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公開番号
2025092682
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2025060883,2021025277
出願日
2025-04-02,2021-02-19
発明の名称
ポリエステル系粘着剤組成物、ポリエステル系粘着剤および粘着シート
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
167/00 20060101AFI20250612BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】各種被着体に対する粘着力に優れ、さらに保持力およびタック性に優れる粘着剤
組成物を提供する。
【解決手段】多価カルボン酸類(a1)由来の構造単位およびポリオール(a2)由来の
構造単位を有するポリエステル系樹脂(A)および数平均分子量が400~8000の石
油樹脂系粘着付与剤(B)を含有し、上記数平均分子量が400~8000の石油樹脂系
粘着付与剤(B)の含有量が、ポリエステル系樹脂(A)100重量部に対して0.01
~50重量部であるポリエステル系粘着剤組成物とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
多価カルボン酸類(a1)由来の構造単位およびポリオール(a2)由来の構造単位を
有するポリエステル系樹脂(A)および数平均分子量が400~8000の石油樹脂系粘
着付与剤(B)を含有し、上記数平均分子量が400~8000の石油樹脂系粘着付与剤
(B)の含有量が、ポリエステル系樹脂(A)100重量部に対して0.01~50重量
部であることを特徴とするポリエステル系粘着剤組成物。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
上記石油樹脂系粘着付与剤(B)が、芳香環構造を有することを特徴とする請求項1記
載のポリエステル系粘着剤組成物。
【請求項3】
上記石油樹脂系粘着付与剤(B)の軟化点が、30~200℃であることを特徴とする
請求項1または2記載のポリエステル系粘着剤組成物。
【請求項4】
上記石油樹脂系粘着付与剤(B)の酸価が、5mgKOH/g以下であることを特徴と
する請求項1~3のいずれか一項に記載の粘着剤組成物。
【請求項5】
上記ポリエステル系樹脂(A)のガラス転移温度が、-80~20℃であることを特徴
とする請求項1~4のいずれか一項に記載のポリエステル系粘着剤組成物。
【請求項6】
上記ポリエステル系樹脂(A)のエステル結合濃度が、3~9mmol/gであること
を特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のポリエステル系粘着剤組成物。
【請求項7】
さらに、加水分解抑制剤(C)を含有することを特徴とする請求項1~6のいずれか一
項に記載のポリエステル系粘着剤組成物。
【請求項8】
さらに、架橋剤(D)を含有することを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載
のポリエステル系粘着剤組成物。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載のポリエステル系粘着剤組成物が架橋されてなるこ
とを特徴とするポリエステル系粘着剤。
【請求項10】
請求項9記載のポリエステル系粘着剤を含有する粘着剤層を有することを特徴とする粘
着シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエステル系粘着剤組成物、ポリエステル系粘着剤および粘着シートに関
し、さらに詳しくは、各種被着体に対する粘着力に優れ、さらに保持力およびタック性に
優れるポリエステル系粘着剤組成物、ポリエステル系粘着剤および粘着シートに関するも
のである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ポリエステル系樹脂は、多価カルボン酸成分とポリオール成分とを組み合わせる
ことにより、耐薬品性、耐可塑剤性、機械的強度等に優れたものとなることが知られてお
り、接着剤(粘着剤)の分野でも検討されている。
【0003】
また、近年では、部品や部材の小型化、薄層化に伴い、粘着剤も小面積においても高い
粘着力が求められており、粘着力を向上させる方法として、例えば、特許文献1において
は、ポリエステルと粘着付与剤を含有するポリエステル系粘着剤組成物が提案されている
。
さらに、特許文献2においては、ポリエステル、耐加水分解剤、粘着付与剤、および、
架橋剤を含有するポリエステル系粘着剤組成物であって、特定酸価、特定軟化点の粘着付
与剤をポリエステル100重量部に対して20~100重量部含有するポリエステル系粘
着剤組成物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-169419号公報
特開2015-134906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1および特許文献2の開示技術では、ロジンエステルやテルペ
ン樹脂等の高軟化点の粘着付与剤を配合している。一般的に、高温での凝集力を付与する
ために高軟化点の粘着付与剤を配合することがよく行われるが、かかる粘着付与剤では、
常温におけるタック性の低下や、黄変、白濁等の外観変化が生じる等の問題が残るもので
あった。
また、特許文献1および特許文献2に記載のテルペン樹脂系の粘着付与剤は極性が低く
、ポリエステル系樹脂との相溶性の点での懸念もあった。
【0006】
そこで、本発明ではこのような背景下において、各種被着体に対する粘着力に優れ、さ
らに保持力およびタック性に優れるポリエステル系粘着剤組成物を提供することを目的と
するものであり、さらに、ポリエステル系粘着剤および粘着シートも提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
しかるに、本発明者は、かかる事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、ポリエステル系樹脂
と粘着付与剤を含有するポリエステル系粘着剤組成物において、粘着付与剤として、特定
の数平均分子量を有する石油樹脂系粘着付与剤を、特定含有比率で用いることにより、各
種被着体に対する粘着力に優れ、さらに保持力およびタック性に優れるポリエステル系粘
着剤組成物を得ることができることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、多価カルボン酸類(a1)由来の構造単位およびポリオール(a
2)由来の構造単位を有するポリエステル系樹脂(A)および数平均分子量が400~8
000の石油樹脂系粘着付与剤(B)を含有し、上記数平均分子量が400~8000の
石油樹脂系粘着付与剤(B)の含有量が、ポリエステル系樹脂(A)100重量部に対し
て0.01~50重量部であるポリエステル系粘着剤組成物を第1の要旨とする。
【0009】
また、本発明は、上記ポリエステル系粘着剤組成物が架橋されてなるポリエステル系粘
着剤を第2の要旨とし、上記ポリエステル系粘着剤を含有する粘着剤層を有する粘着シー
トを第3の要旨とする。
【0010】
ポリエステル系粘着剤において、一般的には、被着体への粘着力を向上させるために粘
着付与剤を配合する。この場合、従来公知の粘着付与剤、例えば、テルペン系樹脂、フェ
ノール系樹脂、ロジン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、共重合系石油樹脂
、脂環族系石油樹脂、キシレン樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ケトン系樹脂
、エラストマー系樹脂等を用いることができるが、通常は、粘着強度やタック性の点から
、テルペン系樹脂やロジン系樹脂がよく用いられる一方で、ポリエステル系樹脂との相溶
性が悪い点や、高い酸価により加水分解が進行してしまうといった問題があった。また、
石油樹脂は極性が低いため、極性の高いポリエステル系樹脂との相溶性に劣る点やタック
性が低下する点から実用的には用いられないと考えられるところである。しかし、本発明
において、ポリエステル系樹脂をベース樹脂とする場合に、敢えてポリエステル系樹脂に
石油樹脂系粘着付与剤を配合させたところ、意外にも粘着力やタック性が低下することも
なく、むしろ、粘着力、保持力およびタック性に優れ、本発明の目的を達成することがで
きたものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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