TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025095089
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023210893
出願日2023-12-14
発明の名称振動素子、発振器、及び振動素子の製造方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H03H 9/24 20060101AFI20250619BHJP(基本電子回路)
要約【課題】共振周波数を効率よく且つ精度よく調整可能な振動素子、発振器、及び振動素子の製造方法を提供する。
【解決手段】振動素子1は、基部21と、平面視で基部21から延出され、錘部40が設けられている振動腕22と、を含み、錘部40は、振動腕22の第1面10aに設けられ、第1金属を有する粗調部41と、第1金属とは異なる第2金属を有する微調部42と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基部と、平面視で前記基部から延出され、錘部が設けられている振動腕と、を含み、
前記錘部は、前記振動腕の第1面に設けられ、第1金属を有する粗調部と、前記第1金属とは異なる第2金属を有する微調部と、を備える、
振動素子。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記第2金属の加工レートは、前記第1金属の加工レートに比して低い、
請求項1に記載の振動素子。
【請求項3】
前記粗調部は、前記振動腕における前記基部とは反対側に設けられ、
前記微調部は、前記振動腕における前記基部側に設けられている、
請求項1又は請求項2に記載の振動素子。
【請求項4】
前記第1金属は、Auであり、
前記第2金属は、AlCu又はTiNである、
請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の振動素子。
【請求項5】
前記第1金属は、AlCuであり、
前記第2金属は、TiNである、
請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の振動素子。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5の何れかの振動素子と、
発振回路と、を備える、
発振器。
【請求項7】
振動素子の共振周波数を調整する周波数調整工程を有し、
前記振動素子は、基部と、平面視で前記基部から延出され、錘部が設けられている振動腕と、を含み、
前記錘部は、前記振動腕の第1面に設けられ、第1金属を有する粗調部と、前記第1金属とは異なる第2金属を有する微調部と、を備える、
振動素子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動素子、発振器、及び振動素子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、振動素子の質量を調整することによって振動素子の共振周波数を調整する技術が知られている。例えば、特許文献1には、振動腕の先端部の一方の主面に配置されている第1錘部と、第1錘部よりも基端側に配置され、第1錘部よりも厚さが薄い第2錘部とを含む錘部を有し、第1錘部は、振動素子の共振周波数の粗調を行うための錘部であり、第2錘部は、振動素子の共振周波数を微調するための錘部である。このように、錘部が粗調用の第1錘部と微調用の第2錘部とを有することで、振動素子の共振周波数を効率よく且つ精度よく調整することができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-128268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の振動素子は、第1錘部及び第2錘部に用いる金属が同じあるので、粗調時は、効率を上げるために加工レートを大きくし、微調時は、精度を上げるために加工レートを小さくする必要があった。つまり、粗調用の第1錘部と、微調用の第2錘部とで、レーザー照射条件を異ならせる必要があり、条件変更時間が生じ調整時間が長くなるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
振動素子は、基部と、平面視で前記基部から延出され、錘部が設けられている振動腕と、を含み、前記錘部は、前記振動腕の第1面に設けられ、第1金属を有する粗調部と、前記第1金属とは異なる第2金属を有する微調部と、を備える。
【0006】
上記記載の振動素子と、発振回路と、を備える、発振器。
【0007】
振動素子の製造方法は、振動素子の共振周波数を調整する周波数調整工程を有し、前記振動素子は、基部と、平面視で前記基部から延出され、錘部が設けられている振動腕と、を含み、前記錘部は、前記振動腕の第1面に設けられ、第1金属を有する粗調部と、前記第1金属とは異なる第2金属を有する微調部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る振動素子の構成を示す概略平面図。
図1のA-A線での概略断面図。
図1のB-B線での概略断面図。
錘部用金属のイオンビーム加工レートを比較した図。
第1実施形態に係る振動素子の製造方法を示すフローチャート図。
周波数調整工程の粗調方法を説明する概略断面図。
周波数調整工程の微調方法を説明する概略断面図。
第2実施形態に係る振動素子の構成を示す概略平面図。
第3実施形態に係る発振器の構成を示す概略平面図。
図8のC-C線での概略断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.第1実施形態
先ず、第1実施形態に係る振動素子1について、図1、図2、及び図3を参照して説明する。
【0010】
本実施形態に係る振動素子1は、SOI(Silicon on Insulator)基板10を加工することによって製造することができる。SOI基板10は、シリコン基板11と、埋め込み酸化膜(BOX:Buried Oxide)12と、表面シリコン層13と、がこの順で積層された基板である。例えば、シリコン基板11及び表面シリコン層13は、単結晶シリコン(Si)で構成され、埋め込み酸化膜12は、二酸化ケイ素(SiO
2
)等で構成される。尚、本実施形態において、表面シリコン層13は、基部21と振動腕22とを構成する基材に相当する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
電子式音響装置
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動子
2か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
1か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
1か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
1か月前
台灣晶技股ふん有限公司
共振器
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動デバイス
1か月前
太陽誘電株式会社
マルチプレクサ
1か月前
太陽誘電株式会社
弾性波デバイス
28日前
コーデンシ株式会社
複数アンプ回路
2か月前
株式会社コルグ
電源装置
1か月前
矢崎総業株式会社
故障検出装置
2か月前
ローム株式会社
半導体スイッチ
12日前
ローム株式会社
半導体スイッチ
12日前
ローム株式会社
半導体集積回路
1か月前
ローム株式会社
オシレータ回路
今日
株式会社ダイフク
搬送設備
1か月前
台灣晶技股ふん有限公司
パッケージ構造
20日前
株式会社村田製作所
弾性波フィルタ
7日前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
1か月前
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
1か月前
キヤノン株式会社
ADコンバータの補正手段
5日前
株式会社フジクラ
増幅回路
今日
セイコーエプソン株式会社
回路装置
27日前
オプテックス株式会社
物体検知装置
2か月前
オムロン株式会社
ソリッドステートリレー
1か月前
オプテックス株式会社
物体検知装置
2か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
8日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
29日前
セイコーエプソン株式会社
振動デバイス
1か月前
住友電気工業株式会社
増幅回路
1か月前
住友電気工業株式会社
増幅回路
26日前
ローム株式会社
半導体装置
2か月前
ローム株式会社
スイッチ回路
1か月前
続きを見る