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公開番号
2025094381
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023209858
出願日
2023-12-13
発明の名称
シール材
出願人
ニチアス株式会社
代理人
弁理士法人あしたば国際特許事務所
主分類
C09K
3/10 20060101AFI20250618BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】低面圧で優れた密着性(シール性)を示す新規なシール材を提供する。
【解決手段】発泡ゴム層を含む弾性層と、当該弾性層の両主表面上に各々積層配置された粘着剤層とを有し、前記発泡ゴム層が、ゴム成分であるエチレン-プロピレン-ジエン三元共重合体(EPDM)と、架橋剤と、架橋促進剤と、発泡剤とを含む未発泡ゴム層の発泡物からなり、前記架橋剤がフェノール樹脂架橋剤であるとともに前記架橋促進剤が有機系スルホン酸化合物であることを特徴とするシール材である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
発泡ゴム層を含む弾性層と、当該弾性層の両主表面上に各々積層配置された粘着剤層とを有し、
前記発泡ゴム層が、ゴム成分であるエチレン-プロピレン-ジエン三元共重合体(EPDM)と、フェノール樹脂架橋剤と、架橋促進剤と、発泡剤とを含む未発泡ゴム層の発泡物からなり、
前記架橋促進剤が有機系スルホン酸化合物である
ことを特徴とするシール材。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記未発泡ゴム層中におけるフェノール樹脂架橋剤の含有割合が、固形分換算で2.0~20.0質量%である請求項1に記載のシール材。
【請求項3】
前記弾性層が、前記発泡ゴム層のみからなるか、金属板または樹脂板からなる基材層の両主表面上に前記発泡ゴム層が各々積層配置された積層一体化物からなる請求項1に記載のシール材。
【請求項4】
前記エチレン-プロピレン-ジエン三元共重合体(EPDM)を構成するジエン量が1~20質量%である請求項1に記載のシール材。
【請求項5】
前記発泡ゴム層が、前記未発泡ゴム層の発泡倍率1.5倍以上の発泡物である請求項1に記載のシール材。
【請求項6】
前記粘着剤層が、粘着剤として、ウレタン樹脂、天然ゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエン、ニトリルゴム、エチレン-プロピレン-ジエン三元共重合体、ブチルゴム、クロロプレンゴム、熱可塑性エラストマーおよびこれらいずれかの水添加物から選ばれる少なくとも一種を含む請求項1に記載のシール材。
【請求項7】
前記熱可塑性エラストマーが、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマーおよびアミド系熱可塑性エラストマーから選ばれる少なくとも一種である請求項6に記載のシール材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シール材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、自動車、車両、船舶及び各種電気・電子機器などの各種産業製品に防塵、断熱、防音、防振、緩衝、水密及び機密などを目的としたシール材としてゴム発泡体が使用されている。
例えば自動車分野においては、ハイブリッド自動車や電機自動車を構成する各種電気・電子機器の収容部位において、電装部品保護ケース等に使用されるシール材の需要が急増している。
上記電装部品保護ケースのように、剛性が低い一対のフランジが小さなボルトで締結されることで構成される部位に用いられるシール材の例として、金属板等からなる基材の片面または両面に発泡ゴム層を有するゴム発泡体からなるものが挙げられる(特許文献1および特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4814895号
特許第5852470号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した電装部品保護ケースのように、剛性が低い一対のフランジが小さなボルトで締結されることで構成される部位においては、上記フランジのうねりによりボルト間で発生する低い締め付け面圧によって十分なシール性を発揮することが求められる。
【0005】
しかしながら、ゴム発泡体からなるシール材として、上述した金属板等からなる基材に発泡ゴム層を有するものを使用した場合、例えばシール対象となる流体が金属板からなる基材と発泡ゴム層との間に浸透することにより両者の密着性が低下し、シール性が低下する場合があった。
【0006】
一方、締め付け面圧を上げるために上記フランジの締め付け荷重を高くした場合には、締め付け時や、締め付け後の運転時に振動や衝撃が加わった際に、構成部材の破損を生じる場合がある。
【0007】
このため電装部品保護ケース等に使用されるシール材としては低面圧で優れたシール性を示すものが求められるようになっていった。
【0008】
また、シール材としては、自動車ドア内部に設けられる止水用のシール材が知られている。
上記止水用のシール材は、自動車ドア内部に圧縮された状態で配設されており、ドアの開閉時や運転時の振動によって断続的な衝撃を受け易い状態になっている。
このため、自動車ドア内部に設けられる止水用のシール材としても、低面圧で優れたシール性を示すものが求められるようになっていた。
【0009】
さらに、シール材としては、例えば携帯電話やタブレット等の携帯端末や車載用電子機器をはじめとする各種電子機器に設けられる止水用のシール材が知られている。
上記シール材は電子機器内部に圧縮された状態で配設されており、使用時や運転時の振動によって断続的な衝撃を受け易い状態になっている。
このため、電子機器内部に設けられる止水用のシール材としても、低面圧で優れたシール性を示すものが求められるようになっていた。
【0010】
このような状況下、本発明は、低面圧で高い密着性(シール性)を示す新規なシール材を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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