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公開番号
2025097298
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2024212940
出願日
2024-12-06
発明の名称
双方向光リンクの異常モニタリング
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H04B
10/079 20130101AFI20250623BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 双方向光リンクの異常モニタリングに関する方法を提供する。
【解決手段】 方法は、第1方向に光リンク中を伝播する第1の光信号についての第1のパワープロファイル推定(PPE)を取得することを含み得る。当該方法は、第1方向とは反対の第2方向に光リンク中を伝播する第2の光信号についての第2のPPEを取得することを含み得る。当該方法はまた、光リンク中を伝播する光信号に利得又は損失のうち1つ以上を適用する光リンクに沿った1つ以上の位置を示す光リンク分析を生成することを含み得る。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に光リンク中を伝播する第1の光信号についての第1のパワープロファイル推定(PPE)を取得し、
前記第1方向とは反対の第2方向に前記光リンク中を伝播する第2の光信号についての第2のPPEを取得し、
前記第1のPPE及び前記第2のPPEに基づいて光リンク分析を生成し、当該光リンク分析は、前記光リンク中を伝播する光信号に利得又は損失のうち1つ以上を適用する前記光リンクに沿った1つ以上の位置を示す、
ことを有する方法。
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【請求項2】
前記光リンク分析を生成することは、
前記第1のPPEの方が前記第2のPPEよりも大きい前記光リンクの部分に対して、前記光リンク分析のために前記第1のPPEを使用し、
前記第2のPPEの方が前記第1のPPEよりも大きい前記光リンクの部分に対して、前記光リンク分析のために前記第2のPPEを使用する、
ことを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のPPEが前記第2のPPEに等しい前記光リンクに沿った位置では、前記光リンク分析のために前記第1のPPE又は前記第2のPPEのうち1つ以上が使用される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記光リンク分析を生成することは、前記第1のPPE又は前記第2のPPEのうち1つ以上に重み付け係数を適用することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記重み付け係数は、前記光リンクに沿った1つ以上の位置についての前記第1のPPE又は前記第2のPPEのうち1つ以上を、前記光リンクに沿った前記1つ以上の位置についての前記第1のPPE及び前記第2のPPEの合成光信号パワーで除算したもの、を有する平均光信号パワー計算値である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記光リンク分析を生成することは、前記第1のPPE又は前記第2のPPEのうち1つ以上に数学演算を適用することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記数学演算を適用することは、前記第1のPPE又は前記第2のPPEのうち1つ以上に1つ以上の導関数を適用することを有する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
第1方向に光リンク中を伝播する第1の光信号についての第1のパワープロファイル推定(PPE)を取得するように構成された少なくとも第1のトランシーバと、
前記第1方向とは反対の第2方向に前記光リンク中を伝播する第2の光信号についての第2のPPEを取得するように構成された少なくとも第2のトランシーバと、
前記第1のPPE及び前記第2のPPEに基づいて光リンク分析を生成するように構成されたコンピューティングシステムであり、当該光リンク分析は、前記光リンク中を伝播する光信号に利得又は損失のうち1つ以上を適用する前記光リンクに沿った1つ以上の位置を示す、コンピューティングシステムと、
を有するシステム。
【請求項9】
命令を格納した1つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されることに応答して、システムに動作を実行させ、当該動作は、
第1方向に光リンク中を伝播する第1の光信号についての第1のパワープロファイル推定(PPE)を取得し、
前記第1方向とは反対の第2方向に前記光リンク中を伝播する第2の光信号についての第2のPPEを取得し、
前記第1のPPE及び前記第2のPPEに基づいて光リンク分析を生成し、当該光リンク分析は、前記光リンク中を伝播する光信号に利得又は損失のうち1つ以上を適用する前記光リンクに沿った1つ以上の位置を示す、
ことを有する、1つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
ここで説明される実施形態は、双方向光リンクの異常モニタリングに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
遠隔通信システム、ケーブルテレビジョンシステム、及びデータ通信ネットワークは、光ネットワークを用いて遠隔ポイント間で情報を伝達する。光ネットワークでは、情報は、例えば光ファイバ又は他の光学媒体からなるものなどの光リンクを介して光信号の形態で伝達される。光ネットワークは、光ネットワーク内で様々な動作を実行するように構成された、例えば増幅器、分散補償器、マルチプレクサ/デマルチプレクサフィルタ、波長選択スイッチ、カプラ、送信器、受信器などの様々なコンポーネントを含み得る。一部の例において、光ネットワーク内で利用される光リンクの数を減らために双方向光リンクが使用され得る。
【0003】
光信号のパワーは、例えば減衰、分散、非線形効果、及び/又は増幅などの様々な要因に起因して、光リンクの長さに沿って(例えば、光ファイバの長さに沿って)変化し得る。光リンク及びそれに伝播する光信号に対応するパワープロファイル推定を介した光リンクのモニタリングは、システム設計、最適化、光リンクモニタリング、及び性能評価に役立ち得る。
【0004】
ここで特許請求される事項は、上述などの環境でのみ問題を解決したり動作したりする実施形態に限定されるものではない。むしろ、この背景技術の説明は、ここに記載される実施形態が実施され得る技術領域の一例を示すために提供されているに過ぎないものである。
【発明の概要】
【0005】
一実施形態の一態様によれば、動作は、第1方向に光リンク中を伝播する第1の光信号についての第1のパワープロファイル推定(PPE)を取得することを含み得る。当該動作はまた、第1方向とは反対の第2方向に光リンク中を伝播する第2の光信号についての第2のPPEを取得することを含み得る。さらに、当該動作は、光リンク中を伝播する光信号に利得又は損失のうち1つ以上を適用する光リンクに沿った1つ以上の位置を示す光リンク分析を生成することを含み得る。
【0006】
実施形態の目的及び利点は、少なくとも請求項中に具体的に指し示される要素、機構及び組み合わせによって実現・達成されることになる。理解されるべきことには、以上の概略説明及び以下の詳細説明はどちらも例示的且つ説明的なものであり、特許請求される発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
以下の図を含む添付図面の使用を通じて実施形態例を更に具体的且つ詳細に記載及び説明する。
少なくとも1つの異常を有する光リンクのモニタリングに関係するシステムの一実施形態例を示している。
PPEを取得することに関係するシステムの一実施形態例を示している。
PPEに基づいて光リンク分析を生成することに関係するシステムの一実施形態例を示している。
少なくとも1つの光中継器を有する光リンクのモニタリングに関係するシステムの一実施形態例を示している。
双方向光リンクの異常モニタリングの方法例のフローチャートである。
本開示の1つ以上の実施形態に従ったコンピューティングシステム例のブロック図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0008】
光ネットワークは、光リンク(例えば、光ファイバ)中を伝搬される光信号を介して互いに情報を通信するように構成され得るノードを含み得る。双方向光リンクを通じての双方向光信号伝搬は、光ネットワーク内で使用され得る光リンクの数を減らすために利用され得る。
【0009】
また、光信号が光リンク中を伝播するときの光信号のパワー分布は、減衰、分散、非線形性、他の障害、及び/又は例えば増幅などの増強を含む幾つかの一部の要因によって影響され得る。光リンクのモニタリングは、長手方向パワープロファイル推定(PPE)を用いて、それぞれの光リンクに沿った異なる位置における光信号のパワーレベルを推定することを含むことができ、これは、光信号伝播に影響を及ぼし得る光リンクの部分を特定する助けとなり得る。しかしながら、双方向光リンクに関して、PPEは、異なるPPEを決定するために使用される光信号の送信又は受信のために双方向光リンクのどちら側が使用されるのかに応じて変わり得る。
【0010】
本開示の1つ以上の実施形態によれば、双方向光リンクを分析するために双方向PPEが然るべく使用され得る。そのような双方向PPEを用いて、信号劣化及び/又は信号増強を引き起こし得る対応する双方向光リンクの部分を特定し、光ネットワーク性能を改善するために然るべく使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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