TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025098674
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214979
出願日
2023-12-20
発明の名称
携帯用切断機
出願人
株式会社マキタ
代理人
弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類
B27G
19/04 20060101AFI20250625BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約
【課題】 携帯用切断機においてキックバックの発生前にキックバックの予兆挙動を検出できる技術を提供する。
【解決手段】 携帯用切断機は、携帯用切断機の使用時の挙動に関する物理量を検出するように構成された物理量検出部と、物理量検出部の検出結果に基づいて、キックバック発生の予兆挙動を検出するように構成された予兆挙動検出部と、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
携帯用切断機であって、
前記携帯用切断機の使用時の挙動に関する物理量を検出するように構成された物理量検出部と、
前記物理量検出部の検出結果に基づいて、キックバック発生の予兆挙動を検出するように構成された予兆挙動検出部と
を備える携帯用切断機。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の携帯用切断機であって、
前記物理量検出部は、前記携帯用切断機の振動を検出するように構成された振動センサを備え、
前記予兆挙動検出部は、前記振動センサによって検出された振動値に基づいて前記予兆挙動の発生を検出するように構成された
携帯用切断機。
【請求項3】
請求項2に記載の携帯用切断機であって、
前記振動センサは、前記携帯用切断機の使用時の姿勢における上下方向の振動を検出するように構成され、
前記予兆挙動検出部は、前記上下方向の振動値に基づいて前記予兆挙動の発生を検出するように構成された
携帯用切断機。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の携帯用切断機であって、
前記振動センサは加速度センサの形態である
携帯用切断機。
【請求項5】
請求項2または請求項3に記載の携帯用切断機であって、
前記振動センサは、前記携帯用切断機によって切断が進められる方向を前側とし、前記前側と反対側を後側と定義したとき、前記携帯用切断機の刃具の回転軸線よりも後方に配置された
携帯用切断機。
【請求項6】
請求項5に記載の携帯用切断機であって、
ベースと、
前記ベースに対する第1の側に配置された電動モータと、
前記電動モータによって提供される駆動力によって回転軸線を中心として回転するように構成された刃具と、
前記ベースからの前記第1の側と反対の第2の側への前記刃具の突出量が変更可能となるように前記ベースに対して前記刃具を変位可能に構成された切り込み深さ調節機構と
を備え、
前記振動センサは、前記ベースに直接的または間接的に取り付けられた
携帯用切断機。
【請求項7】
請求項5に記載の携帯用切断機であって、
ベースと、
前記ベースに対する第1の側に配置された電動モータと、前記電動モータによって提供される駆動力によって回転軸線を中心として回転するように構成された刃具と、を有する本体部と、
前記ベースからの前記第1の側と反対の第2の側への前記刃具の突出量が変更可能となるように、前記ベースに対して前記本体部を変位可能に構成された切り込み深さ調節機構と
を備え、
前記振動センサは、前記電動モータの後方で前記電動モータに隣接して前記本体部に取り付けられた
携帯用切断機。
【請求項8】
請求項1に記載の携帯用切断機であって、
回転可能な刃具と、
前記刃具に回転駆動力を提供するための電動モータと
を備え、
前記物理量検出部は、前記電動モータの電流値を検出するように構成された電流検出器を備え、
前記予兆挙動検出部は、前記電流検出器によって検出された電流値に基づいて前記予兆挙動の発生を検出するように構成された
携帯用切断機。
【請求項9】
請求項8に記載の携帯用切断機であって、
前記電流検出器はシャント抵抗を備える
携帯用切断機。
【請求項10】
請求項8または請求項9に記載の携帯用切断機であって、
前記予兆挙動検出部は、前記電流値の上昇速度が、350(アンペア/秒)以下に設定された閾値以上であるときに、前記予兆挙動の発生を検出するように構成された
携帯用切断機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯用切断機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
携帯用マルノコ(以下、単にマルノコと呼ぶ)と称される切断機は、ベースと、本体部と、を備えている。本体部は、電動モータと、電動モータによって回転駆動される略円形の刃具と、を備えている。本体部はベースに対して一方側に配置されるが、刃具の一部は、ベースを超えて他方側に突出する。かかるマルノコを使用する際、ユーザは、刃具が回転した状態で、ベースの下面を被切断材に当接させ、切断機を前方へ移動させる。これによって、ベースを超えて突出した刃具が被切断材を切断する。
【0003】
このようなマルノコは、切断完了時(または、その寸前)において、刃具が、その両脇から被切断材に挟み込まれ、キックバックが発生する恐れがある。
【0004】
下記の特許文献1は、そのようなキックバックの発生を検出する技術を開示している。具体的には、加速度センサおよび角速度センサを用いてマルノコの姿勢変化を検出し、その検出結果に基づいて、キックバックの発生が検出される。キックバックの発生が検出された場合には、電動モータの駆動が停止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-20421号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の特許文献1は、キックバックの発生を予知することはできない。もし、キックバックの発生を予知できれば、より早期に所望の措置(例えば、電動モータの駆動停止)をとることができる。このような問題は、携帯用マルノコに限らず、刃具が被切断材に挟み込まれることによってキックバックが生じ得る種々の携帯用切断機に共通する。このようなことから、キックバックの発生前にキックバックの予兆挙動を検出できる技術を提供することが期待される。
【0007】
本明細書は、携帯用切断機を開示する。この携帯用切断機は、携帯用切断機の使用時の挙動に関する物理量を検出するように構成された物理量検出部と、物理量検出部の検出結果に基づいて、キックバック発生の予兆挙動を検出するように構成された予兆挙動検出部と、を備えていてもよい。
【0008】
この携帯用切断機によれば、キックバックの予兆挙動を検出できる。つまり、キックバックが発生する前に、キックバックが発生することを予知できる。したがって、キックバックが既に発生したことを検出する構成と比べて、より早期に所望の措置(例えば、電動モータの駆動停止)をとることができる。
【0009】
本明細書は、さらに、携帯用切断機を開示する。この携帯用切断機は、回転可能な刃具と、刃具に回転駆動力を提供するための電動モータと、携帯用切断機の使用時の挙動に関する物理量を検出するように構成された物理量検出部と、電動モータの動作を制御するように構成されたコントローラと、を備えていてもよい。コントローラは、物理量が所定の条件を満たすときに、電動モータへの電力供給を停止すること、電動モータの出力を低減すること、および、電動モータまたは刃具の回転を制動すること、のうちのいずれかを実行するように構成されてもよい。物理量は、携帯用切断機の振動、および、電動モータの電流値の少なくとも一方を含んでいてもよい。
【0010】
この携帯用切断機によれば、キックバックが既に発生したことを検出する構成と比べて、携帯用切断機の振動、および、電動モータの電流値の少なくとも一方に基づいて、電動モータへの電力供給の停止、電動モータの出力低減、または、電動モータまたは刃具の回転の制動をより早期に実行できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社マキタ
集じん機
7日前
株式会社マキタ
マルノコ
12日前
株式会社マキタ
電動工具
18日前
株式会社マキタ
回転工具
21日前
株式会社マキタ
携帯用切断機
5日前
株式会社マキタ
ベルトサンダ
13日前
株式会社マキタ
打ち込み工具
14日前
株式会社マキタ
打ち込み工具
14日前
株式会社マキタ
打ち込み工具
14日前
株式会社マキタ
打ち込み工具
1か月前
株式会社マキタ
作業機及び表示器
21日前
株式会社マキタ
木工用携帯用切削機
20日前
株式会社マキタ
インパクト工具及びスピンドル
20日前
株式会社マキタ
鉄筋結束ロボット
11日前
個人
薪割り台
7か月前
個人
わら縄針金造形木
8か月前
個人
木材精密加工用ジグ
2か月前
株式会社日本設計
耐火木材
8か月前
丸大株式会社
竹粉製造装置
3か月前
株式会社日本設計
耐火木材
9か月前
個人
貼付装置及び貼付方法
1か月前
アイカ工業株式会社
化粧板の製造方法
9か月前
個人
跳ね上げ式ガイドクランプ
1か月前
株式会社岡田金属工業所
ブレード
2か月前
NKE株式会社
トリマー治具
1か月前
株式会社ノダ
木削薄片板および床材
8か月前
株式会社ノダ
木削薄片板および床材
5か月前
舛元木工株式会社
フレーム材の端部処理方法
8か月前
宮川工機株式会社
プレカット加工装置
6か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
5か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
10か月前
大建工業株式会社
焼杉風化粧板とその製造方法
3か月前
旭興進株式会社
人工木材及びその製造方法
8か月前
三和合板株式会社
化粧板の製造装置
7か月前
トヨタ自動車株式会社
木粉の熱圧縮成形方法
5か月前
清水建設株式会社
ビス打ち装置
3か月前
続きを見る
他の特許を見る