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公開番号
2025097330
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023213455
出願日
2023-12-19
発明の名称
窒素被覆金属粒子の製造方法
出願人
株式会社日本触媒
代理人
主分類
B22F
1/16 20220101AFI20250624BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】
粉末冶金や3Dプリンタ用の原料粉体としての流動性が高い、窒素被覆金属粒子を提供する。
【解決手段】
窒素被覆金属粒子の製造方法であって、金属粒子を窒素雰囲気下、500℃以上融点以下で加熱する窒化工程を含み、窒素被覆金属粒子のカーの流動性指数が70以上であることを特徴とする窒素被覆金属粒子の製造方法である。さらに、可溶性炭素材料と接触させる炭素被覆工程を含むことを特徴とする窒素被覆金属粒子の製造方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
窒素被覆金属粒子の製造方法であって、
金属粒子を窒素雰囲気下、500℃以上融点以下で加熱する窒化工程を含み、
窒素被覆金属粒子のカーの流動性指数が70以上であることを特徴とする窒素被覆金属粒子の製造方法。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
可溶性炭素材料と接触させる炭素被覆工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の窒素被覆金属粒子の製造方法。
【請求項3】
燃焼-赤外線吸収法による炭素含有量が0.01質量%以上であることを特徴とする請求項2に記載の窒素被覆金属粒子の製造方法。
【請求項4】
不活性ガス融解法による、窒素含有量が0.1質量%以上であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の窒素被覆金属粒子の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流動性が高い窒素被覆金属粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
金属および合金は幅広い分野で使用されている。またその粉体である金属粒子、合金粒子は粉末冶金、3Dプリンタ、溶接などの用途で使用されている。
【0003】
粉体ではない例えば板状の金属において、表面の強度向上、耐食性(例えば耐酸性)や流動性を向上する目的で、アンモニア処理や、窒素の固溶による窒化処理や(特許文献1
、非特許文献1)、気相製膜による炭素被覆が検討されている(非特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-078224号公報
【非特許文献】
【0005】
C.Cuiほか、metals、10(1)、61
宮野真一ほか、炭素、No.247、p54-58(2011)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の通り、金属粒子は各種用途での使用が成されているが、流動性に乏しい課題があった。例えば粉末冶金では型枠への充填において、その流動性が重要となり、3Dプリンタ用途でも型枠への充填や、細いノズルを移送するために流動性が重要となる。また、窒素および、炭素成分の残留も課題であった。
【0007】
上記の通り、粉体ではない鉄鋼やステンレス鋼に対しては窒化処理や炭素被覆が検討されているが、粉体のような微細構造への、薬剤を用いる窒化処理法では、反応性が高すぎるため有害なガスが発生するなど、良好な処理が困難であった。また、溶融した金属に窒素を固溶する場合、そのプロセスが煩雑であった。さらに、炭素被覆においても、気相法では、粒子同士の接触する部分などに被覆させることが困難であった。
【0008】
本発明は上記状況に鑑み、粉末冶金や3Dプリンタ、溶接用途等に有用である、高い流動性(取り扱い性などに影響)、焼結や加熱後の粒界の高い結合性(強度や硬度などに影響)、焼結や加熱後の粒界の高い緻密性(充填性に影響)などを発現できる、窒素被覆金属粒子の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記目的を達成する為に種々検討を行ない、本発明に想到した。
すなわち、窒素被覆金属粒子の製造方法であって、金属粒子を窒素雰囲気下、500℃以上融点以下で加熱する窒化工程を含み、窒素被覆金属粒子のカーの流動性指数が70以上であることを特徴とする窒素被覆金属粒子の製造方法である。さらに、可溶性炭素材料と接触させる炭素被覆工程を含むことを特徴とする窒素被覆金属粒子の製造方法である
【発明の効果】
【0010】
本発明の製造方法を用いることで、流動性が高い窒素被覆金属粒子を提供することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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