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公開番号2025091684
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207087
出願日2023-12-07
発明の名称プログラムおよび映像音声制御装置
出願人株式会社カプコン
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類A63F 13/54 20140101AFI20250612BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】仮想カメラの位置の切替時に生じる音の違和感を緩和する。
【解決手段】カメラ制御部は、仮想カメラCの位置を、第1カメラ位置CP1から、仮想空間内の所定のオブジェクトから第1カメラ位置CP1よりも離れる第2カメラ位置CP2に切り替えるカメラ位置切替処理を、所定条件が満たされたときに実行する。集音点制御部は、仮想マイクMを、仮想カメラCの位置に対して所定の位置関係を維持するように仮想カメラCと連動させる連動制御と、カメラ位置切替処理時に、仮想マイクMの位置を、第1カメラ位置CP1に対して所定の位置関係となる第1マイク位置MP1から、第2カメラ位置CP2に対して所定の位置関係となる対応位置MPCよりもオブジェクトに近い第2マイク位置MP2に切り替えるマイク位置切替制御とを行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
１つのコンピュータまたは共働する複数のコンピュータを有するコンピュータシステムを、
仮想空間内に配置された仮想カメラにより得られた映像をディスプレイに再生させる映像再生部と、
前記仮想カメラの位置を、第１カメラ位置から、仮想空間内の所定のオブジェクトから前記第１カメラ位置よりも離れる第２カメラ位置に切り替えるカメラ位置切替処理を、所定条件が満たされたときに実行するカメラ制御部と、
前記仮想空間内に配置された仮想マイクにより得られた音をスピーカに再生させる音声再生部と、
前記仮想マイクを、前記仮想カメラの位置に対して所定の位置関係を維持するように前記仮想カメラと連動させる連動制御と、前記カメラ位置切替処理時に、前記仮想マイクの位置を、前記第１カメラ位置に対して前記所定の位置関係となる第１マイク位置から、前記第２カメラ位置に対して前記所定の位置関係となる対応位置よりも前記オブジェクトに近い第２マイク位置に切り替えるマイク位置切替制御とを行う集音点制御部として機能させる
プログラム。
続きを表示（約 480 文字）【請求項２】
請求項１のプログラムにおいて、
前記カメラ制御部は、前記仮想カメラの位置を、前記第２カメラ位置から前記第１カメラ位置に戻すカメラ位置復帰処理を、前記所定条件が満たされなくなったときに実行し、
前記集音点制御部は、前記カメラ位置復帰処理時に、前記仮想マイクの位置を、前記第２マイク位置から前記第１マイク位置に戻すマイク位置復帰制御をさらに行う
プログラム。
【請求項３】
請求項１のプログラムにおいて、
前記第１カメラ位置は、前記オブジェクトの視点であり、前記第２カメラ位置は、前記オブジェクトを視界内に捉える位置である
プログラム。
【請求項４】
請求項１のプログラムにおいて、
前記第１カメラ位置及び前記第２カメラ位置は、前記オブジェクトを視界内に捉える位置である
プログラム。
【請求項５】
請求項１～４のいずれか１項のプログラムを記憶する記憶部と、
前記プログラムを実行する制御部とを備える
映像音声制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、プログラムおよび映像音声制御装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、複数の音源オブジェクトと仮想マイクと仮想カメラとが配置された仮想三次元空間を実現するゲームシステムが開示されている。このゲームシステムでは、複数の音源オブジェクトから再生された音声を仮想マイクで受けたときの各音声の音量および定位に基づいて音声信号を生成する。また、仮想カメラは仮想三次元空間において仮想マイクと同じ位置に配置され、仮想カメラで撮影された画像が、モニタに表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－０９４１６０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１のようなゲームシステムにおいて、仮想カメラの位置を、第１カメラ位置から、仮想空間内の所定のオブジェクトから前記第１カメラ位置よりも離れる第２カメラ位置に切り替えた場合に、仮想マイクを仮想カメラと連動させて仮想カメラと同じ位置に移動させると、急に音量が変化し、違和感が生じるおそれがある。
【０００５】
本開示の目的は、仮想カメラの位置の切替時に生じる音の違和感を緩和することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
第１の態様は、１つのコンピュータまたは共働する複数のコンピュータを有するコンピュータシステムを、
仮想空間内に配置された仮想カメラにより得られた映像をディスプレイに再生させる映像再生部と、
前記仮想カメラの位置を、第１カメラ位置から、仮想空間内の所定のオブジェクトから前記第１カメラ位置よりも離れる第２カメラ位置に切り替えるカメラ位置切替処理を、所定条件が満たされたときに実行するカメラ制御部と、
前記仮想空間内に配置された仮想マイクにより得られた音をスピーカに再生させる音声再生部と、
前記仮想マイクを、前記仮想カメラの位置に対して所定の位置関係を維持するように前記仮想カメラと連動させる連動制御と、前記カメラ位置切替処理時に、前記仮想マイクの位置を、前記第１カメラ位置に対して前記所定の位置関係となる第１マイク位置から、前記第２カメラ位置に対して前記所定の位置関係となる対応位置よりも前記オブジェクトに近い第２マイク位置に切り替えるマイク位置切替制御とを行う集音点制御部として機能させる
プログラムである。
【０００７】
第１の態様において、
前記カメラ制御部は、前記仮想カメラの位置を、前記第２カメラ位置から前記第１カメラ位置に戻すカメラ位置復帰処理を、前記所定条件が満たされなくなったときに実行し、
前記集音点制御部は、前記カメラ位置復帰処理時に、前記仮想マイクの位置を、前記第２マイク位置から前記第１マイク位置に戻すマイク位置復帰制御をさらに行ってもよい。
【０００８】
第１の態様において、
前記第１カメラ位置は、前記オブジェクトの視点であり、前記第２カメラ位置は、前記オブジェクトを視界内に捉える位置であってもよい。
【０００９】
第１の態様において、
前記第１カメラ位置及び前記第２カメラ位置は、前記オブジェクトを視界内に捉える位置であってもよい。
【００１０】
第２の態様は、前記第１の態様のプログラムを記憶した記憶部と、
前記プログラムを実行する制御部と、
を備える映像音声制御装置である。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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