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公開番号2025087698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2025018438,2023085327
出願日2025-02-06,2018-09-05
発明の名称電子デバイス用材料
出願人メルク パテント ゲーエムベーハー
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類C07C 211/64 20060101AFI20250603BHJP(有機化学)
要約【課題】寿命、効率および作動電圧が向上した有機エレクトロルミネッセントデバイスを提供する。
【解決手段】下記の式(I-B)の化合物、前記化合物を調製するための方法、および前記化合物を含む電子デバイスが提供される。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記の式(I)または(II):
JPEG
2025087698000109.jpg
88
170
(式中、出現する可変基は、下記の通りである:


は、それぞれの場合において同じであるかまたは異なり、CR

およびCR

から選択され;
Ar

は、6~20個の芳香族環原子を有し、1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよいアリール基、または5~20個の芳香族環原子を有し、1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよいヘテロアリール基であり;
Ar

は、それぞれの場合において同じであるかまたは異なり、6~40個の芳香族環原子を有し、1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよい芳香族環系、および5~40個の芳香族環原子を有し、1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよいヘテロ芳香族環系から選択され;
Ar

は、6~20個の芳香族環原子を有し、1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよいアリール基、または5~20個の芳香族環原子を有し、1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよいヘテロアリール基であり;


は、それぞれの場合において同じであるかまたは異なり、-C(R



-、-C(R



-C(R



-、-CR

=CR

-、-Si(R



-、NR

、OおよびSから選択される2価基であり;
Ar

は、6~40個の芳香族環原子を有し、1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよい芳香族環系、および5~40個の芳香族環原子を有し、1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよいヘテロ芳香族環系から選択され;
Eは、単結合またはC(R



、Si(R



、N(R

)、O、およびSから選択される2価基であり;


は、H、D、6~40個の芳香族環原子を有し、1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよい芳香族環系、および5~40個の芳香族環原子を有し、1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよいヘテロ芳香族環系から選択され;


は、それぞれの場合において同じであるかまたは異なり、6~40個の芳香族環原子を有し、1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよい芳香族環系、および5~40個の芳香族環原子を有し、1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよいヘテロ芳香族環系から選択され;

続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記式(I)および(II)の一方において、1つまたは2つのZ

基が各場合においてCR

であり、他のZ

基がCR

であることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】


がC(R



であることを特徴とする、請求項1~3の何れか1項に記載の化合物。
【請求項4】
kが0であることを特徴とする、請求項1~3の何れか1項に記載の化合物。
【請求項5】
kが0ではなく、-(Ar



-が、下記の式:
JPEG
2025087698000110.jpg
194
170
JPEG
2025087698000111.jpg
220
170
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2025087698000112.jpg
228
170
JPEG
2025087698000113.jpg
234
170
(式中、点線は、各場合において前記式(I)または(II)の残部への結合を表す)のうちの1つに合致することを特徴とする、請求項1~3の何れか1項に記載の化合物。
【請求項6】
Ar

が、それぞれの場合において同じであるかまたは異なり、フェニル、ビフェニル、テルフェニル、クアテルフェニル、ナフチル、フルオレニル、とりわけ9,9’-ジメチルフルオレニルおよび9,9’-ジフェニルフルオレニル、ベンゾフルオレニル、スピロビフルオレニル、インデノフルオレニル、インデノカルバゾリル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、カルバゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾ縮合ジベンゾフラニル、ベンゾ縮合ジベンゾチオフェニル、ナフチル置換フェニル、フルオレニル置換フェニル、スピロビフルオレニル置換フェニル、ジベンゾフラニル置換フェニル、ジベンゾチオフェニル置換フェニル、カルバゾリル置換フェニル、ピリジル置換フェニル、ピリミジル置換フェニル、ならびにトリアジニル置換フェニルから選択され、ここで、言及した前記基は、それぞれ1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよいことを特徴とする、請求項1~5の何れか1項に記載の化合物。
【請求項7】
式(I)および(II)における
JPEG
2025087698000114.jpg
31
170
基が、各場合において下記の式:
JPEG
2025087698000115.jpg
183
170
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2025087698000116.jpg
216
170
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2025087698000117.jpg
195
170
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2025087698000118.jpg
229
170
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2025087698000119.jpg
185
170
JPEG
2025087698000120.jpg
69
170
(式中、前記基は、それらの非占有位置においてそれぞれR

ラジカルにより置換されていてもよく、好ましくは前記非占有位置において無置換であり、破線で示される結合は、前記式(I)または(II)の残部への結合を表す)
から選択されることを特徴とする、請求項1~6の何れか1項に記載の化合物。
【請求項8】


がHであることを特徴とする、請求項1~7の何れか1項に記載の化合物。
【請求項9】


が、それぞれの場合において同じであるかまたは異なり、ベンゼン、ビフェニル、テルフェニル、クアテルフェニル、ナフタレン、フルオレン、とりわけ9,9’-ジメチルフルオレンおよび9,9’-ジフェニルフルオレン、ベンゾフルオレン、スピロビフルオレン、インデノフルオレン、インデノカルバゾール、ジベンゾフラン、ジベンゾチオフェン、ベンゾカルバゾール、カルバゾール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、インドール、キノリン、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、ならびにトリアジンから誘導される1価基から選択され、ここで、前記1価基は、それぞれ1つ以上のR

ラジカルにより置換されていてもよいことを特徴とする、請求項1~8の何れか1項に記載の化合物。
【請求項10】


およびR

がHであることを特徴とする、請求項1~9の何れか1項に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、以下に定義する式(I)および(II)による、アミノ基、架橋アミノ基およびカルバゾール基から選択される基を含有する芳香族化合物に関する。これらの化合物は、電子デバイスにおける使用に適している。
続きを表示(約 1,100 文字)【0002】
本願に関する電子デバイスは、機能材料として有機半導体材料を含有するいわゆる有機電子デバイスを意味するものと理解される。より詳細には、これらは、OLED(有機エレクトロルミネッセントデバイス)を意味するものと理解される。OLEDという用語は、有機化合物を含む1つ以上の層を有し、電圧を印加すると光を発する電子デバイスを意味するものと理解される。OLEDの構成および機能の一般原理は、当業者に公知である。
【0003】
電子デバイス、とりわけOLEDにおいて、性能データ、とりわけ寿命、効率および作動電圧の向上に強い関心が集まっている。これらの側面において、十分に満足のいく解決策は未だ見出されていない。
【0004】
加えて、とりわけOLEDの正孔輸送層に使用するための、ガラス転移温度が高く、結晶化する傾向が低く、屈折率が高い材料が探求されている。
【0005】
電子デバイスの性能データに大きく影響するのが、発光層と、正孔輸送機能を有する層である。これらの層に使用するための新規な化合物、とりわけ正孔輸送化合物、および発光層においてとりわけリン光発光体用のマトリックス材料として機能できる化合物も求められている。
【0006】
アミノ基、架橋アミノ基およびカルバゾール基から選択される基を含有する多様な芳香族化合物が、先行技術において電子デバイスにおける正孔輸送材料および/またはマトリックス材料として公知である。
【0007】
しかしながら、電子デバイスにおける使用に適する代替的化合物が依然として必要とされている。電子デバイスの使用における性能データに関し、とりわけ寿命、作動電圧および効率に関し、改善も必要とされている。
【0008】
上記の構造のクラスからの特定の化合物は、電子デバイスにおける使用に、とりわけOLEDにおける使用に、殊にとりわけOLEDにおける正孔輸送材料としての使用およびリン光発光体用のマトリックス材料としての使用に極めて適していることが現在見出されている。化合物は、好ましくはデバイスの長寿命、高効率および低作動電圧に繋がるものである。さらに好ましくは、化合物は、結晶化する傾向が低く、ガラス転移温度が高く、屈折率が高いものである。
【0009】
本願は、下記の式(I)または(II):
【0010】
JPEG
2025087698000001.jpg
88
170
(【0011】以降は省略されています)

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