
21日前
日産自動車株式会社
燃料電池システム
28日前
日産自動車株式会社
リチウム二次電池
21日前
日産自動車株式会社
燃料電池システム
28日前
日産自動車株式会社
導電回路の製造方法
22日前
日産自動車株式会社
車両用冷却システム
1か月前
日産自動車株式会社
活物質の回復処理方法
29日前
日産自動車株式会社
インクジェットヘッド
22日前
日産自動車株式会社
判定方法及び判定装置
1か月前
日産自動車株式会社
太陽電池付サンシェード
1か月前
日産自動車株式会社
暖房用遮断弁の取付構造
1か月前
日産自動車株式会社
離散時間モデルの算出方法
27日前
日産自動車株式会社
冷却装置及び気流制御方法
22日前
日産自動車株式会社
ロックプレートの圧入治具
21日前
日産自動車株式会社
半導体装置及びその製造方法
1か月前
日産自動車株式会社
半導体装置及びその製造方法
22日前
日産自動車株式会社
粉末製造方法および切削工具
1か月前
日産自動車株式会社
配車管理装置及び配車管理方法
1か月前
日産自動車株式会社
表示制御方法及び表示制御装置
20日前
続きを見る
他の特許を見る