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公開番号2025093005
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208474
出願日2023-12-11
発明の名称鞍乗型車両
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B62J 40/10 20200101AFI20250616BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】鞍乗型車両の空気抵抗を適切に減少させることができ、かつ、熱交換器の冷却効率を向上させることができる鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】鞍乗型車両1は、パワーユニット7と熱交換器21とカウル31と開閉部材51と温度検出器81と制御部90を備える。熱交換器21は、パワーユニット7よりも前方に配置される。カウル31は、鞍乗型車両1の側面視において熱交換器21と重なる。カウル31は、導入口32と放出口33を有する。導入口32は、熱交換器21よりも前方に配置される。放出口33は、熱交換器21よりも後方に配置される。開閉部材51は、放出口33を開閉可能である。温度検出器81は、熱交換器21内を流れる液体の温度を検出する。制御部90は温度検出器81の検出結果に基づいて開閉部材51を制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
パワーユニットと、
前記パワーユニットよりも前方に配置される熱交換器と、
鞍乗型車両の側面視において前記熱交換器と重なるカウルであって、前記熱交換器よりも前方に配置される導入口と、前記熱交換器よりも後方に配置される放出口と、を有する前記カウルと、
前記放出口を開閉可能な開閉部材と、
前記熱交換器内を流れる液体の温度を検出する温度検出器と、
前記温度検出器の検出結果に基づいて、前記開閉部材を制御する制御部と、
を備える
鞍乗型車両。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記開閉部材は、前記熱交換器よりも後方に配置される
鞍乗型車両。
【請求項3】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記カウルは、
前記熱交換器の左方に配置され、前記鞍乗型車両の前後方向に延びる左カバーと、
前記熱交換器の右方に配置され、前記鞍乗型車両の前後方向に延びる右カバーと、
を備え、
前記導入口は、前記左カバーの右方、かつ、前記右カバーの左方に配置され、
前記放出口は、
前記左カバーを貫通する第1左放出口と、
前記右カバーを貫通する第1右放出口と、
を備え、
前記開閉部材は、
前記第1左放出口を開閉する第1左開閉部材と、
前記第1右放出口を開閉する第1右開閉部材と、
を備える
鞍乗型車両。
【請求項4】
請求項3に記載の鞍乗型車両において、
前記左カバーは、右方に凹む第1左凹部を有し、
前記第1左放出口は、前記第1左凹部に配置され、
前記右カバーは、左方に凹む第1右凹部を有し、
前記第1右放出口は、前記第1右凹部に配置される
鞍乗型車両。
【請求項5】
請求項4に記載の鞍乗型車両において、
前記第1左放出口は、前記第1左凹部の前部に配置され、かつ、前記鞍乗型車両の幅方向に延び、
前記第1左凹部は、前記第1左放出口の右端から、後方かつ左方に延びる第1左ガイド壁を備え、
前記第1右放出口は、前記第1右凹部の前部に配置され、かつ、前記鞍乗型車両の幅方向に延び、
前記第1右凹部は、前記第1右放出口の左端から、後方かつ右方に延びる第1右ガイド壁を備える
鞍乗型車両。
【請求項6】
請求項5に記載の鞍乗型車両において、
前記第1左放出口の右端は、前記熱交換器の左端よりも右方に位置し、
前記第1右放出口の左端は、前記熱交換器の右端よりも左方に位置する
鞍乗型車両。
【請求項7】
請求項3に記載の鞍乗型車両において、
前記カウルは、前記熱交換器よりも下方に配置される下カバーを備え、
前記下カバーは、前記左カバーと前記右カバーを連結する
鞍乗型車両。
【請求項8】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記開閉部材は、前記パワーユニットよりも前方に配置される
鞍乗型車両。
【請求項9】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記カウルは、前記鞍乗型車両の側面視において、前記パワーユニットと重なる
鞍乗型車両。
【請求項10】
請求項1に記載の鞍乗型車両において、
前記カウルは、前記熱交換器よりも高い位置から前記パワーユニットよりも低い位置まで延びる
鞍乗型車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カウルが設けられた鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、鞍乗型車両を開示する。鞍乗型車両は、カウルとラジエータを備える。ラジエータは、カウル内に配置される。カウルは、導入口と窓部を有する。導入口は、カウル内に空気を導入する。窓部は、カウル内の空気をカウル外に放出するための開口である。窓部は、導入口よりも後方に配置される。窓部は、ラジエータよりも前方に配置される。
【0003】
鞍乗型車両は、さらに、回動板を備える。回動板は、窓部を開閉する。回動板は、ラジエータよりも前方に配置される。回動板が窓部を開放するとき、空気は、導入口を通じてカウル内に入り、窓部を通じてカウル外に流れる。このため、鞍乗型車両が受ける空気抵抗は減少する。回動板が窓部を閉じるとき、空気は、導入口を通じてカウル内に入り、ラジエータを通過する。このため、ラジエータは冷却水を好適に冷却する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-201411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、窓部は、導入口よりも後方、かつ、ラジエータよりも前方に配置される。このため、窓部が開放されているとき、導入口を通じてカウル内に入った空気の一部のみが窓部を通じて放出され、導入口を通じてカウル内に入った残りの空気はラジエータを通過する。よって、窓部が開放されているとき、ラジエータを通過する空気の量を十分に減少させることは難しい。したがって、窓部が開放されているとき、鞍乗型車両の空気抵抗を適切に減少させることは、難しい。
【0006】
ラジエータが導入口に近いほど、ラジエータの冷却効率は向上する。しかし、特許文献1では、窓部は、導入口よりも後方、かつ、ラジエータよりも前方に配置される。このため、ラジエータを導入口の近くに配置することは、難しい。したがって、ラジエータの冷却効率をさらに向上させることは、難しい。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、鞍乗型車両の空気抵抗を適切に減少させることができ、かつ、熱交換器の冷却効率を向上させることができる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
本発明に係る鞍乗型車両は、
パワーユニットと、
前記パワーユニットよりも前方に配置される熱交換器と、
鞍乗型車両の側面視において前記熱交換器と重なるカウルであって、前記熱交換器よりも前方に配置される導入口と、前記熱交換器よりも後方に配置される放出口と、を有する前記カウルと、
前記放出口を開閉可能な開閉部材と、
前記熱交換器内を流れる液体の温度を検出する温度検出器と、
前記温度検出器の検出結果に基づいて、前記開閉部材を制御する制御部と、
を備える
鞍乗型車両である。
【0009】
[作用・効果]鞍乗型車両は、パワーユニットと熱交換器とカウルと開閉部材と温度検出器と制御部を備える。熱交換器は、パワーユニットよりも前方に配置される。カウルは、鞍乗型車両の側面視において熱交換器と重なる。カウルは、導入口と放出口を有する。導入口は熱交換器よりも前方に配置される。放出口は、熱交換器よりも後方に配置される。開閉部材は、放出口を開閉可能である。温度検出器は、熱交換器内を流れる液体の温度を検出する。制御部は、温度検出器の検出結果に基づいて、開閉部材を制御する。このため、制御部が開閉部材を適切に制御することは容易である。
【0010】
開閉部材は、熱交換器を通過する空気の量を調整する。
(【0011】以降は省略されています)

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