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公開番号2025100631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025063234,2022521134
出願日2025-04-07,2020-10-07
発明の名称ホスホマンノムターゼ2欠損の処置のためのアルドースレダクターゼ阻害剤
出願人アプライド セラピューティクス, インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 31/5025 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ホスホマンノムターゼ2欠損の処置のためのアルドースレダクターゼ阻害剤を提供すること。
【解決手段】本開示は、アルドースレダクターゼ阻害剤を使用して、PMM2-CDGを処置するための方法に関する。他の実施形態では、本開示は、PMM2-CDGの処置を必要とする被験体におけるPMM2-CDGを処置する方法であって、AR阻害剤、例えば式(I)~(VI)のいずれか1つの化合物、および薬学的に許容され得る担体を含む治療有効量の医薬組成物を投与することを含む方法に関する。本開示は、PMM2-CDGを有する被験体におけるPMM2酵素活性を増大させる方法であって、前記被験体に治療有効量のアルドースレダクターゼ阻害剤、例えば式(I)~(VI)のいずれか1つの化合物を投与することを含む方法に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
明細書中に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2019年10月8日に出願された米国仮出願第62/912,441号(これは、参照により本明細書に組み込まれる)の利益を主張する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
背景
ホスホマンノムターゼ2(PMM2)は、マンノース-6-リン酸(M6P)をマンノース-1-リン酸(M1P)に変換する酵素である。M1Pは、GDP-マンノースの前駆体であり、これは、タンパク質のグリコシル化のために重要なドリコール-P-オリゴ糖(dalichol-P-oligosaccharide)の産生のために必要である。
【0003】
PMM2は、細胞質内で絶対ホモ二量体を形成し、そしてマンノース-6-リン酸をマンノース-1-リン酸に変換する。各PMM2単量体は、触媒活性のための必須条件として、それ自体と二量体を形成するが、1つの二量体あたり1個の機能的活性部位が必要とされるのみである。(Andreotti,G.,et.al.,2015,PLoS ONE 10,e0139882.doi:10.1371/journal.pone.013988)。グルコース-1,6-二リン酸およびマンノース-1,6-二リン酸は、PMM2機能の内因性コアクチベーターであり、PMM2二量体に結合して安定化させる(同上)。
【0004】
PMM2欠損は、最も一般的なグリコシル化の先天性障害(CDG)を担う(Van,S.E.et al.,FEBS Lett.1995,377,318-320,Ferreira,C.R.et al.,J.Inherit.Metab.Dis.2018,41,541-553)。PMM2-CDGは、多系統、多器官の疾患である。なぜなら、最低レベルのグリコシル化が、身体の全ての細胞において常に必要とされるからであり、異なる細胞型および器官は、多かれ少なかれ、過小なグリコシル化の複雑な結果を受けやすい。PMM2酵素活性の残留レベルが上昇すると、罹患した器官系の数および重症度が減少する。PMM2をコードする遺伝子の変異は、PMM2-CDGを担い(Jaeken,J.et al.,J Inherit Metab Dis.2008,31,669-72)、そしてPMM2遺伝子において、PMM2-CDGを引き起こす115より多い変異が見出されている。疾患を引き起こす全ての変異は、PMM2の酵素活性を低下させて、正常なタンパク質のグリコシル化のためのオリゴ糖を形成するには不十分な量の活性化マンノースをもたらすようである。PMM2-CDGはまた、CDG-1AまたはJaeken症候群としても公知である。PMM2-CDGは、様々な臨床的進行および提示を示し、罹患した個体は代表的に、幼児期に兆候および症状を発症する。PMM2-CDGにより影響を受ける器官としては、脳、肝臓、胃腸管、心臓および腎臓が挙げられる。罹患した幼児のうちの約20%が、複数の器官の不全に起因して、1歳未満で死亡する。PMM2-CDGの最も重篤な症例は、胎児水腫により特徴付けられ、そして大部分の症例では、胎児水腫を有する新生児は、死産であるか、または生後すぐに死亡する。幼児期を生存した大部分のPMM2-CDG患者は、知的障害および発育遅延を有する(Schiff,M.et al.,J Med Genet.,2017,54,843-851)。
現在、PMM2-CDGを処置するための有効な治療アプローチは存在せず、この疾患は、疾患の出現を減少させるための努力(例えば、作業療法、理学療法および言語療法)
により管理されている。したがって、PMM2-CDGを処置するための方法に対する認識されているが満たされていない必要性がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Andreotti,G.,et.al.,2015,PLoS ONE 10,e0139882.doi:10.1371/journal.pone.013988
Van,S.E.et al.,FEBS Lett.1995,377,318-320
Ferreira,C.R.et al.,J.Inherit.Metab.Dis.2018,41,541-553
Jaeken,J.et al.,J Inherit Metab Dis.2008,31,669-72
Schiff,M.et al.,J Med Genet.,2017,54,843-851
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
概要
本開示は、PMM2-CDGの処置を必要とする被験体に治療有効量のアルドースレダクターゼ(AR)阻害剤を投与することにより、PMM2-CDGを処置するための方法に関する。いかなる特定の理論にも縛られるものではないが、ARの阻害は、PMM2酵素活性を増強し得ると考えられる。
【0007】
一例では、PMM2-CDGの処置のための方法は、それを必要とする被験体に治療有効量のゾポルレスタットを投与することを含む。一例では、PMM2-CDGの処置のための方法は、それを必要とする被験体に治療有効量の式(I)~(VI)のいずれか1つの化合物を投与することを含む。いくつかの態様では、投与されるAR阻害剤は、ポナルレスタット、エパルレスタット、ソルビニルまたはソルビノール、イミレスタット、AND-138、CT-112、ゾポルレスタット、ゼナレスタット、BAL-AR18、AD-5467、M-79175、トルレスタット、アルコニル、スタチル、ベルベリンまたはSPR-210ではない。一例では、PMM2-CDGの処置または予防のための方法は、エパルレスタットの投与を除外する。他の例では、PMM2-CDGの処置または予防のための方法は、エパルレスタットおよびα-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸の投与を除外する。
【0008】
本明細書に開示される方法にしたがって処置すべき被験体は、古典的な小児科の臨床提示、例えば、発育遅延、体軸性筋緊張低下(axial hypotonia)を伴う重症の脳症、異常な目の運動、精神運動遅滞および/または小脳低形成を有し得る。本明細書に開示される方法にしたがって処置すべき被験体は、性腺機能低下症、凝固異常および血栓事象、網膜色素変性症ならびに/または末梢神経障害を有し得る。
【0009】
他の実施形態では、本開示は、PMM2-CDGの処置を必要とする被験体におけるPMM2-CDGを処置する方法であって、AR阻害剤、例えば式(I)~(VI)のいずれか1つの化合物、および薬学的に許容され得る担体を含む治療有効量の医薬組成物を投与することを含む方法に関する。本開示は、PMM2-CDGを有する被験体におけるPMM2酵素活性を増大させる方法であって、前記被験体に治療有効量のアルドースレダクターゼ阻害剤、例えば式(I)~(VI)のいずれか1つの化合物を投与することを含む方法に関する。
【0010】
他の実施形態では、本開示は、PMM2-CDGの処置を必要とする被験体におけるPMM2-CDGを処置する方法であって、治療有効量の
(a)式(I)~(VI)の化合物および薬学的に許容され得る担体;ならびに
(b)アルポナルレスタット、エパルレスタット、ソルビニルまたはソルビノール、イミレスタット、AND-138、CT-112、ゾポルレスタット、ゼナレスタット、BAL-AR18、AD-5467、M-79175、トルレスタット、アルコニル、スタチル、ベルベリンまたはSPR-210のうちの1つまたはそれよりも多く
を投与することを含む方法に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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