TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025074582
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185492
出願日
2023-10-30
発明の名称
有機化合物及び有機発光素子
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C07D
487/04 20060101AFI20250507BHJP(有機化学)
要約
【課題】耐久特性が優れる有機化合物及び有機発光素子を提供する。
【解決手段】特定の置換基を有する、一般式[1]で示される有機化合物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025074582000042.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">61</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">82</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式[1]または[2]で示されることを特徴とする有機化合物。
TIFF
2025074582000037.tif
61
82
一般式[1]において、L
1
,L
2
は、それぞれ独立に、直接結合、或いは、置換または無置換のベンゼンの残基、置換または無置換のナフタレンの残基、置換または無置換のフェナンスレンの残基、置換または無置換のトリフェニレンの残基及び置換または無置換の下記一般式[a]で示される化合物の残基からなる群から選ばれる少なくとも一種で構成される連結基である。
TIFF
2025074582000038.tif
28
36
一般式[a]において、X
1
,X
2
は、それぞれ、O,S,Se,Teから独立に選ばれる。
HAr
1
は、下記一般式[b]乃至[d]で示される基から選ばれ、HAr
2
は、下記一般式[e]乃至[g]で示される基から選ばれる。一般式[b]乃至[g]で示される基は、さらに縮環を有してもよい。
TIFF
2025074582000039.tif
78
137
一般式[b]乃至[g]において、X
3
乃至X
10
は、それぞれ、O,S,Se,Teから独立に選ばれる。一般式[b]乃至[d]において、*は、L
1
との結合位置を表す。一般式[e]乃至[g]において、*は、L
2
またはHとの結合位置を表す。
R
1
乃至R
6
は、それぞれ、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のシリル基から独立に選ばれる。
nは、0または1である。
TIFF
2025074582000040.tif
65
109
一般式[2]において、L
3
は、置換または無置換のベンゼンの残基、置換または無置換のナフタレンの残基、置換または無置換のフェナンスレンの残基、置換または無置換のトリフェニレンの残基及び置換または無置換の下記一般式[h]乃至[j]で示される基からなる群から選ばれる少なくとも一種で構成される連結基である。
TIFF
2025074582000041.tif
37
149
一般式[h]乃至[j]において、X
11
乃至X
14
は、それぞれ、O,S,Se,Teから独立に選ばれる。*は、結合位置を表す。
R
11
乃至R
28
は、それぞれ、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のシリル基から独立に選ばれる。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記一般式[1]において、前記L
1
,L
2
は、それぞれ独立に、直接結合、或いは、置換または無置換のベンゼンの三価以下の残基、置換または無置換のナフタレンの三価以下の残基、置換または無置換のフェナンスレンの三価以下の残基、置換または無置換のトリフェニレンの三価以下の残基及び置換または無置換の前記一般式[a]で示される化合物の三価以下の残基からなる群から選ばれる少なくとも一種で構成される連結基であり、
前記一般式[2]において、前記L
3
は、置換または無置換のベンゼンの三価以下の残基、置換または無置換のナフタレンの三価以下の残基、置換または無置換のフェナンスレンの三価以下の残基、置換または無置換のトリフェニレンの三価以下の残基及び置換または無置換の前記一般式[h]乃至[j]で示される基からなる群から選ばれる少なくとも一種で構成される連結基であることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
【請求項3】
前記一般式[1]において、前記L
1
,L
2
は、それぞれ独立に、置換または無置換のベンゼンの残基、置換または無置換のナフタレンの残基、置換または無置換のフェナンスレンの残基及び置換または無置換のトリフェニレンの残基からなる群から選ばれる少なくとも一種で構成される連結基であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機化合物。
【請求項4】
前記ベンゼンの残基は、メタ位で結合する残基であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機化合物。
【請求項5】
前記一般式[1]において、前記L
1
,L
2
は、1以上のメタフェニレン基で構成される連結基であることを特徴とする請求項3に記載の有機化合物。
【請求項6】
前記一般式[1]において、前記nは0であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機化合物。
【請求項7】
前記一般式[1]において、前記HAr
1
は、前記一般式[c]で示される基であり、前記HAr
2
は、前記一般式[f]で示される基であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機化合物。
【請求項8】
前記一般式[1]において、前記HAr
1
は、前記一般式[d]で示される基であり、前記HAr
2
は、前記一般式[g]で示される基であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機化合物。
【請求項9】
前記一般式[1]において、前記R
1
乃至R
6
は水素原子であり、前記一般式[2]において、前記R
11
乃至R
28
は水素原子であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機化合物。
【請求項10】
第一電極と第二電極と、前記第一電極と前記第二電極との間に配置される有機化合物層と、を有する有機発光素子において、前記有機化合物層の少なくとも一層は、請求項1または2に記載の有機化合物を含有することを特徴とする有機発光素子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機化合物及びこれを用いた有機発光素子に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
有機発光素子(有機エレクトロルミネッセンス素子、あるいは有機EL素子と称する場合がある。)は、一対の電極とこれら電極間に配置される有機化合物層とを有する電子素子である。これら一対の電極から電子及び正孔を注入することにより、有機化合物層中の発光性有機化合物の励起子を生成し、該励起子が基底状態に戻る際に、有機発光素子は光を放出する。有機発光素子の最近の進歩は著しく、その特徴として、低駆動電圧、多様な発光波長、高速応答性、発光デバイスの薄型化・軽量化が可能であること等が挙げられる。
ところで、現在までに有機発光素子に適した化合物の創出が盛んに行われている。高性能の有機発光素子を提供するにあたり、素子寿命特性の優れた化合物の創出が重要であるからである。これまでに創出された化合物として、インドロカルバゾール誘導体1-aが、特許文献1に記載されている。
【0003】
TIFF
2025074582000001.tif
46
79
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2016/0233435号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の化合物1-aを含む有機発光素子は、耐久特性のさらなる改善が望まれる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされるものであり、その目的は、耐久特性が優れる有機化合物及び有機発光素子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る有機化合物は、下記一般式[1]または[2]で示されることを特徴とする。
【0007】
TIFF
2025074582000002.tif
61
82
一般式[1]において、L
1
,L
2
は、それぞれ独立に、直接結合、或いは、置換または無置換のベンゼンの残基、置換または無置換のナフタレンの残基、置換または無置換のフェナンスレンの残基、置換または無置換のトリフェニレンの残基及び置換または無置換の下記一般式[a]で示される化合物の残基からなる群から選ばれる少なくとも一種で構成される連結基である。
【0008】
TIFF
2025074582000003.tif
28
36
一般式[a]において、X
1
,X
2
は、それぞれ、O,S,Se,Teから独立に選ばれる。
HAr
1
は、下記一般式[b]乃至[d]で示される基から選ばれ、HAr
2
は、下記一般式[e]乃至[g]で示される基から選ばれる。一般式[b]乃至[g]で示される基は、さらに縮環を有してもよい。
【0009】
TIFF
2025074582000004.tif
78
137
一般式[b]乃至[g]において、X
3
乃至X
10
は、それぞれ、O,S,Se,Teから独立に選ばれる。一般式[b]乃至[d]において、*は、L
1
との結合位置を表す。一般式[e]乃至[g]において、*は、L
2
またはHとの結合位置を表す。
R
1
乃至R
6
は、それぞれ、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のシリル基から独立に選ばれる。
nは、0または1である。
【0010】
TIFF
2025074582000005.tif
65
109
一般式[2]において、L
3
は、置換または無置換のベンゼンの残基、置換または無置換のナフタレンの残基、置換または無置換のフェナンスレンの残基、置換または無置換のトリフェニレンの残基及び置換または無置換の下記一般式[h]乃至[j]で示される基からなる群から選ばれる少なくとも一種で構成される連結基である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
東ソー株式会社
炭素-窒素結合形成方法
1か月前
株式会社トクヤマ
四塩化炭素の製造方法
1か月前
株式会社トクヤマ
シロキサン類の回収方法
1か月前
株式会社トクヤマ
ビオチン誘導体の製造方法
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物
11日前
株式会社コスモス
液状炭化水素の増産方法
17日前
株式会社トクヤマ
ベンザゼピン化合物の製造方法
16日前
株式会社コスモス
液状炭化水素の増産方法
18日前
株式会社トクヤマ
ホルムアミド化合物の製造方法
5日前
日本特殊陶業株式会社
メタン製造装置
2か月前
信越化学工業株式会社
新規化合物
1か月前
artience株式会社
四塩基酸無水物の製造方法
1か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
1か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
1か月前
国立大学法人東京農工大学
深共晶溶媒
10日前
株式会社トクヤマ
サフィナミド若しくはその塩の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の保存溶液
1か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
2か月前
株式会社トクヤマ
アシル化ベンゼン誘導体の酸塩の製造方法
5日前
旭化成株式会社
トリオキサンの製造方法
1か月前
JNC株式会社
有機ケイ素化合物およびこれを用いた重合体
17日前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
9日前
国立大学法人京都大学
抗がん剤
4日前
公立大学法人大阪
カルボン酸化合物の製造方法
1か月前
国立大学法人岩手大学
反応性付与化合物
10日前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、および発光デバイス
1か月前
東京都公立大学法人
キチン系複合体
24日前
國立臺灣大學
ビスフェノールAの製造方法
19日前
学校法人東海大学
樹脂担持環状テルル化合物
1か月前
JX金属株式会社
高純度ギ酸銅
1か月前
キヤノン株式会社
複素環化合物及びそれを含む有機発光素子
1か月前
東ソー株式会社
芳香族化合物、有機半導体層、及び有機薄膜トランジスタ
1か月前
日華化学株式会社
ビナフトール系化合物を含む組成物
1か月前
株式会社トクヤマ
有機ケイ素化合物の製造方法
6日前
株式会社トクヤマ
有機ケイ素化合物の製造方法
2か月前
国立大学法人 東京大学
結晶、及びその製造方法
17日前
続きを見る
他の特許を見る