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公開番号
2025103526
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220971
出願日
2023-12-27
発明の名称
ブラシユニット、及び接続装置
出願人
日本精工株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
39/38 20060101AFI20250702BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】より高い導電性を有する安定した導電経路を確保する。
【解決手段】ブラシユニット20は、回転軸2に設けられた軸導電部10に当接して筐体4と軸導電部10とを電気的に接続する。ブラシユニット20は、ホルダ21と、ホルダ21に設けられた第1開口部H21aを介して軸導電部10に当接するブラシ22と、バネ23と、ブラシ22を保持する筒状のスリーブ24と、電極25と、ブラシ22と電極25とを接続する配線26と、を備える。電極25は、ホルダ21の第2張出部21bとスリーブ24とによって挟み込まれている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導電体に取り付けられ、回転軸に設けられた軸導電部に当接して前記導電体と前記軸導電部とを電気的に接続するブラシユニットであって、
前記導電体に取り付けられるとともに導電性を有し、内側に収容空間が設けられたホルダと、
前記収容空間内に収容され、前記ホルダに設けられた第1開口部を介して前記軸導電部に当接する、導電性を有するブラシと、
前記ブラシを前記第1開口部側に向けて付勢する付勢部と、
前記収容空間内に収容され、内側に前記ブラシが配置されるとともに前記付勢部による前記ブラシの付勢方向に摺動可能に前記ブラシを保持する筒状のスリーブと、
導電性を有する電極と、
前記ブラシと前記電極とを接続する配線と、
を備え、
前記ホルダは、
前記スリーブを囲むように設けられるとともに前記付勢部による前記ブラシの付勢方向に延在する筒状を呈し、筒状の一方の端部開口部を前記第1開口部とするホルダ本体部と、
前記ホルダ本体部において前記第1開口部に対して反対側の第2開口部から内向きに張り出す第2張出部と、
を有し、
前記第2張出部は、前記付勢部による前記ブラシの付勢方向において、前記スリーブにおける前記第2開口部側の端面に対向しており、
前記電極は、前記第2張出部と前記スリーブとによって挟み込まれている、ブラシユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記ホルダは、前記ホルダ本体部において前記第1開口部から内向きに張り出す第1張出部を更に有し、
前記第1張出部は、前記付勢部による前記ブラシの付勢方向において、前記スリーブにおける前記第1開口部側の端面に対向しており、
前記スリーブ及び前記電極は、前記第1張出部と前記第2張出部とによって挟み込まれている、請求項1に記載のブラシユニット。
【請求項3】
前記第1張出部には、第1油路孔が設けられ、
前記第2張出部には、第2油路孔が設けられ、
前記スリーブにおける内周面と外周面との間の部分には、前記付勢部による前記ブラシの付勢方向に延在するスリーブ油路孔が設けられている、請求項2に記載のブラシユニット。
【請求項4】
前記ホルダ本体部には、前記ホルダ本体部の外周面と内周面とを接続するホルダ油路孔が設けられ、
前記スリーブの外周面には、前記付勢部による前記ブラシの付勢方向に延在する外側油路溝が設けられている、請求項1に記載のブラシユニット。
【請求項5】
前記ホルダ本体部には、前記ホルダ本体部の外周面と内周面とを接続するホルダ油路孔が設けられ、
前記スリーブの内周面には、前記付勢部による前記ブラシの付勢方向に延在する内側油路溝が設けられ、
さらに前記スリーブには、前記スリーブの外周面と前記内側油路溝とを接続する導入油路孔が設けられている、請求項1に記載のブラシユニット。
【請求項6】
前記電極は、前記第2張出部と前記スリーブとの挟み込み方向において弾性変形可能であり、前記第2張出部と前記スリーブとによって圧縮された状態で挟み込まれている、請求項1に記載のブラシユニット。
【請求項7】
前記電極の外縁部は、前記ホルダ本体部と前記第2張出部とが互いに接続された角部において、前記ホルダ本体部と前記第2張出部とによって挟み込まれている、請求項1に記載のブラシユニット。
【請求項8】
回転軸と導電体とを電気的に接続する接続装置であって、
前記回転軸の端部に取り付けられるとともに導電性を有する軸導電部と、
一方の端部が前記軸導電部に当接するとともに、他方の端部が前記導電体に取り付けられ、前記軸導電部と前記導電体とを電気的に接続する前記請求項1~7のいずれか一項に記載のブラシユニットと、を備える、接続装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転軸と導電体とを電気的に接続する接続装置のブラシユニット、及び接続装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電動モータによって駆動される回転軸は帯電することがある。この回転軸に帯電した電荷が回転軸を支持する軸受に電流となって流れることにより、軸受に電食が生じることがある。軸受に電流が流れることを防止するため、例えば、特許文献1には、回転軸の端部にブラシユニットを当接させ、回転軸に帯電した電荷をブラシユニットを介してハウジング等の導電体に流すことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6242566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、回転軸から導電体へ電流を流すブラシユニットの構成の詳細については記載されていない。このため、本技術分野では、より高い導電性を有する安定した導電経路を確保することが可能なブラシユニット、及びこのブラシユニットを備える接続装置が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るブラシユニットは、[1]「導電体に取り付けられ、回転軸に設けられた軸導電部に当接して前記導電体と前記軸導電部とを電気的に接続するブラシユニットであって、前記導電体に取り付けられるとともに導電性を有し、内側に収容空間が設けられたホルダと、前記収容空間内に収容され、前記ホルダに設けられた第1開口部を介して前記軸導電部に当接する、導電性を有するブラシと、前記ブラシを前記第1開口部側に向けて付勢する付勢部と、前記収容空間内に収容され、内側に前記ブラシが配置されるとともに前記付勢部による前記ブラシの付勢方向に摺動可能に前記ブラシを保持する筒状のスリーブと、導電性を有する電極と、前記ブラシと前記電極とを接続する配線と、を備え、前記ホルダは、前記スリーブを囲むように設けられるとともに前記付勢部による前記ブラシの付勢方向に延在する筒状を呈し、筒状の一方の端部開口部を前記第1開口部とするホルダ本体部と、前記ホルダ本体部において前記第1開口部に対して反対側の第2開口部から内向きに張り出す第2張出部と、を有し、前記第2張出部は、前記付勢部による前記ブラシの付勢方向において、前記スリーブにおける前記第2開口部側の端面に対向しており、前記電極は、前記第2張出部と前記スリーブとによって挟み込まれている、ブラシユニット。」である。
【0006】
このブラシユニットでは、導電体に取り付けられるホルダと、回転軸に取り付けられた軸導電部に当接するブラシとが、配線及び電極を介して互いに電気的に接続される。また、電極は、ホルダの第2張出部とスリーブとによって挟み込まれている。これにより、電極とホルダとが安定して互いに電気的に接続される。このように、ブラシユニットは、より高い導電性を有する安定した導電経路を確保することができる。
【0007】
本発明に係るブラシユニットは、[2]「前記ホルダは、前記ホルダ本体部において前記第1開口部から内向きに張り出す第1張出部を更に有し、前記第1張出部は、前記付勢部による前記ブラシの付勢方向において、前記スリーブにおける前記第1開口部側の端面に対向しており、前記スリーブ及び前記電極は、前記第1張出部と前記第2張出部とによって挟み込まれている、上記[1]に記載のブラシユニット。」であってもよい。この場合、電極は、スリーブとともに第1張出部と第2張出部とによって挟み込まれることにより、ホルダに対してより確実に電気的に接続される。
【0008】
本発明に係るブラシユニットは、[3]「前記第1張出部には、第1油路孔が設けられ、前記第2張出部には、第2油路孔が設けられ、前記スリーブにおける内周面と外周面との間の部分には、前記付勢部による前記ブラシの付勢方向に延在するスリーブ油路孔が設けられている、上記[2]に記載のブラシユニット。」であってもよい。この場合、ブラシユニットでは、第1油路孔、スリーブ油路孔、及び第2油路孔によって、導電体と回転軸側とをつなぐ油路が形成される。このように、ブラシユニットは、導電体と回転軸との間で潤滑油等の油を流す油路としても用いられ得る。
【0009】
本発明に係るブラシユニットは、[4]「前記ホルダ本体部には、前記ホルダ本体部の外周面と内周面とを接続するホルダ油路孔が設けられ、前記スリーブの外周面には、前記付勢部による前記ブラシの付勢方向に延在する外側油路溝が設けられている、上記[1]に記載のブラシユニット。」であってもよい。この場合、ブラシユニットでは、ホルダ油路孔、及び外側油路溝によって、導電体と回転軸側とをつなぐ油路が形成される。なお、ホルダにおける第1開口部側の端部では、ブラシの外周面とホルダとの隙間部分を油が通る。このように、ブラシユニットは、導電体と回転軸との間で潤滑油等の油を流す油路としても用いられ得る。
【0010】
本発明に係るブラシユニットは、[5]「前記ホルダ本体部には、前記ホルダ本体部の外周面と内周面とを接続するホルダ油路孔が設けられ、前記スリーブの内周面には、前記付勢部による前記ブラシの付勢方向に延在する内側油路溝が設けられ、さらに前記スリーブには、前記スリーブの外周面と前記内側油路溝とを接続する導入油路孔が設けられている、上記[1]に記載のブラシユニット。」であってもよい。この場合、ブラシユニットでは、ホルダ油路孔、導入油路孔、及び内側油路溝によって、導電体と回転軸側とをつなぐ油路が形成される。なお、ホルダにおける第1開口部側の端部では、ブラシの外周面とホルダとの隙間部分を油が通る。このように、ブラシユニットは、導電体と回転軸との間で潤滑油等の油を流す油路としても用いられ得る。
(【0011】以降は省略されています)
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