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公開番号2025093093
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208612
出願日2023-12-11
発明の名称打ち込み工具
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B25C 1/06 20060101AFI20250616BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】簡便な構成で広い範囲で打ち込み具を打撃できる打ち込み工具を提供すること。
【解決手段】打ち込み工具10は、ラック歯を有する板状のドライバ2を有する。リフタがラック歯に係合する。リフタはドライバ2を移動させる。ストライカ3がドライバ2の先部2cに接続される。ストライカ3は打ち込み具8を打撃する。ストライカ3の打撃面3aの面積は、ドライバ2の先部2cの面積よりも大きい。従ってドライバ2の先部2cより広い面積のストライカ3が打ち込み具8を打撃する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
打ち込み工具であって、
ラック歯を有する板状のドライバと、
前記ラック歯に係合して前記ドライバを移動させるリフタと、
前記ドライバの端部に接続されて打ち込み具を打撃するストライカを有し、
前記ストライカの打撃面の面積が、前記ドライバの前記端部の面積よりも大きい打ち込み工具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の打ち込み工具であって、
前記ストライカは前記ドライバに対して脱着可能に接続される打ち込み工具。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の打ち込み工具であって、
前記打ち込み具は、少なくとも一部が円弧である頭部を有し、
前記ストライカは、円弧部を備える打ち込み工具。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載の打ち込み工具であって、
前記ストライカの前記打撃面は、円を切り欠いた形状の切欠縁を有し、
前記切欠縁が前記打ち込み具を収容するマガジンに向かうように前記ストライカが配置される打ち込み工具。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記ストライカには、前記ドライバの前記端部が挿入される取付凹部が形成されている打ち込み工具。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記ドライバと前記ストライカに挿入されるピンを有する打ち込み工具。
【請求項7】
請求項6に記載の打ち込み工具であって、
前記ドライバの移動を案内する筒状のドライバガイドを有し、
前記ドライバガイドには、外に開口して前記ピンが前記ドライバと前記ストライカに挿入されることを許容する取付孔が形成されている打ち込み工具。
【請求項8】
請求項7に記載の打ち込み工具であって、
前記ドライバガイドに供給される前記打ち込み具を収容するマガジンと、
前記マガジンから打ち込み通路に前記打ち込み具を案内する案内通路を有し、
前記取付孔の延長線上に前記案内通路が位置する打ち込み工具。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の打ち込み工具であって、
前記ドライバガイドは、
前記ドライバの移動を案内するドライバガイド部と、
前記ストライカの移動を案内するストライカガイド部を有する打ち込み工具。
【請求項10】
請求項7~9のいずれか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記ドライバは、前記リフタによって待機位置で停止して保持され、
前記取付孔は、前記ドライバが待機位置に位置する場合に、前記ピンを前記ドライバに挿入できるように位置する打ち込み工具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、釘やステープル等の打ち込み具を木材等に打ち込むための打ち込み工具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、圧縮ガスの推力を打撃力として利用するガスばね式の打ち込み工具が開示されている。打ち込み工具は、打ち込み方向に長い四角板形状のドライバを有する。ドライバは、ガス圧によって打ち込み方向に移動して打ち込み具を打撃する。打ち込み方向に移動したドライバは、側方に配置されたリフタにより反打ち込み方向に戻される。リフタは、ドライバの側部に形成されたラック歯に係合してドライバを元の位置へ戻す。
【0003】
ドライバは、その四角形状の端面部によって、打ち込み具の円形フランジ状の頭部を打撃する。そのため、ドライバの打撃力が打ち込み具の頭部の一領域に集中する。その結果、ドライバが打ち込み具に対して適切に力を掛けられない懸念がある。また釘詰まりの際に、打ち込み具の頭部がドライバとドライバガイドの隙間に挟まる場合がある。その場合、ドライバの先端が破損する懸念がある。このような懸念に対して、頭部の円形状に沿う広い面で打撃力を掛けられるドライバが従来、必要とされてきた。しかしながら丸棒状のドライバは、四角板形状のドライバに比べて重くなる懸念がある。さらにドライバにラック歯を形成する加工も困難になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6627990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って簡便な構成で広い範囲で打ち込み具を打撃できる打ち込み工具が従来、必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの局面によると、打ち込み工具は、ラック歯を有する板状のドライバを有する。リフタがラック歯に係合する。リフタはドライバを移動させる。ストライカがドライバの端部に接続される。ストライカは打ち込み具を打撃する。ストライカの打撃面の面積は、ドライバの端部の面積よりも大きい。従ってドライバの端部より広い面積のストライカが打ち込み具を打撃する。ドライバの端部が打ち込み具を打撃する構成と比べて、広い範囲で打ち込み具を打撃しやすい。ドライバの端部にストライカを接続する簡便な構成で、重量の増加を抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
左側ハウジングを取り外した状態の打ち込み工具の左側面図である。
図1のII-II線断面矢視図である。
ノーズ部の拡大断面図である。
図3のIV-IV線断面矢視図である。
ノーズ部とドライバの分解斜視図である。
ドライバが装填位置に移動した状態における図3に対応する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の他の局面によると、ストライカはドライバに対して脱着可能に接続される。これにより、ストライカを容易に交換できる。
【0009】
本開示の他の局面によると、打ち込み具は少なくとも一部が円弧である頭部を有する。ストライカは円弧部を備える。従ってストライカが、打ち込み具の頭部に合った打撃をしやすい。
【0010】
本開示の他の局面によると、打ち込み工具は打ち込み具を収容するマガジンを有する。ストライカの打撃面は、円を切り欠いた形状の切欠縁を有する。切欠縁がマガジンに向かうようにストライカが配置される。一般にマガジンには、複数の打ち込み具が一列状に連結されて収容される。従って切欠縁がマガジンに向かうことで、ストライカは打撃される打ち込み具の次に配置される打ち込み具と干渉しにくい。
(【0011】以降は省略されています)

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