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公開番号2025097484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213701
出願日2023-12-19
発明の名称回転センサ一体型軸受
出願人日本精工株式会社,多摩川精機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16C 41/00 20060101AFI20250624BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】回転軸の回転の検出精度が低下することを抑制する。
【解決手段】回転センサ一体型軸受1は、回転軸6を支持する軸受2と、回転軸6の回転を検出するセンサステータ3と、軸受2の外輪22に係合する第1係合部41及びセンサステータ3に係合する第2係合部42を有する連結部4と、を備える。第1係合部41は、連結部4が外輪22に対して相対回転可能なように外輪22の係合溝22dに嵌め込まれている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸を支持する軸受と、
前記軸受の軸受中心線に沿った方向において前記軸受に隣接して配置され、前記回転軸の回転を検出する回転センサのセンサステータと、
連結部中心線を中心とする環状を呈し、前記軸受の外輪に係合する第1係合部及び前記センサステータに係合する第2係合部を有する連結部と、
を備え、
前記外輪の内径面において前記軸受の転動体よりも前記センサステータ側の部位には、周方向に沿って延在する係合溝が設けられ、
前記第1係合部の外径面は、径方向の外側に向って突出する形状を呈し、
前記第1係合部は、前記連結部が前記外輪に対して相対回転可能なように前記係合溝に嵌め込まれている、回転センサ一体型軸受。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記連結部中心線と前記軸受中心線とが一致している状態において、前記第1係合部の最外径部と、前記係合溝の内壁面と、の間には所定の隙間が設けられ、
前記最外径部は、前記外径面のうち径方向の最も外側に位置する部位である、請求項1に記載の回転センサ一体型軸受。
【請求項3】
前記連結部中心線と前記軸受中心線とが一致している状態、かつ、前記連結部が前記軸受の前記転動体側に押し付けられた状態において、前記外径面のうち前記最外径部から前記センサステータ側の部位と、前記係合溝の前記内壁面と、の間には所定の隙間が設けられている、請求項2に記載の回転センサ一体型軸受。
【請求項4】
前記第1係合部は、前記外径面の少なくとも一部が前記係合溝に入り込むように前記係合溝の底部に向かって湾曲している、請求項1~3のいずれか一項に記載の回転センサ一体型軸受。
【請求項5】
前記外輪は、前記係合溝における前記軸受の転動体側の淵部から径方向の内側に向かって延在する受け面を有し、
前記受け面は、前記連結部における前記軸受側の部位を、前記連結部が前記外輪に対して相対回転可能なように受けている、請求項4に記載の回転センサ一体型軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転センサ一体型軸受に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、回転軸の回転を検出する回転センサが記載されている。このような回転センサでは、回転軸の回転を検出するセンサステータの位置(回転方向の位置)がずれると、回転の検出精度が低下する。このため、特許文献1に記載された回転センサでは、ハウジングに対してセンサステータのステータコアを複数のボルトによって固定することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-77693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、回転センサのセンサステータと軸受の外輪とを一体化して、回転センサ一体型軸受とすることが考えられる。この回転センサ一体型軸受をハウジングに取り付ける場合、一般的な軸受と同様に、外輪の外径面をハウジングの嵌込部に嵌め込むことが考えられる。しかしながら、軸受の外輪にクリープが生じると、軸受に取り付けられたセンサステータもハウジングに対して回転してしまう。これにより、ハウジングに対する基準となる位置が変化してしまうので、回転センサ一体型軸受において回転軸の回転の検出精度が低下することが考えられる。
【0005】
そこで、本発明は、回転軸の回転の検出精度が低下することを抑制可能な回転センサ一体型軸受を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の回転センサ一体型軸受は、[1]「回転軸を支持する軸受と、前記軸受の軸受中心線に沿った方向において前記軸受に隣接して配置され、前記回転軸の回転を検出する回転センサのセンサステータと、連結部中心線を中心とする環状を呈し、前記軸受の外輪に係合する第1係合部及び前記センサステータに係合する第2係合部を有する連結部と、を備え、前記外輪の内径面において前記軸受の転動体よりも前記センサステータ側の部位には、周方向に沿って延在する係合溝が設けられ、前記第1係合部の外径面は、径方向の外側に向って突出する形状を呈し、前記第1係合部は、前記連結部が前記外輪に対して相対回転可能なように前記係合溝に嵌め込まれている、回転センサ一体型軸受。」である。
【0007】
この回転センサ一体型軸受は、軸受の外輪と、センサステータを外輪に連結する連結部と、が相対回転可能となっている。このため、軸受の外輪にクリープが生じても、外輪につられてセンサステータの位置がずれてしまうことが抑制される。このように、回転センサ一体型軸受は、回転軸の回転の検出精度が低下することを抑制できる。
【0008】
本発明の回転センサ一体型軸受は、[2]「前記連結部中心線と前記軸受中心線とが一致している状態において、前記第1係合部の最外径部と、前記係合溝の内壁面と、の間には所定の隙間が設けられ、前記最外径部は、前記外径面のうち径方向の最も外側に位置する部位である、上記[1]に記載の回転センサ一体型軸受。」であってもよい。この場合、径方向において、連結部と外輪との間に隙間がある。これにより、連結部と外輪とがより一層容易に相対回転することができる。
【0009】
本発明の回転センサ一体型軸受は、[3]「前記連結部中心線と前記軸受中心線とが一致している状態、かつ、前記連結部が前記軸受の前記転動体側に押し付けられた状態において、前記外径面のうち前記最外径部から前記センサステータ側の部位と、前記係合溝の前記内壁面と、の間には所定の隙間が設けられている、上記[2]に記載の回転センサ一体型軸受。」であってもよい。この場合、軸受中心線(連結部中心線)に沿った方向において、連結部と外輪との間に隙間がある。これにより、連結部と外輪とがより一層容易に相対回転することができる。
【0010】
本発明の回転センサ一体型軸受は、[4]「前記第1係合部は、前記外径面の少なくとも一部が前記係合溝に入り込むように前記係合溝の底部に向かって湾曲している、上記[1]~[3]のいずれかに記載の回転センサ一体型軸受。」であってもよい。この場合、連結部の第1係合部は、曲げ加工によって容易に形成され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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