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公開番号
2025089597
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2025060674,2021122303
出願日
2025-04-01,2021-07-27
発明の名称
衝撃緩衝用リブ構造、パルプモールド緩衝材、包装材、及び包装システム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B65D
81/02 20060101AFI20250605BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】パルプモールド緩衝材の衝撃緩衝用リブ構造において、被包装体に掛かる衝撃加速度を従来仕様よりも低減できる衝撃緩衝用リブ構造を提供する。
【解決手段】本発明は、パルプモールド緩衝材の衝撃緩衝用リブ構造であって、天板と側壁からなり、底面が開口した中空の衝撃緩衝用リブ構造に関する。
この衝撃緩衝用リブ構造は、底面から天板までの距離を衝撃緩衝用リブ構造の高さとして、側壁の高さの半分以下の範囲に、開口部が少なくとも1つ設けられている。
これにより、リブ構造上部の剛性と下部の剛性が同程度となり、整合性を有することになるので、リブ構造全体を均一に圧縮及び/又は圧壊させることができる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
パルプモールド緩衝材の衝撃緩衝用リブ構造であって、
天板と側壁からなり、底面が開口した中空の衝撃緩衝用リブ構造において、
前記底面から前記天板までの距離を衝撃緩衝用リブ構造の高さとして、
前記側壁の前記高さの半分以下の範囲に、開口部が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする衝撃緩衝用リブ構造。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記側壁は、高さ方向に勾配を有し、
前記衝撃緩衝用リブ構造の前記高さ方向の断面で、かつ、前記側壁の外側表面において、
前記側壁の前記高さの中央位置から前記開口部の底面側の端までの、前記高さ方向に垂直な距離をaとして、
前記開口部の幅が、略2aであることを特徴とする請求項1に記載の衝撃緩衝用リブ構造。
【請求項3】
パルプモールド緩衝材の衝撃緩衝用リブ構造であって、
天板と側壁からなり、底面が開口した中空の衝撃緩衝用リブ構造において、
前記底面から前記天板までの距離を衝撃緩衝用リブ構造の高さとして、
前記側壁の前記高さの中央付近に、開口部が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする衝撃緩衝用リブ構造。
【請求項4】
パルプモールド緩衝材の衝撃緩衝用リブ構造であって、
天板と側壁からなり、底面が開口した中空の衝撃緩衝用リブ構造において、
前記底面から前記天板までの距離を衝撃緩衝用リブ構造の高さとして、
前記側壁の前記高さの半分以上の範囲に、開口部が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする記載の衝撃緩衝用リブ構造。
【請求項5】
前記開口部は、前記側壁の幅方向にそれぞれ均等な間隔で複数配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の衝撃緩衝用リブ構造。
【請求項6】
前記開口部の形状が、多角形又は円形であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の衝撃緩衝用リブ構造。
【請求項7】
前記衝撃緩衝用リブ構造は、角柱又は円柱であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の衝撃緩衝用リブ構造。
【請求項8】
前記衝撃緩衝用リブ構造は、四角柱であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の衝撃緩衝用リブ構造。
【請求項9】
被包装体の収容空間を有し、
請求項1乃至8のいずれか一項に記載の前記衝撃緩衝用リブ構造が少なくとも1つ設けられたパルプモールド緩衝材。
【請求項10】
前記衝撃緩衝用リブ構造の前記天板が、前記被包装体に当接することを特徴とする請求項9に記載のパルプモールド緩衝材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、衝撃緩衝用リブ構造、パルプモールド緩衝材、包装材、及び包装システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
循環型社会の実現に向け、シングルユースプラスチックの使用量削減が、様々な企業の環境経営方針に挙げられてきている。また、昨今の環境問題において、海洋プラスチックごみ問題などに対応するため、プラスチック製包装材の使用量削減が求められている。そのため、回収性及びリサイクル性に優れるパルプモールド製包装材の使用価値が一層高まってきている。
【0003】
パルプモールド製の緩衝材は、物流過程で受ける振動・落下衝撃により被包装体に掛かる衝撃、すなわち衝撃加速度を、それ自身の変形・座屈作用により緩衝できる。例えば、最大数百Gの衝撃加速度が被包装体に掛かる場合であっても、緩衝材を用いることで百G以下の衝撃加速度に低減できる技術が知られており、既に実施されている。
【0004】
図1に示す、従来仕様に係るパルプモールド緩衝材100は、被包装体の収容空間105を有し、衝撃緩衝機能をなす円柱又は角柱構造の衝撃緩衝用リブ構造110を設けて構成されることを基本としている。
【0005】
また、例えば特許文献1には、パルプモールド緩衝材の被包装体受け部にスリットを設け、それを被包装体の形状になじむように押しつぶすことで、被包装体を収容する領域を形成する構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
パルプモールド緩衝材を用いる精密機器用の包装材は、耐衝撃強度があまり高くなく、被包装体が破損するおそれがあった。そのため、衝撃加速度をより小さく低減する機能が、パルプモールド緩衝材に求められている。しかし、パルプモールド緩衝材の上記のような衝撃緩衝用リブ構造では、衝撃加速度低減の限界にきているという問題があった。
【0007】
そこで本発明は、パルプモールド緩衝材の衝撃緩衝用リブ構造において、衝撃加速度を従来仕様よりも低減できる衝撃緩衝用リブ構造の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は、パルプモールド緩衝材の衝撃緩衝用リブ構造であって、天板と側壁からなり、底面が開口した中空の衝撃緩衝用リブ構造において、前記底面から前記天板までの距離を衝撃緩衝用リブ構造の高さとして、前記側壁の前記高さの半分以下の範囲に、開口部が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする衝撃緩衝用リブ構造によって解決される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の衝撃緩衝用リブ構造は、側壁の前記高さの半分以下の範囲に、開口部が少なくとも1つ設けられている。これにより、リブ構造上部の剛性と下部の剛性が同程度となり、整合性を有することになるので、リブ構造全体を均一に圧縮及び/又は圧壊させることができる。リブ構造全体高さを活用した衝撃緩衝メカニズムとすることで、リブ構造全体のばね定数を低下でき、被包装体に掛かる衝撃加速度を従来仕様よりも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
従来仕様に係るパルプモールド緩衝材の斜視図である。
従来仕様に係る衝撃緩衝用リブ構造の斜視図である。
従来仕様における、側壁の圧縮変形を示す模式断面図である。
緩衝材の衝撃係数を示すグラフである
被包装体の底当たりを防止するクリアランスの一例を示す模式断面図である。
衝撃緩衝用リブ構造の勾配を有する側壁を示す模式断面図である。
周辺長さ(断面積)が変化する側壁を示す模式断面図である。
本発明の第1実施形態に係る衝撃緩衝用リブ構造の斜視図である。
第1実施形態における衝撃緩衝用リブ構造の変形を示す模式断面図である。
側壁に設けられた開口部の寸法を示す模式図である。
本発明の第2実施形態に係る衝撃緩衝用リブ構造の斜視図である。
第2実施形態における衝撃緩衝用リブ構造の変形を示す模式断面図である。
本発明の第3実施形態に係る衝撃緩衝用リブ構造の斜視図である。
第3実施形態における衝撃緩衝用リブ構造の変形を示す模式断面図である。
側壁に設けられた円形形状の開口部を示す模式図である。
本発明の衝撃緩衝用リブ構造が設けられたパルプモールド緩衝材を示す斜視図である。
検証試験その1における試験形態を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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