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公開番号
2025080929
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194319
出願日
2023-11-15
発明の名称
ゴム組成物、含フッ素エラストマーおよびシール材
出願人
ニチアス株式会社
代理人
個人
主分類
C08L
15/02 20060101AFI20250520BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】バランスが良い特性を有する含フッ素エラストマーを製造するための新たなゴム組成物、含フッ素エラストマーを含むシール材を提供する。
【解決手段】(a)架橋反応性フッ素ゴムと、(b)架橋反応性パーフルオロゴムと、(c)パーフルオロ骨格のフッ素オリゴマーと、(d)下記式(d-1)で表される化合物と、
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(Aは単結合、-O-、-S-、ヘテロ原子含有基、直鎖又は分岐のアルキレン基、シクロアルキレン基又はアリーレン基であり、これらの基において、水素原子はフッ素原子で置換されていないか、一部又は全部の水素原子がフッ素原子で置換されている。R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
は、夫々独立に、H、F、アルキル基、フッ化アルキル基又はアリール基である。R
1
、R
2
及びR
3
の少なくとも1つはフッ素原子又はフッ素原子を含む基である。mは1~5の整数である。nは1~5の整数である。)を含む、ゴム組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)架橋反応性フッ素ゴムと、
(b)架橋反応性パーフルオロゴムと、
(c)パーフルオロ骨格のフッ素オリゴマーと、
(d)下記式(d-1)で表される化合物と、
JPEG
2025080929000013.jpg
34
166
(式(d-1)において、Aは単結合、-O-、-S-、ヘテロ原子含有基、直鎖又は分岐のアルキレン基、シクロアルキレン基又はアリーレン基であり、これらの基において、水素原子はフッ素原子で置換されていないか、一部又は全部の水素原子がフッ素原子で置換されている。R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子、アルキル基、フッ化アルキル基又は置換若しくは無置換のアリール基である。複数のR
1
は同一であるか又は異なる。複数のR
2
は同一であるか又は異なる。複数のR
3
は同一であるか又は異なる。複数のR
4
は同一であるか又は異なる。R
1
、R
2
及びR
3
の少なくとも1つはフッ素原子又はフッ素原子を含む基である。mは1~5の整数である。nは1~5の整数である。)
を含む、ゴム組成物。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
(e)下記式(e-1)で表される化合物
JPEG
2025080929000014.jpg
20
127
(式(e-1)において、n、mはそれぞれ0又は1である。tは2以上の整数である。Zはt価の連結基である。)
を更に含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
(f)有機過酸化物をさらに含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項4】
(c)成分が、ゴム成分である(a)成分および(b)成分100phrに対して、0.1phr以上、40phr以下含まれる、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項5】
(d)成分が、ゴム成分である(a)成分および(b)成分100phrに対して、0.1phr以上、30phr以下含まれる、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項6】
(b)成分/(c)成分の重量比が、0.1以上、10以下である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項7】
請求項1~6の何れか一項に記載のゴム組成物を架橋してなる、含フッ素エラストマー。
【請求項8】
請求項7に記載の含フッ素エラストマーを含む、シール材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願における開示は、耐プラズマ性が求められる部位に使用されるシール材、並びに、シール材を形成するためのゴム組成物および含フッ素エラストマーに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
耐プラズマ性が求められるシール材には、主に含フッ素エラストマーが使用されている。シール材は、耐プラズマ性が求められる一方で、所定の硬度を有することも求められる。特許文献1には、(a)架橋反応性フッ素ゴムまたは(b)架橋反応性パーフルオロゴムをゴム成分として用い、(c)パーフルオロ骨格又はシロキサン骨格を有する反応性化合物、及びフッ素オリゴマーからなる群から選択される1種以上と、(d)下記式(d-1)で表される化合物と、
JPEG
2025080929000001.jpg
24
117
組み合わせることで、耐プラズマ性を維持しつつ、所定の硬度を有するシール材を提供できることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/230231号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、フッ素ゴムを架橋した含フッ素エラストマーを、シール材等の用途に用いる場合、硬度、耐プラズマ性、引張強度等の特性をバランスよく達成する必要がある。また、工業的には、製品を均質に製造することも必要である。しかしながら、本発明者らが特許文献1に記載の含フッ素エラストマーの特性をより詳しく調べたところ、特許文献1に記載の含フッ素エラストマーの耐プラズマ性に関し、クラックイン時間が短いという問題を有することを新たに発見した。
【0005】
本出願における開示は、上記課題を解決する為になされたものである。本発明者らは、鋭意研究を行ったところ、(a)架橋反応性フッ素ゴムと、(b)架橋反応性パーフルオロゴムと、(c)パーフルオロ骨格のフッ素オリゴマーと、(d)上記式(d-1)で表される化合物と、を組み合わせたゴム組成物を架橋することで、クラックイン時間を長くすることができ、且つ、バランスが良い特性を有する含フッ素エラストマーが得られ、上記課題を解決できることを新たに見出した。
【0006】
すなわち、本出願の開示の目的は、バランスが良い特性を有する含フッ素エラストマーを製造するための新たなゴム組成物、含フッ素エラストマーを含むシール材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願における開示は、以下に示す、ゴム組成物、含フッ素エラストマーおよびシール材に関する。
【0008】
(1)(a)架橋反応性フッ素ゴムと、
(b)架橋反応性パーフルオロゴムと、
(c)パーフルオロ骨格のフッ素オリゴマーと、
(d)下記式(d-1)で表される化合物と、
JPEG
2025080929000002.jpg
33
164
(式(d-1)において、Aは単結合、-O-、-S-、ヘテロ原子含有基、直鎖又は分岐のアルキレン基、シクロアルキレン基又はアリーレン基であり、これらの基において、水素原子はフッ素原子で置換されていないか、一部又は全部の水素原子がフッ素原子で置換されている。R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子、アルキル基、フッ化アルキル基又は置換若しくは無置換のアリール基である。複数のR
1
は同一であるか又は異なる。複数のR
2
は同一であるか又は異なる。複数のR
3
は同一であるか又は異なる。複数のR
4
は同一であるか又は異なる。R
1
、R
2
及びR
3
の少なくとも1つはフッ素原子又はフッ素原子を含む基である。mは1~5の整数である。nは1~5の整数である。)
を含む、ゴム組成物。
(2) (e)下記式(e-1)で表される化合物
JPEG
2025080929000003.jpg
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130
(式(e-1)において、n、mはそれぞれ0又は1である。tは2以上の整数である。Zはt価の連結基である。)
を更に含む、上記(1)に記載のゴム組成物。
(3)(f)有機過酸化物をさらに含む、上記(1)に記載のゴム組成物。
(4)(c)成分が、ゴム成分である(a)成分および(b)成分100phrに対して、0.1phr以上、40phr以下含まれる、上記(1)に記載のゴム組成物。
(5)(d)成分が、ゴム成分である(a)成分および(b)成分100phrに対して、0.1phr以上、30phr以下含まれる、上記(1)に記載のゴム組成物。
(6)(b)成分/(c)成分の重量比が、0.1以上、10以下である、上記(1)に記載のゴム組成物。
(7)上記(1)~(6)の何れか一つに記載のゴム組成物を架橋してなる、含フッ素エラストマー。
(8)上記(7)に記載の含フッ素エラストマーを含む、シール材。
【発明の効果】
【0009】
本出願で開示するゴム組成物を用いることで、バランスが良い特性を有する含フッ素エラストマー、および、含フッ素エラストマーを含むシール材が得られる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本出願で開示するゴム組成物、含フッ素エラストマー、および、シール材について詳しく説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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