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公開番号
2025093045
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208523
出願日
2023-12-11
発明の名称
3軸モータ駆動ベンチにおける懸架系模擬方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
G01M
17/007 20060101AFI20250616BHJP(測定;試験)
要約
【課題】懸架系の影響を再現することが可能な3軸モータ駆動ベンチにおける懸架系模擬方法を提供する。
【解決手段】パワープラントの振動がドライブトレーンのねじり振動系に与える影響を再現するモデルであるベンチ上での懸架系模擬モデル5と、該懸架系模擬モデル5の演算結果を再現するためのベンチ回転数制御とを組み合わせる。懸架系模擬モデル5は、懸架系に吊られたパワープラントの振動のロール方向の成分がドライブトレーンのねじり振動系に与える影響を数式化したものである。ベンチ回転数制御では、懸架系模擬モデル5により計算された追加トルクと追加回転角とをベンチの駆動軸動力計M1および吸収軸動力計M2,M3へ指令し、指令に応じて、吸収軸動力計M2,M3が、伝達されるトルクに対抗しながら回転数追従する制御を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
3軸モータ駆動ベンチにおける懸架系模擬方法であって、
パワープラントの振動がドライブトレーンのねじり振動系に与える影響を再現するモデルであるベンチ上での懸架系模擬モデルと、該懸架系模擬モデルの演算結果を再現するためのベンチ回転数制御とを組み合わせるものであって、
懸架系に吊られたパワープラントの振動のロール方向の成分が前記ドライブトレーンのねじり振動系に与える影響を数式化した前記懸架系模擬モデルを生成し、
前記懸架系模擬モデルにより計算された追加トルクと追加回転角とを前記ベンチの駆動軸動力計および吸収軸動力計へそれぞれ追加する指令を行い、
それぞれの指令に応じて、前記吸収軸動力計が、前記駆動軸動力計および駆動力伝達系を経て伝達されるトルクに対抗しながら回転数追従する制御を行うことを特徴とする3軸モータ駆動ベンチにおける懸架系模擬方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は3軸モータ駆動ベンチにおける懸架系模擬方法に係る。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えばハイブリッド車両等の車両に搭載されるパワープラントにおける騒音や振動に関する評価(NV評価)を行うに際し、3軸モータ駆動ベンチを利用することにより、実車(完成車)を必要としない車両の評価を行う(車両評価をフロントロードする)技術が知られている。
【0003】
特許文献1には、車両でのエンジン始動時の振動を抑制するために、事前に取得したエンジントルク脈動マップと運動方程式とを基に、懸架系に吊られたパワープラントの振動を考慮して、制振に必要なトルクを演算するロジックが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-119405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、3軸モータ駆動ベンチにあっては、当該ベンチの拘束条件上、トランスミッションが面板固定されているため、特許文献1に記載のロジックをそのまま転用しただけでは、懸架系(パワープラントの振動)がドライブトレーンのねじり振動系に与える影響をベンチ上で模擬することはできない。つまり、ベンチ上で懸架系の影響を再現することができない。
【0006】
本発明の発明者らは、3軸モータ駆動ベンチ上で懸架系の影響を再現させるためには、パワープラントの振動がトランスミッション内部に与える影響を数式化し、それをベンチ上で再現することが必要であるといった新たな知見を得た。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、懸架系の影響を再現することが可能な3軸モータ駆動ベンチにおける懸架系模擬方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、3軸モータ駆動ベンチにおける懸架系模擬方法を対象とする。そして、この3軸モータ駆動ベンチにおける懸架系模擬方法は、パワープラントの振動がドライブトレーンのねじり振動系に与える影響を再現するモデルであるベンチ上での懸架系模擬モデルと、該懸架系模擬モデルの演算結果を再現するためのベンチ回転数制御とを組み合わせるものであって、懸架系に吊られたパワープラントの振動のロール方向の成分が前記ドライブトレーンのねじり振動系に与える影響を数式化した前記懸架系模擬モデルを生成し、前記懸架系模擬モデルにより計算された追加トルクと追加回転角とを前記ベンチの駆動軸動力計および吸収軸動力計へそれぞれ追加する指令を行い、それぞれの指令に応じて、前記吸収軸動力計が、前記駆動軸動力計および駆動力伝達系を経て伝達されるトルクに対抗しながら回転数追従する制御を行うことを特徴とする。
【0009】
ここでいう「追加回転角」の追加指令の概念としては、追加回転角を回転速度(回転数)で代用して追加指令を行うものも含まれる。
【0010】
この特定事項により、3軸モータ駆動ベンチ上において懸架系(パワープラントの振動)がドライブトレーンのねじり振動系に与える影響を再現することが可能となる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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