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公開番号2025092728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2025061632,2020177703
出願日2025-04-03,2020-10-23
発明の名称眼科観察装置、眼科画像処理装置、眼科画像処理方法、プログラム、及び記録媒体
出願人株式会社トプコン
代理人個人
主分類A61B 3/13 20060101AFI20250612BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】眼科観察を容易化するための新たな技術を提供する。
【解決手段】実施形態の眼科観察装置は、被検眼を撮影して第1動画像を生成し、第1動画像に含まれる静止画像に対して所定の画像パラメータの異なる複数の値を用いた第1画像処理をそれぞれ適用して複数の加工画像を作成して表示する。加工画像の選択指示がなされると、眼科観察装置は、選択された加工画像に対応する画像パラメータの値に基づく第2画像処理を、当該選択指示の後に生成された第2動画像に適用して表示する。眼科観察装置は、ユーザーの識別子を受け付け、第2画像処理に用いられた画像パラメータの値を当該識別子に関連付けて記録する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼を観察するための眼科観察装置であって、
前記被検眼を撮影して第1動画像を生成する動画像生成部と、
前記第1動画像に含まれる静止画像に対して所定の画像パラメータの異なる複数の値を用いた第1画像処理をそれぞれ適用して複数の加工画像を作成する画像処理部と、
前記複数の加工画像を第1表示装置に表示させる表示制御部と、
前記第1表示装置に表示された前記複数の加工画像のうちから少なくとも1つの加工画像を選択するための指示を受け付ける指示受付部と
を含み、
前記画像処理部は、前記少なくとも1つの加工画像に対応する前記画像パラメータの少なくとも1つの値に基づく第2画像処理を、前記指示受付部を用いて前記少なくとも1つの加工画像の選択が行われた後に前記動画像生成部により生成される第2動画像に適用し、
前記表示制御部は、前記第2画像処理が適用された前記第2動画像を第2表示装置に表示させ、
ユーザーの識別子を受け付ける識別子受付部と、
前記第2画像処理に用いられた前記画像パラメータの前記1つの値を、前記識別子受付部により受け付けられた前記識別子に関連付けて記録する記録部と
を更に含む、
眼科観察装置。
続きを表示(約 4,500 文字)【請求項2】
被検眼を観察するための眼科観察装置であって、
前記被検眼を撮影して第1動画像を生成する動画像生成部と、
前記第1動画像に含まれる静止画像に対して所定の画像パラメータの異なる複数の値を用いた第1画像処理をそれぞれ適用して複数の加工画像を作成する画像処理部と、
前記複数の加工画像を第1表示装置に表示させる表示制御部と、
前記第1表示装置に表示された前記複数の加工画像のうちから少なくとも1つの加工画像を選択するための指示を受け付ける指示受付部と
を含み、
前記画像処理部は、前記少なくとも1つの加工画像に対応する前記画像パラメータの少なくとも1つの値に基づく第2画像処理を、前記指示受付部を用いて前記少なくとも1つの加工画像の選択が行われた後に前記動画像生成部により生成される第2動画像に適用し、
前記表示制御部は、前記第2画像処理が適用された前記第2動画像を第2表示装置に表示させ、
前記被検眼に対する医療行為の属性を示す属性情報を取得する属性情報取得部と、
前記第2画像処理に用いられた前記画像パラメータの前記1つの値を、前記属性情報取得部により取得された前記属性情報に関連付けて記録する記録部と
を更に含む、
眼科観察装置。
【請求項3】
被検眼を観察するための眼科観察装置であって、
前記被検眼を撮影して第1動画像を生成する動画像生成部と、
前記第1動画像に含まれる静止画像に対して所定の画像パラメータの異なる複数の値を用いた第1画像処理をそれぞれ適用して複数の加工画像を作成する画像処理部と、
前記複数の加工画像を第1表示装置に表示させる表示制御部と、
前記第1表示装置に表示された前記複数の加工画像のうちから少なくとも1つの加工画像を選択するための指示を受け付ける指示受付部と
を含み、
前記画像処理部は、前記少なくとも1つの加工画像に対応する前記画像パラメータの少なくとも1つの値に基づく第2画像処理を、前記指示受付部を用いて前記少なくとも1つの加工画像の選択が行われた後に前記動画像生成部により生成される第2動画像に適用し、
前記表示制御部は、前記第2画像処理が適用された前記第2動画像を第2表示装置に表示させ、
ユーザーの識別子を受け付ける識別子受付部と、
前記被検眼に対する医療行為の属性を示す属性情報を取得する属性情報取得部と、
前記第2画像処理に用いられた前記画像パラメータの前記1つの値を、前記識別子受付部により受け付けられた前記識別子と前記属性情報取得部により取得された前記属性情報とに関連付けて記録する記録部と
を更に含む、
眼科観察装置。
【請求項4】
過去に前記記録部により記録された前記画像パラメータの値のうちから少なくとも1つの値を選択する選択部を更に含み、
前記画像処理部は、前記選択部により選択された前記少なくとも1つの値に基づく画像処理を、前記動画像生成部により生成された第3動画像に適用する、
請求項1~3のいずれかの眼科観察装置。
【請求項5】
前記記録部は、前記第2動画像が生成されたときの撮影条件を前記画像パラメータの前記1つの値に関連付けて記録し、
前記選択部は、前記選択部により選択された前記少なくとも1つの値に関連付けられた撮影条件を更に選択し、
前記選択部によりそれぞれ選択された前記少なくとも1つの値及び前記撮影条件に基づいて前記画像パラメータの値を決定する決定部を更に含み、
前記画像処理部は、前記決定部により決定された前記画像パラメータの前記値を用いた画像処理を前記第3動画像に適用し、
前記決定部は、撮影条件の変化と画像パラメータの値との間の関係を用い、前記選択部により選択された前記撮影条件から前記第3動画像の撮影条件への変化を前記関係に当てはめることにより、前記選択部により選択された前記撮影条件から前記第3動画像の前記撮影条件への変化に応じて、前記選択部により選択された前記画像パラメータの前記少なくとも1つの値を調整する、
請求項4の眼科観察装置。
【請求項6】
被検眼の画像を処理する眼科画像処理装置であって、
前記被検眼の第1動画像を受け付ける動画像受付部と、
前記第1動画像に含まれる静止画像に対して所定の画像パラメータの異なる複数の値を用いた第1画像処理をそれぞれ適用して複数の加工画像を作成する画像処理部と、
前記複数の加工画像を第1表示装置に表示させる表示制御部と、
前記第1表示装置に表示された前記複数の加工画像のうちから少なくとも1つの加工画像を選択するための指示を受け付ける指示受付部と
を含み、
前記画像処理部は、前記少なくとも1つの加工画像に対応する前記画像パラメータの少なくとも1つの値に基づく第2画像処理を、前記指示に基づく前記少なくとも1つの加工画像の選択が行われた後に前記動画像受付部により受け付けられた前記被検眼の第2動画像に適用し、
前記表示制御部は、前記第2画像処理が適用された前記第2動画像を第2表示装置に表示させ、
ユーザーの識別子を受け付ける識別子受付部と、
前記第2画像処理に用いられた前記画像パラメータの前記1つの値を、前記識別子受付部により受け付けられた前記識別子に関連付けて記録する記録部と
を更に含む、
眼科画像処理装置。
【請求項7】
被検眼の画像を処理する眼科画像処理装置であって、
前記被検眼の第1動画像を受け付ける動画像受付部と、
前記第1動画像に含まれる静止画像に対して所定の画像パラメータの異なる複数の値を用いた第1画像処理をそれぞれ適用して複数の加工画像を作成する画像処理部と、
前記複数の加工画像を第1表示装置に表示させる表示制御部と、
前記第1表示装置に表示された前記複数の加工画像のうちから少なくとも1つの加工画像を選択するための指示を受け付ける指示受付部と
を含み、
前記画像処理部は、前記少なくとも1つの加工画像に対応する前記画像パラメータの少なくとも1つの値に基づく第2画像処理を、前記指示に基づく前記少なくとも1つの加工画像の選択が行われた後に前記動画像受付部により受け付けられた前記被検眼の第2動画像に適用し、
前記表示制御部は、前記第2画像処理が適用された前記第2動画像を第2表示装置に表示させ、
前記被検眼に対する医療行為の属性を示す属性情報を取得する属性情報取得部と、
前記第2画像処理に用いられた前記画像パラメータの前記1つの値を、前記属性情報取得部により取得された前記属性情報に関連付けて記録する記録部と
を更に含む、
眼科画像処理装置。
【請求項8】
被検眼の画像を処理する眼科画像処理装置であって、
前記被検眼の第1動画像を受け付ける動画像受付部と、
前記第1動画像に含まれる静止画像に対して所定の画像パラメータの異なる複数の値を用いた第1画像処理をそれぞれ適用して複数の加工画像を作成する画像処理部と、
前記複数の加工画像を第1表示装置に表示させる表示制御部と、
前記第1表示装置に表示された前記複数の加工画像のうちから少なくとも1つの加工画像を選択するための指示を受け付ける指示受付部と
を含み、
前記画像処理部は、前記少なくとも1つの加工画像に対応する前記画像パラメータの少なくとも1つの値に基づく第2画像処理を、前記指示に基づく前記少なくとも1つの加工画像の選択が行われた後に前記動画像受付部により受け付けられた前記被検眼の第2動画像に適用し、
前記表示制御部は、前記第2画像処理が適用された前記第2動画像を第2表示装置に表示させ、
ユーザーの識別子を受け付ける識別子受付部と、
前記被検眼に対する医療行為の属性を示す属性情報を取得する属性情報取得部と、
前記第2画像処理に用いられた前記画像パラメータの前記1つの値を、前記識別子受付部により受け付けられた前記識別子と前記属性情報取得部により取得された前記属性情報とに関連付けて記録する記録部と
を更に含む、
眼科画像処理装置。
【請求項9】
被検眼の画像を処理する眼科画像処理方法であって、
前記被検眼の第1動画像を受け付け、
前記第1動画像に含まれる静止画像に対して所定の画像パラメータの異なる複数の値を用いた第1画像処理をそれぞれ適用して複数の加工画像を作成し、
前記複数の加工画像を表示し、
表示された前記複数の加工画像のうちから少なくとも1つの加工画像を選択するための指示を受け付け、
前記指示に基づく前記少なくとも1つの加工画像の選択が行われた後に、前記被検眼の第2動画像を受け付け、
前記少なくとも1つの加工画像に対応する前記画像パラメータの少なくとも1つの値に基づく第2画像処理を前記第2動画像に適用し、
前記第2画像処理が適用された前記第2動画像を表示し、
ユーザーの識別子を受け付け、
前記第2画像処理に用いられた前記画像パラメータの前記1つの値を、受け付けられた前記識別子に関連付けて記録する、
眼科画像処理方法。
【請求項10】
被検眼の画像を処理する眼科画像処理方法であって、
前記被検眼の第1動画像を受け付け、
前記第1動画像に含まれる静止画像に対して所定の画像パラメータの異なる複数の値を用いた第1画像処理をそれぞれ適用して複数の加工画像を作成し、
前記複数の加工画像を表示し、
表示された前記複数の加工画像のうちから少なくとも1つの加工画像を選択するための指示を受け付け、
前記指示に基づく前記少なくとも1つの加工画像の選択が行われた後に、前記被検眼の第2動画像を受け付け、
前記少なくとも1つの加工画像に対応する前記画像パラメータの少なくとも1つの値に基づく第2画像処理を前記第2動画像に適用し、
前記第2画像処理が適用された前記第2動画像を表示し、
前記被検眼に対する医療行為の属性を示す属性情報を取得し、
前記第2画像処理に用いられた前記画像パラメータの前記1つの値を、取得された前記属性情報に関連付けて記録する、
眼科画像処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、眼科観察装置、眼科画像処理装置、眼科画像処理方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
眼科観察装置は、患者の眼(被検眼と呼ぶ)を観察するための装置である。眼科観察は、検査、手術、治療などの様々な場面において被検眼の状態を把握するために行われる。
【0003】
旧来の眼科観察装置は、対物レンズや変倍光学系により得られた拡大像を接眼レンズを介してユーザーに提供するものであったが、近年の眼科観察装置には、対物レンズや変倍光学系により得られた拡大像を撮像素子で撮影し、得られた撮影像を表示するように構成されたものがある(第1の態様の眼科観察装置)。そのような眼科観察装置として、スリットランプ顕微鏡、手術用顕微鏡、眼底カメラなどがある。また、レフラクトメーター、ケラトメーター、眼圧計、スペキュラーマイクロスコープ、ウェーブフロントアナライザー、マイクロペリメーターといった各種の眼科検査装置にも、第1の態様の眼科観察装置としての機能が設けられている。
【0004】
更に、近年の眼科観察装置には、光走査を用いたものもある(第2の態様の眼科観察装置)。そのような眼科装置として、走査型レーザー検眼鏡(SLO)、光コヒーレンストモグラフィ(OCT)装置などがある。
【0005】
一般に、眼科観察装置は、被検眼の動画像をユーザー(例えば、医師などの医療従事者)に提供する。第1の態様の眼科観察装置は、典型的には、赤外光及び/又は可視光を照明光とした動画撮影と、それにより得られた画像のリアルタイム動画表示とを実行するように構成されている。一方、第2の態様の眼科観察装置は、典型的には、反復的な光走査によるデータ収集と、逐次に収集されるデータセットに基づくリアルタイム画像再構成と、逐次に再構成された画像のリアルタイム動画表示とを実行するように構成されている。このようにして提供されるリアルタイム動画像を観察画像と呼ぶ。
【0006】
良好な観察画像を提供するためには画像品質の調整を行うことが必要であるが、望まれる画像品質はユーザーによって異なり、また、検査や手術の種類やフェーズにおいても異なる。例えば、或る医師は赤みがかった色合いの画像が好みであり、別の医師は緑がかった色合いの画像が好みであったりする。また、最も一般的な眼科手術の1つである白内障手術は、アライメント、創口作成、眼粘弾剤注入、前嚢切開(CCC)、水晶体乳化吸引、水晶体皮質吸引、眼内レンズ(IOL)挿入、IOLセンタリング、眼粘弾剤除去、創口閉鎖といった手順で行われるが、医師が望む画像品質がフェーズ毎に異なる場合がある。更に、注目部位の像の品質を選択的に高めたい場合もある。また、被検眼の状態によって望まれる画像品質が異なる場合もある。
【0007】
このように、観察画像に望まれる品質は様々であるが、従来の典型的な眼科観察装置では画像品質の調整をその都度手動で行っていたため、非常に煩雑で手間が掛かる上、検査や手術の長時間化を招く要因の1つとなっていた。一方、画像品質の調整を自動で行うことも考えられるが、望まれる画像品質の多様性を考慮すると、結局、手動で調整を行うこととなってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2003-310556号公報
特開2009-118955号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の1つの目的は、眼科観察を容易化するための新たな技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
幾つかの例示的な態様は、被検眼を観察するための眼科観察装置であって、前記被検眼を撮影して第1動画像を生成する動画像生成部と、前記第1動画像に含まれる静止画像に対して所定の画像パラメータの異なる複数の値を用いた第1画像処理をそれぞれ適用して複数の加工画像を作成する画像処理部と、前記複数の加工画像を第1表示装置に表示させる表示制御部とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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