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公開番号2025094328
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023209776
出願日2023-12-13
発明の名称粘着シート
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 8/0276 20160101AFI20250618BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ハンドリング性を向上させることができ、且つ、粘着力を向上させることができる粘着シートを提供する。
【解決手段】燃料電池用の粘着シートであって、前記粘着シートは、粘着層を備え、前記粘着層は、少なくとも一方の面に凹凸を有し、被着体との粘着の際に必要な前記粘着シートに付与する加圧力と、前記凹凸と、の関係が、所定の式(1)を満たす、粘着シート。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
燃料電池用の粘着シートであって、
前記粘着シートは、粘着層を備え、
前記粘着層は、少なくとも一方の面に凹凸を有し、
被着体との粘着の際に必要な前記粘着シートに付与する加圧力と、前記凹凸と、の関係が、下記式（１）を満たす、粘着シート。
式（１）：Ｆ０＞ σ０×Ｓ１
Ｆ０は、前記加圧力であり、σ０は、前記粘着層の塑性応力であり、Ｓ１は、前記粘着層の前記凹凸の高さの半分の高さにおける前記凹凸の断面積である。
続きを表示（約 270 文字）【請求項２】
前記粘着層は、熱硬化性エラストマー、熱可塑性エラストマー、及び、樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一種である、請求項１に記載の粘着シート。
【請求項３】
前記粘着シートは、コア層と、前記コア層の少なくとも一方の面に前記粘着層と、を備える、請求項１に記載の粘着シート。
【請求項４】
燃料電池用の粘着シートの加圧方法であって、
前記請求項１に記載の粘着シートと、被着体と、を粘着する際に、前記式（１）を満たす加圧力で前記粘着シートと前記被着体を加圧する、粘着シートの加圧方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、粘着シートに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１において開示されるような燃料電池に関して様々な技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１５－０３５３１２号公報
特開Ｈ０９－１５７６１２号公報
特開２００９－１５５５０４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１には、ＭＥＧＡの周囲に接着剤または粘着剤からなる接合層を配置し、それによりセパレータ同士を接着する燃料電池のセルについて開示されている。粘着強度が高い粘着剤の場合はべとつくためハンドリングが難しく、べとつきを抑えてハンドリングをしやすくした粘着剤の場合は粘着強度が低い。
【０００５】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ハンドリング性を向上させることができ、且つ、粘着力を向上させることができる粘着シートを提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
すなわち、本開示には、以下の態様が含まれる。
＜１＞燃料電池用の粘着シートであって、
前記粘着シートは、粘着層を備え、
前記粘着層は、少なくとも一方の面に凹凸を有し、
被着体との粘着の際に必要な前記粘着シートに付与する加圧力と、前記凹凸と、の関係が、下記式（１）を満たす、粘着シート。
式（１）：Ｆ０＞ σ０×Ｓ１
Ｆ０は、前記加圧力であり、σ０は、前記粘着層の塑性応力であり、Ｓ１は、前記粘着層の前記凹凸の高さの半分の高さにおける前記凹凸の断面積である。
【０００７】
＜２＞前記粘着層は、熱硬化性エラストマー、熱可塑性エラストマー、及び、樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一種である、＜１＞に記載の粘着シート。
【０００８】
＜３＞前記粘着シートは、コア層と、前記コア層の少なくとも一方の面に前記粘着層と、を備える、＜１＞又は＜２＞に記載の粘着シート。
【０００９】
＜４＞燃料電池用の粘着シートの加圧方法であって、
前記＜１＞～＜３＞のいずれか１つに記載の粘着シートと、被着体と、を粘着する際に、前記式（１）を満たす加圧力で前記粘着シートと前記被着体を加圧する、粘着シートの加圧方法。
【発明の効果】
【００１０】
本開示の粘着シートは、ハンドリング性を向上させることができ、且つ、粘着力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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