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公開番号
2025097157
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023213285
出願日
2023-12-18
発明の名称
集成材の製造方法
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B27M
3/00 20060101AFI20250623BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約
【課題】製造コストの上昇を抑えつつ積層面に節が現れない集成材を製造する。
【解決手段】集成材200の製造方法は、短辺面110に節150が無い挽板100を選別する選別工程と、短辺面110に節150が無い挽板100の長辺面102を積層して集成材200を作製する集成工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
短辺面に節が無い挽板を選別する選別工程と、
前記短辺面に節が無い挽板の長辺面を積層して集成材を作製する集成工程と、
を備える集成材の製造方法。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記短辺面に前記節がある部位を切断して除去し、前記短辺面に節が無い挽板同士を縦継ぎし、前記短辺面に節が無い挽板とする縦継ぎ工程を備える、
請求項1に記載の集成材の製造方法。
【請求項3】
両辺の短辺面に節が無い第一挽板と、片辺の短辺面にのみ節が無い第二挽板と、両辺の短辺面に節が有る第三挽板と、に選別する選別工程と、
前記第一挽板の長辺面を積層して第一集成材を作製し、前記第二挽板の長辺面を積層して第二集成材を作製し、前記第三挽板の長辺面を積層して第三集成材を作製する集成工程と、
を備える集成材の製造方法。
【請求項4】
前記第二挽板又は前記第三挽板の前記短辺面に前記節がある部位を切断して除去し、両辺の前記短辺面に節が無い挽板同士を縦継ぎし、前記第一挽板とする縦継ぎ工程を備える、
請求項3に記載の集成材の製造方法。
【請求項5】
前記選別工程は、
前記長辺面のグレイスケール画像におけるX方向の輝度値のX方向プロファイルと、前記長辺面の前記X方向と直交するY方向の輝度値のY方向プロファイルと、を求める工程と、
前記X方向プロファイルと前記Y方向プロファイルとの両方で前記輝度値が閾値以下となる暗部画素を求める工程と、
前記暗部画素のうち、前記暗部画素がある矩形領域の縦横比が設定値よりも大きいもの以外を、又は前記矩形領域の画素数と前記暗部画素の画素数との比とが設定値よりも大きいもの以外を、前記節と判定する工程と、
前記節が前記長辺面における前記短辺面から所定距離内にあるか否かを判定する工程と、
を有している、
請求項1又は請求項3に記載の集成材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、集成材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、木材の丸太等から切り出した単板又はひき材等の木質材料にある節の探査方法に関する技術が開示されている。この先行技術では、撮影手段で木材を撮影し、画像処理手段で撮影した木材の画像から画像の円形度を計算し、計算した円形度の大きいものを節として検出する。また、画像処理手段で撮影した木材の画像から節の部分の画像を切り出し、切り出した部分での各画素の色空間から所定の閾値で切り出した部分を黒変部とし、黒変部の画素数の切り出した節の部分の画素数に対する割合が大きいものを死節と決定する。
【0003】
特許文献2には、木材の丸太等から切り出した単板又はひき材等の木質材料にある変色による欠陥部分の検出を行う木材の検査方法に関する技術が開示されている。この先行技術では、撮影手段で木材毎のカラー撮影を行い、画像処理手段で撮影手段により撮影されたカラー画像の彩度分布を木材毎に求め、求めた彩度分布の累積度数分布を予め定めた正常な木材の累積度数分布と比較し、求めた彩度分布の累積度数分布が正常な木材の累積度数分布から所定値以上離れた分布を示す木材を、選別すべき木材とする。
【0004】
特許文献3には、木材欠陥検出装置、殊に合板に張り合わせる薄厚でシート状の単板表面、あるいは単板を張り合わせた合板表面の欠陥を検出する木材欠陥検出装置に関する技術が開示されている。この先行技術では、所定速度で移送される検査木材の表面を照明する照明手段と、照明手段で照明された検査木材の表面を撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像された画像に基づいて検査木材表面の欠陥を検出する処理手段とからなる。照明手段は検査木材の検査面に420nm~530nmの波長域の光を照射し、処理手段は撮像された画像における輝度を基に欠陥部を抽出する。
【0005】
特許文献4には、木材の表面を撮像した画像を用いて木材の表面における節、割れ、変色などの各種の欠陥を検査する木材の外観検査装置に関する技術が開示されている。この先行技術では、ラインセンサカメラにより撮像された濃淡画像が、画像処理装置に入力される。一次候補抽出部は、複数の検査対象領域に区画されている木材の表面をラインセンサカメラにより撮像した濃淡画像を2値化し、一次欠陥候補領域を抽出する。二次候補抽出部は、着目する検査対象領域について木目と欠陥とを分離するように設定した第2のしきい値により濃淡画像を2値化し、二次欠陥候補領域を抽出する。欠陥抽出部は、二次欠陥候補領域を含む検査対象領域において二次欠陥候補領域に含まれる画素の濃淡値と二次欠陥候補領域の周辺の画素の濃淡値との差分を用いて欠陥を判別する。
【0006】
特許文献5には、木質積層材の検査装置に関する技術が開示されている。この先行技術では、木質積層材の検査装置は、木質積層材の表面に照射した鉛直照射光と斜照射光を利用する表面検査装置と木質積層材の木口に照射した木口照射光を利用する木口検査装置を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-322774号公報
特開2009-74967号公報
特開2009-293999号公報
特開2010-112802号公報
特開2023-29260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
製材JASでは、挽板における長辺面の節の数で無節、上小節及び小節と規定している。無節よりも低価格の上小節又は小節の挽板を積層して集成材を製造すると、集成材の製造コストは抑えられるが、積層面に節が現れる。上小節及び小節よりも高価格の無節の挽板のみを積層して集成材を製造すると集成材の積層面には節が現れないので意匠性に優れるが、集成材の製造コストは上昇する。
【0009】
本発明は、上記事実を鑑み、製造コストの上昇を抑えつつ積層面に節が現れない集成材を製造することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第一態様は、短辺面に節が無い挽板を選別する選別工程と、前記短辺面に節が無い挽板の長辺面を積層して集成材を作製する集成工程と、を備える集成材の製造方法である。
(【0011】以降は省略されています)
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