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公開番号
2025091493
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023206687
出願日
2023-12-07
発明の名称
組み込み装置
出願人
日産自動車株式会社
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
B23P
19/04 20060101AFI20250612BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】特別なセンサや機構を有することなくバルブガイド穴にバルブを組付ける。
【解決手段】本発明において多関節ロボット100は、排気バルブV1または吸気バルブV2が倒れないように把持力を解除した状態で排気バルブまたは吸気バルブをチルト装置300によって保持されたシリンダヘッドcyのバルブガイド穴h1、h2の上面においてバルブガイド穴と位置が合った時点で自然落下するように排気バルブまたは吸気バルブを水平方向に移動させる探り動作を行う。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダヘッドに排気バルブまたは吸気バルブを組み込む組み込み装置であって、
前記シリンダヘッドを回転可能に保持する回転保持部と、
前記排気バルブまたは前記吸気バルブを把持する把持部を先端に備えた多関節ロボットと、を有し、
前記多関節ロボットは、前記排気バルブまたは前記吸気バルブが倒れないように把持力を解除した状態で前記排気バルブまたは前記吸気バルブを前記回転保持部によって保持された前記シリンダヘッドのバルブガイド穴の上面において、前記バルブガイド穴と位置が合った時点で自然落下するように前記排気バルブまたは前記吸気バルブを水平方向に移動させる探り動作を行い、
前記把持部は、前記バルブガイド穴に自然落下した前記排気バルブまたは前記吸気バルブを前記バルブガイド穴に組み込むように押しつける押し込み部を備える組み込み装置。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記把持部は、前記排気バルブまたは前記吸気バルブを把持する箇所を複数箇所備える請求項1に記載の組み込み装置。
【請求項3】
前記回転保持部は、前記排気バルブを組み付ける角度位置と前記吸気バルブを組み付ける前記角度位置に前記シリンダヘッドを回転可能である請求項1に記載の組み込み装置。
【請求項4】
前記把持部にはDLCコーティングが施されており、
前記把持部は、前記排気バルブまたは前記吸気バルブと接触し得る爪部と、前記爪部を取り外し可能に取り付ける腕部と、を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の組み込み装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリンダヘッドのバルブ組み込み装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来では手作業で組み立てられるシリンダヘッドのバルブステムのバルブガイド穴への組み付けを装置によって行う技術がある。特許文献1には吸排気バルブのステム先端とバルブガイド穴との芯合わせを行う調芯手段として、バルブガイド穴の下方に移動して外気を吸引する真空ノズルと、真空ノズルの先端から真空ポンプまでの配管途中の圧力を検出する負圧スイッチなどを設けている。調芯は、バルブがバルブガイド穴の上方に接近した際に真空ノズルによって吸引することで行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-47831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の装置は真空ノズル、負圧スイッチなどを備えているため、組付け時にごみの吸引や他工程で使用する組付け用オイルの吸引が発生すると、ノズルが詰まることで吸引ができなくなり、調芯ができなくなるという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、特別なセンサや機構を有することなくバルブガイド穴にバルブを組付け可能なシリンダヘッドのバルブ組み込み装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、シリンダヘッドに排気バルブまたは吸気バルブを組み込む組み込み装置であって、回転保持部と、多関節ロボットと、を有する。回転保持部は、シリンダヘッドを回転可能に保持する。多関節ロボットは、排気バルブまたは吸気バルブを把持する把持部を先端に備える。多関節ロボットは、排気バルブまたは吸気バルブが倒れないように把持力を解除した状態で排気バルブまたは吸気バルブを回転保持部によって保持されたシリンダヘッドのバルブガイド穴の上面において、バルブガイド穴と位置が合った時点で自然落下するように排気バルブまたは吸気バルブを水平方向に移動させる探り動作を行う。把持部は、バルブガイド穴に自然落下した排気バルブまたは吸気バルブをバルブガイド穴に組み込むように押し付ける押し込み部を備える。
【発明の効果】
【0007】
上記組み込み装置によれば、特別なセンサや機構を有することなくバルブガイド穴にバルブを組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る組み込み装置を示す概略斜視図である。
多関節ロボットの把持部を示す正面図である。
多関節ロボットの把持部先端を示す斜視図である。
多関節ロボットの把持部によってバルブをバルブガイド穴に組み込む様子を示す側面図である。
多関節ロボットの把持部によってバルブをバルブガイド穴に組み込む様子を示す側面図である。
多関節ロボットの把持部によってバルブをバルブガイド穴に組み込む様子を示す側面図である。
多関節ロボットの把持部によってバルブをバルブガイド穴に組み込む様子を示す側面図である。
シリンダヘッドにおけるバルブガイド穴の直上にバルブを把持した把持部を接近させる際を示す図である。
多関節ロボットの把持部先端の爪部の一方を示す斜視図である。
多関節ロボットの把持部先端において図9と反対の爪部を示す斜視図である。
バルブがバルブガイド穴に挿入されているか否かについて示す図である。
バルブをバルブガイド穴に落下させる際のステム先端とバルブガイド穴の位置関係を示す図である。
バルブをバルブガイド穴に落下させる際のステム先端とバルブガイド穴の位置関係を示す図である。
バルブをバルブガイド穴に落下させる際のステム先端とバルブガイド穴の位置関係を示す図である。
多関節ロボットによる探り動作の軌跡について示す図である。
排気バルブと排気バルブのバルブガイド穴、及び吸気バルブと吸気バルブのバルブガイド穴について示す図である。
図1の組み込み装置を構成するバルブ供給装置から多関節ロボットがバルブを把持する様子を示す斜視図である。
図1のバルブ供給装置においてトレイに載置されたバルブをリフトアップさせる様子を示す図である。
図1のバルブ供給装置においてトレイに載置されたバルブをリフトアップさせる様子を示す図である。
組み込み装置を構成する回転保持部にシリンダヘッド等を搬送する様子を示す図である。
図20に続いて回転保持部がシリンダヘッド等を保持する際を示す図である。
シリンダヘッド等を保持するために回転保持部を構成する保持部を下降させた際を示す図である。
回転保持部によってシリンダヘッドなどを保持した状態を示す図である。
組み込み装置によるバルブの組み込みについて示すフローチャートである。
図24におけるS8のサブルーチンを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。図面において、同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面において、各部材の大きさや比率は、実施形態の理解を容易にするために誇張し、実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
【0010】
各図において、X、Y、およびZで表す矢印を用いて、実施形態に係る車両構造を構成する部材の方位を示している。Xは奥行方向を示し、奥行方向Xと表記する。Yは装置の幅方向を示し、幅方向Yと表記する。Zは装置の高さ方向を示し、高さ方向Zと表記する。
(【0011】以降は省略されています)
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