TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025099190
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215642
出願日
2023-12-21
発明の名称
共有メモリ制御プログラム、共有メモリ制御方法および情報処理装置
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
G06F
9/455 20180101AFI20250626BHJP(計算;計数)
要約
【課題】共有メモリ装置へのアクセスを継続可能な仮想マシンに余計な通知が行われることを抑制する。
【解決手段】接続管理情報11aは、共有メモリ装置20における複数のセクションの各々に接続する仮想マシンの識別子を示す。時刻管理情報11bは、共有メモリ装置20に関する通知を、仮想マシンに対して次回実行可能な時刻を各セクションに対して保持する。処理部12は、仮想マシン13による共有メモリ装置20へのアクセスに対して共有メモリ装置20の故障が通知されると、仮想マシン13の識別子を取得する。処理部12は、仮想マシン13の識別子と接続管理情報11aとに基づいて、仮想マシン13が接続するセクション21aに接続する仮想マシン14を特定する。処理部12は、時刻管理情報11bに含まれる、セクション21aに対応する時刻に達した後に、共有メモリ装置20の故障を仮想マシン13,14に通知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータに、
記憶領域を有する第1共有メモリ装置であって、前記記憶領域を論理的に分割した複数のセクションの各々を複数の仮想マシンにより共有可能とする前記第1共有メモリ装置への、前記複数の仮想マシンのうちの第1仮想マシンによるアクセスに対して前記第1共有メモリ装置の故障が通知されると、前記第1仮想マシンの識別子を取得し、
前記第1仮想マシンの識別子と前記複数のセクションの各々に接続する仮想マシンの識別子を示す接続管理情報とに基づいて、前記複数のセクションのうち、前記第1仮想マシンが接続する第1セクションに接続する第2仮想マシンを特定し、
前記第1共有メモリ装置に関する通知を前記仮想マシンに対して次回実行可能な時刻を前記複数のセクションの各々に対して保持する時刻管理情報に含まれる、前記第1セクションに対応する前記時刻に達した後に、前記第1共有メモリ装置の故障を前記第1仮想マシンおよび前記第2仮想マシンに通知する、
処理を実行させる共有メモリ制御プログラム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第1共有メモリ装置の故障を前記第1仮想マシンおよび前記第2仮想マシンに通知する際に、前記複数の仮想マシンのうちの第3仮想マシンであって、前記第1共有メモリ装置における第2セクションに接続する前記第3仮想マシンには、前記第1共有メモリ装置の故障を通知しない、
請求項1記載の共有メモリ制御プログラム。
【請求項3】
前記第1共有メモリ装置の故障を前記第1仮想マシンおよび前記第2仮想マシンに通知することで、前記第1仮想マシンおよび前記第2仮想マシンにより前記第1共有メモリ装置との接続の切り離しを実行させる、
請求項1記載の共有メモリ制御プログラム。
【請求項4】
第2共有メモリ装置における第3セクションが、前記第1セクションに保持されるデータの複製を保持しており、
前記切り離しの後、前記第1仮想マシンおよび前記第2仮想マシンの各々により前記第2共有メモリ装置の前記第3セクションに保持される前記データの複製にアクセスさせ、前記第1仮想マシンおよび前記第2仮想マシンの各々の処理を継続させる、
請求項3記載の共有メモリ制御プログラム。
【請求項5】
前記第1共有メモリ装置の故障を前記第1仮想マシンおよび前記第2仮想マシンに通知すると、前記時刻管理情報に含まれる、前記第1セクションに対応する前記時刻を更新する、
請求項1記載の共有メモリ制御プログラム。
【請求項6】
前記複数のセクションの数に応じて、前記時刻管理情報を格納するメモリ領域を拡張する、
請求項1記載の共有メモリ制御プログラム。
【請求項7】
コンピュータが、
記憶領域を有する第1共有メモリ装置であって、前記記憶領域を論理的に分割した複数のセクションの各々を複数の仮想マシンにより共有可能とする前記第1共有メモリ装置への、前記複数の仮想マシンのうちの第1仮想マシンによるアクセスに対して前記第1共有メモリ装置の故障が通知されると、前記第1仮想マシンの識別子を取得し、
前記第1仮想マシンの識別子と前記複数のセクションの各々に接続する仮想マシンの識別子を示す接続管理情報とに基づいて、前記複数のセクションのうち、前記第1仮想マシンが接続する第1セクションに接続する第2仮想マシンを特定し、
前記第1共有メモリ装置に関する通知を前記仮想マシンに対して次回実行可能な時刻を前記複数のセクションの各々に対して保持する時刻管理情報に含まれる、前記第1セクションに対応する前記時刻に達した後に、前記第1共有メモリ装置の故障を前記第1仮想マシンおよび前記第2仮想マシンに通知する、
共有メモリ制御方法。
【請求項8】
記憶領域を有する第1共有メモリ装置であって、前記記憶領域を論理的に分割した複数のセクションの各々を複数の仮想マシンにより共有可能にする前記第1共有メモリ装置における前記複数のセクションの各々に接続する仮想マシンの識別子を示す接続管理情報と、前記第1共有メモリ装置に関する通知を、前記仮想マシンに対して次回実行可能な時刻を前記複数のセクションの各々に対して保持する時刻管理情報とを記憶する記憶部と、
前記複数の仮想マシンのうちの第1仮想マシンによる前記第1共有メモリ装置へのアクセスに対して前記第1共有メモリ装置の故障が通知されると、前記第1仮想マシンの識別子を取得し、前記第1仮想マシンの識別子と前記接続管理情報とに基づいて、前記複数のセクションのうち、前記第1仮想マシンが接続する第1セクションに接続する第2仮想マシンを特定し、前記時刻管理情報に含まれる、前記第1セクションに対応する前記時刻に達した後に、前記第1共有メモリ装置の故障を前記第1仮想マシンおよび前記第2仮想マシンに通知する処理部と、
を有する情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は共有メモリ制御プログラム、共有メモリ制御方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
情報処理システムでは、物理的なコンピュータ(物理マシン)上で、複数の仮想的なコンピュータ(仮想マシン)を動作させる仮想化技術が利用されている。仮想マシンには、物理マシンが備えるCPU(Central Processing Unit)の処理能力やRAM(Random Access Memory)の記憶領域が、演算のリソースとして割り振られる。
【0003】
また、情報処理システムでは、物理マシンまたは仮想マシンである複数のマシンにより共有可能な記憶領域を提供する共有メモリ装置が用いられることがある。共有メモリ装置は、システム記憶装置やシステム間共有メモリと呼ばれることもある。共有メモリ装置の記憶領域は、各マシンから比較的高速にアクセス可能であり、例えば各マシンの主記憶領域として利用され得る。例えば、共有メモリ装置の一部の記憶領域を、2つのマシンで共有することで、一方のマシンを運用系とし、他方のマシンを待機系とするクラスタを構成することができ、マシン上で実行されるアプリケーションの運用の可用性の向上を図れる。
【0004】
ここで、複数の物理マシンが共有する物理デバイスと各仮想マシンの間の利用関係の履歴を記録しておき、その履歴に基づいて複数の日時における各仮想マシンの物理デバイスの利用状況を特定する仮想環境運用支援システムの提案がある。
【0005】
また、障害の影響範囲に物理マシンが含まれていた場合、構成制御ルールに基づく構成制御を実行し、障害の影響範囲に仮想マシンが含まれていた場合、当該構成制御の通知を該当の仮想マシンに送信する物理マシンを備える計算機システムの提案がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-206368号公報
国際公開第2015/072004号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
共有メモリ装置の記憶領域は、論理的に複数の部分領域に分割され得る。部分領域はセクションと呼ばれる。例えば、物理マシン上の仮想マシンが共有メモリ装置のあるセクションを使用し、当該物理マシン上の他の仮想マシンが当該共有メモリ装置の別のセクションを使用することができる。また、共有メモリ装置の二重化または四重化などの多重化により、共有メモリ装置の故障に対する可用性の向上が図られることもある。
【0008】
ここで、共有メモリ装置による故障の通知が共有メモリ装置単位でしか行われないことがある。例えば、共有メモリ装置において特定のセクションでアクセス不可となる局所的な故障が発生しているが別のセクションへのアクセスは正常に行える場合であっても、共有メモリ装置は、当該共有メモリ装置単位の故障の通知しか行わないことがある。この場合、物理マシンは、当該通知からは、共有メモリ装置単位でしか故障を検知できない。
【0009】
例えば、物理マシンは当該故障の検知に応じて、接続先の共有メモリ装置の切り替え制御などのために、故障通知元の共有メモリ装置へアクセスする全ての仮想マシンに当該共有メモリ装置の故障を通知し得る。しかし、この場合、当該共有メモリ装置における正常なセクションへのアクセスを継続可能な仮想マシンにまで余計な通知が行われてしまう。
【0010】
1つの側面では、本発明は、共有メモリ装置へのアクセスを継続可能な仮想マシンに余計な通知が行われることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
富士通株式会社
測定装置
16日前
富士通株式会社
光伝送装置
1か月前
富士通株式会社
画像変換機器と方法
19日前
富士通株式会社
車線区分装置及び方法
2か月前
富士通株式会社
商品棚の検出装置及び方法
2か月前
富士通株式会社
量子デバイス上の誤り訂正
1か月前
富士通株式会社
商品状態検出装置及び方法
2か月前
富士通株式会社
データセット特徴タイプ推論
2日前
富士通株式会社
信号相関量の確定装置と方法
2日前
富士通株式会社
光伝送装置および光伝送方法
24日前
富士通株式会社
光受信装置及び光伝送システム
1か月前
富士通株式会社
キャッシュメモリ搭載演算装置
1か月前
富士通株式会社
光伝送装置および光伝送システム
3日前
富士通株式会社
制御プログラム、および制御方法
25日前
富士通株式会社
伝送路監視装置及び伝送路監視方法
2か月前
富士通株式会社
双方向光リンクの異常モニタリング
5日前
富士通株式会社
情報処理プログラムおよび情報処理方法
2日前
富士通株式会社
人工知能ベースのサステナブル材料設計
1か月前
富士通株式会社
大規模言語モデルを使用したデータ調整
2日前
富士通株式会社
管理装置、管理方法および管理プログラム
1か月前
富士通株式会社
選択プログラム、選択装置、及び選択方法
5日前
富士通株式会社
通信管理装置および無線リソース予測方法
26日前
富士通株式会社
情報処理装置,プログラムおよび制御方法
2か月前
富士通株式会社
圧縮プログラム、圧縮方法および圧縮装置
16日前
富士通株式会社
無線アクセスネットワークプロビジョニング
2日前
富士通株式会社
推定プログラム、推定方法及び情報処理装置
1か月前
富士通株式会社
赤外線センサ、及び赤外線センサの製造方法
11日前
富士通株式会社
ホモグラフィの取得装置、方法及び電子機器
1か月前
富士通株式会社
分子動力学計算プログラム、方法、及び装置
2か月前
富士通株式会社
光送信機サブ信号光位相差の確定装置と方法
2日前
富士通株式会社
広告画像を生成する方法、装置及び記憶媒体
9日前
富士通株式会社
光伝送装置、光伝送方法、及び光伝送システム
1か月前
富士通株式会社
機械学習アプローチを用いたラマンポンプ設計
1か月前
富士通株式会社
因果関係分析方法及び因果関係分析プログラム
1か月前
富士通株式会社
プログラム、データ処理装置及びデータ処理方法
2か月前
富士通株式会社
演算プログラム、演算方法、および情報処理装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る