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公開番号2025093561
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209285
出願日2023-12-12
発明の名称ベルトサンダ
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類B24B 23/06 20060101AFI20250617BHJP(研削;研磨)
要約【課題】ベルトサンダにおいてバッテリの保護を強化する技術を提供する。
【解決手段】ベルトサンダは、バッテリから供給される電力により駆動するモータと、バッテリを着脱可能なバッテリ装着部と、モータの駆動力によって回転される駆動ローラ、従動ローラ、および駆動ローラおよび従動ローラに掛け渡され、加工対象を研磨する研磨面を有するベルトを含むベルト駆動部と、前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、バッテリ装着部に装着された前記バッテリの少なくとも一部を囲むように配置されるハンドルと、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ベルトサンダであって、
バッテリから供給される電力により駆動するモータと、
前記バッテリを着脱可能なバッテリ装着部と、
前記モータの駆動力によって回転される駆動ローラ、従動ローラ、および前記駆動ローラおよび前記従動ローラに掛け渡され、加工対象を研磨する研磨面として機能するベルトを含むベルト駆動部と、
前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、
前記バッテリ装着部に装着された前記バッテリの少なくとも一部を囲むように配置されるハンドルと、を備える、
ベルトサンダ。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のベルトサンダであって、
前記ハウジングは、さらに、前記ベルト駆動部が配置される底部、前記底部とは逆側の上面部、前記底部と前記上面部との間に位置する第1側面部、前記第1側面部とは逆側の第2側面部を含み、
前記ハンドルは、前記第1側面部に連結される第1延伸部、前記第2側面部に連結される第2延伸部、および前記第1延伸部と前記第2延伸部とを接続する把持部を含み、
前記第1延伸部および前記第2延伸部は、前記ベルトサンダの側面視において、前記バッテリ装着部に装着された前記バッテリの少なくとも一部とオーバーラップする、
ベルトサンダ。
【請求項3】
請求項2に記載のベルトサンダであって、
前記ハンドルは、
さらに、
前記第1延伸部を前記第1側面部に回転可能に連結するための第1連結部と、
前記第2延伸部を前記第2側面部に回転可能に連結するための第2連結部と、を有し、
前記ハンドルは、予め定められた回転角度の範囲内で回転し、
前記第1延伸部および前記第2延伸部は、前記ベルトサンダの側面視において、前記ハンドルが前記範囲内のいずれの回転位置に配置される場合であっても、前記バッテリ装着部に装着された前記バッテリの少なくとも一部とオーバーラップする、
ベルトサンダ。
【請求項4】
請求項3に記載のベルトサンダであって、
前記ハンドルは、さらに、前記第1連結部を、前記ハンドルの回転軸に沿って前記第1側面部に向かう第1方向と、前記第1側面部から離間する第2方向とに移動させる着脱操作部を備え、
前記着脱操作部は、前記第1方向に向けて移動して、前記第1連結部を前記着脱操作部と前記第1側面部との間に挟持させることによって前記ハンドルの回転を抑制させる回転抑制状態と、前記第2方向に向けて移動して、前記第1連結部を前記第1側面部から離間させることによって前記ハンドルを回転可能にする回転状態とに、前記ハンドルの状態を切り替え可能である、
ベルトサンダ。
【請求項5】
請求項4に記載のベルトサンダであって、
さらに、前記第1連結部および前記第2連結部に挿通され、前記ハンドルの回転軸を規定する軸部を備え、
前記第1連結部は、凸形状または凹形状を有する連結係合部を含み、
前記軸部は、前記連結係合部に対応する凹形状または凸形状を有する軸係合部を含み、
前記着脱操作部は、前記軸部の端部に固定され、前記軸部を前記第1方向と前記第2方向とに移動可能であり、
前記軸部は、前記第2方向に移動して予め定められた規制位置に到達したときに、前記軸係合部と前記連結係合部との係合に起因して、さらなる前記第2方向への移動が規制される、
ベルトサンダ。
【請求項6】
請求項5に記載のベルトサンダであって、
前記連結係合部は、前記第1連結部のうち前記軸部が挿通される貫通孔の壁面において、前記軸部に向かって突出する凸形状を有する爪部であり、
前記軸係合部は、軸径が前記軸部の他の部分より細い凹形状をする軸凹部であり、
前記爪部が前記規制位置で前記軸凹部に係止されることにより、前記軸部の前記第2方向への移動が規制される、
ベルトサンダ。
【請求項7】
請求項6に記載のベルトサンダであって、
前記第1側面部は、前記規制位置で前記軸凹部と係合する状態の前記爪部を、前記爪部の外面と接触した状態で収容可能な拘束部を備える、
ベルトサンダ。
【請求項8】
請求項5に記載のベルトサンダであって、
前記第1連結部は、前記第1側面部に対向する位置に凹形状を有し、前記連結係合部として機能する座繰部を含み、
前記軸部は、軸径が前記軸部の他の部分より太い凸形状を有し、前記軸係合部として機能する軸凸部を含み、
前記座繰部が前記規制位置で前記軸凸部と係合することにより、前記軸部の前記第2方向への移動が規制される、
ベルトサンダ。
【請求項9】
前記軸凸部は、前記軸部に固定されたOリングである、請求項8に記載のベルトサンダ。
【請求項10】
請求項2に記載のベルトサンダであって、
前記第1延伸部と前記第2延伸部とのいずれか一方の延伸部および前記把持部は、合成樹脂を用いて一体的に形成され、
前記一方の延伸部とは異なる他方の延伸部は、金属を用いて形成され、
前記他方の延伸部は、前記ハウジングとの連結位置から延伸する第1部分と、前記第1部分から前記把持部に向かって屈曲する第2部分とを含み、
前記第2部分は、前記把持部の内部に配置されている、
ベルトサンダ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ベルトサンダに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
バッテリから供給される電力により駆動されるモータによって無端状のサンディングベルトを回転させることによって加工対象の研磨を行うベルトサンダが知られている。例えば、特許文献1には、ハウジングの一方の側面に接続されたアームと、アームに接続される把持部とを有するフロントハンドルを備えるベルトサンダが開示されている。フロントハンドルは、バッテリの近傍に配置されており、例えば、ベルトサンダの落下時のバッテリへの衝撃がフロントハンドルによって抑制されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-140560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、バッテリの保護は充分とはいえず、バッテリの保護の強化が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の態様によれば、ベルトサンダが提供される。このベルトサンダは、バッテリから供給される電力により駆動するモータと、前記バッテリを着脱可能なバッテリ装着部と、前記モータの駆動力によって回転される駆動ローラ、従動ローラ、および前記駆動ローラおよび前記従動ローラに掛け渡され、加工対象を研磨する研磨面として機能するベルトを含むベルト駆動部と、前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、前記バッテリ装着部に装着された前記バッテリの少なくとも一部を囲むように配置されるハンドルと、を備える。
【0006】
上記態様のベルトサンダによれば、ハンドルがバッテリ装着部に装着されたバッテリの少なくとも一部を囲んでいる。そのため、ベルトサンダが落下した場合のバッテリへの衝撃など、バッテリを外部の衝撃などから保護することができ、バッテリの保護を強化することができる。
【0007】
本開示の第2の態様によれば、ベルトサンダが提供される。このベルトサンダは、バッテリから供給される電力により駆動されるモータと、前記バッテリを着脱可能なバッテリ装着部と、前記モータの駆動力によって回転される駆動ローラ、従動ローラ、および前記駆動ローラおよび前記従動ローラに掛け渡され、加工対象を研磨する研磨面として機能するベルトを含むベルト駆動部と、前記ベルト駆動部が配置される底部、前記底部とは逆側に位置する上面部、前記底部と前記上面部とをつなぐ第1側面部、前記第1側面部とは逆側の第2側面部、および前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、前記第1側面部に連結される第1延伸部、前記第2側面部に連結される第2延伸部、および前記第1延伸部と前記第2延伸部とを接続する把持部を有するハンドルと、前記第1側面部に設けられ、前記モータの駆動力を前記駆動ローラに伝達するための駆動伝達部と、を備える。前記ハンドルは、前記バッテリ装着部に装着された前記バッテリの少なくとも一部を囲むように配置される。前記第2延伸部の断面幅は、前記第1延伸部の断面幅よりも狭い。
【0008】
上記態様のベルトサンダによれば、第2延伸部の断面幅が第1延伸部の断面幅よりも狭い。例えば、加工面と当該加工面に隣接する壁面とを有する加工対象に対して研磨作業を行う場合であっても、加工面を研磨しつつ第2側面部を当該壁面に近づけることが容易になる。したがって、壁面近傍の研磨作業を行うことが容易となる。
【0009】
本開示の第3の態様によれば、ベルトサンダが提供される。このベルトサンダは、バッテリから供給される電力により駆動するモータと、前記バッテリを着脱可能なバッテリ装着部と、第1ハンドルと、前記バッテリ装着部に装着された前記バッテリの少なくとも一部を囲むように配置される第2ハンドルと、前記モータの駆動力によって回転される駆動ローラ、従動ローラ、および前記駆動ローラおよび前記従動ローラに掛け渡され、加工対象を研磨する研磨面として機能するベルトを含むベルト駆動部と、前記モータを収容するモータ収容部、前記ベルト駆動部が配置される底部、前記底部とは逆側の上面部、および前記モータ収容部を挟んで前記第2ハンドルとは逆側の背面部を有するハウジングと、を備える。前記第1ハンドルは、前記背面部のうち前記上面部に近い位置に接続される上側基部、前記背面部のうち前記ベルト駆動部に近い位置に接続される下側基部、および前記上側基部と前記下側基部とを延伸して接続する第1把持部を有する。前記第1把持部の延伸方向は、前記ベルトサンダの側面視において、前記第1把持部の下側よりも前記第1把持部の上側の方が前記背面部に近づくように、前記研磨面の面方向に対して予め定められた傾斜角度で傾斜する。前記傾斜角度は、30度以上50度以下である。
【0010】
上記態様のベルトサンダによれば、ユーザが研磨面に対してベルトサンダを押圧する力を付与しやすくなる。したがって、ユーザが、第1ハンドルを把持して研磨面を加工対象に押し当てる操作と、加工位置を変えるためにベルトサンダを移動させる操作との双方を容易に実行することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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