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公開番号2025088706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2024134451
出願日2024-08-09
発明の名称液体吐出装置、及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人ITOH
主分類B41J 2/17 20060101AFI20250604BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体を吐出しない状態における液体の乾燥を抑制すると共に、液体を吐出する状態において、ノズル面への結露付着を抑制する。
【解決手段】液体吐出装置103は、ノズル面1aを有し液体を吐出する液体吐出ヘッド10と、液体吐出ヘッドの温度を調整する温度調整機構20と、ノズル面1aを覆うキャップ40と、室内温度又はノズル面1aの周囲の温度を検出する温度センサ61と、温度センサ61によって検出された温度に基づいて、温度調整機構20を制御する制御部500と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ノズル面を有し液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドの温度を調整する温度調整機構と、
室内温度又は前記ノズル面の周囲の温度を検出する温度センサと、
前記温度センサによって検出された温度に基づいて、前記温度調整機構を制御する制御部と、を備える液体吐出装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記液体吐出ヘッドによる吐出動作が一定時間実行されない場合に、前記温度調整機構による温度調整を停止する請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記ノズル面を覆うキャップを備え、
前記キャップが前記ノズル面を覆っている状態において、前記キャップ内に湿潤液が充填されている請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
複数の前記液体吐出ヘッドを備え、
前記ノズル面を覆うキャップを備え、
前記キャップは、複数の前記液体吐出ヘッドの複数の前記ノズル面を覆う請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
ノズル面を有し液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドの温度を調整する温度調整機構と、
前記ノズル面を覆うキャップと、
室内温度又は前記ノズル面の周囲の温度を検出する温度センサと、
前記温度センサによって検出された温度、及び運転モードに基づいて、前記温度調整機構を制御する制御部と、を備え、
前記運転モードは、
前記液体吐出ヘッドから液体を吐出する液体吐出モードと、
前記ノズル面を前記キャップで覆って保湿する保湿モードと、を含む液体吐出装置。
【請求項6】
記録媒体を搬送する媒体搬送機構を備え、
前記制御部は、
前記記録媒体の種類に基づいて、前記温度調整機構を制御する請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記記録媒体の厚さが第1厚さよりも厚い第2厚さである場合に、前記記録媒体の厚さが前記第1厚さである場合と比較して、前記液体吐出ヘッドの温度が高い温度となるように、前記温度調整機構を制御する請求項6に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記液体吐出ヘッドの近傍の湿度を検出する湿度センサを備え、
前記制御部は、
前記湿度が第1湿度よりも高い第2湿度である場合に、前記湿度が前記第1湿度である場合と比較して、前記液体吐出ヘッドの温度が高い温度となるように、前記温度調整機構を制御する請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
記録媒体を搬送する媒体搬送機構を備え、
前記制御部は、
前記記録媒体の搬送速度が第1速度よりも速い第2速度である場合に、前記搬送速度が前記第2速度である場合と比較して、前記液体吐出ヘッドの温度が高い温度となるように、前記温度調整機構を制御する請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記液体が吐出された後の記録媒体を乾燥する乾燥部を備え、
前記制御部は、
前記乾燥部による設定温度が第1温度よりも高い第2温度である場合に、前記乾燥部による設定温度が前記第1温度である場合と比較して、前記液体吐出ヘッドの温度が高い温度となるように、前記温度調整機構を制御する請求項5に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置、及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
液体吐出装置として、供給対象へ供給される液体の温度を調整する温度調整手段と、供給対象の周辺の温度及び湿度を検出する検出手段と、検出された温度及び湿度に基づいて露点温度を導出する露点温度導出手段と、温度調整手段を制御して、液体の温度を露点温度以上にすることで結露防止策を実行する結露防止処理手段とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来技術では、印刷中を想定して露点温度を設定し、温度調整手段により、液体の温度を露点温度以上にすると、液体の温度が室内温度よりも高くなるおそれがある。例えば、液体を吐出していない非印刷状態において、液体の温度が室内温度よりも高い場合には、ノズル内の液体が乾燥しやすくなる。例えば、非印刷状態を想定して液体の温度を設定した場合には、印刷中においてノズル面への結露付着を防止できないおそれがある。
【0004】
本発明は、液体を吐出しない状態における液体の乾燥を抑制すると共に、液体を吐出する状態において、ノズル面への結露付着を抑制することが可能な液体吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る液体吐出装置は、ノズル面を有し液体を吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドの温度を調整する温度調整機構と、室内温度又はノズル面の周囲の温度を検出する温度センサと、温度センサによって検出された温度に基づいて、温度調整機構を制御する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、液体を吐出しない状態における液体の乾燥を抑制すると共に、液体を吐出する状態において、ノズル面への結露付着を抑制することが可能な液体吐出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の一例を示す概略図である。
液体吐出ヘッドの一例を示す斜視図である。
第1実施例に係るノズル板を示す底面図である。
液体吐出ヘッド、及び温度調整機構を示す概略図であり、液体吐出ヘッドからインクを吐出している状態を示す図である。
液体吐出ヘッド、温度調整機構、及びキャップを示す概略図であり、キャップがノズル面を覆っている状態を示す図である。
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る制御部の機能ブロック図である。
室内温度と温度調整機構における設定温度との関係を示すグラフである。
制御部における処理の一例を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る液体吐出システムの一例を示す概略図である。
本発明の一実施形態に係るDFEのハードウエア構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
第1変形例に係るノズル板を示す底面図である。
第2変形例に係るノズル板を示す底面図である。
第3変形例に係るノズル板を示す底面図である。
第4変形例に係るノズル板を示す底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態に係る液体吐出装置について、図面を参照しながら説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く場合がある。
【0009】
[実施形態に係る液体吐出装置103]
図1は、本発明の一実施形態に係る液体吐出装置103の一例を示す概略図である。液体吐出装置103は、記録媒体P上に画像を形成する画像形成装置でもよい。液体吐出装置103は、制御部500と、ヘッドユニット3と、アンワインダー5と、乾燥部6と、リワインダー7とを備える。液体吐出装置103は、記録媒体Pを搬送する媒体搬送機構50を備える。媒体搬送機構50は、アンワインダー5、及びリワインダー7を有する。
【0010】
液体吐出装置103は、記録媒体Pにインク滴を吐出して画像を形成する。記録媒体Pは、用紙でもよい。記録媒体Pは、例えばロール紙でもよい。インクは液滴の一例である。記録媒体Pの搬送方向は、記録媒体Pの長手方向に沿う。
(【0011】以降は省略されています)

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