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公開番号
2025103347
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220690
出願日
2023-12-27
発明の名称
画像形成装置、その制御方法およびプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250702BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】分割印字制御時のスループットの低下を極力抑制可能な画像形成装置、その制御方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】印刷を行う印刷ユニットと、これ以外の電力を消費する複数種類の機能ユニットで成るユニット群とを備え、1文字印刷相当のブロックを横方向に複数個並べた1ラインの印刷が可能であるとともに、複数回に分けて印刷ノズルを使用する分割印字が可能である画像形成装置であって、ユニット群の複数種類の稼働パターンの夫々と、対応する第1閾値とこれより大きな第2閾値とを関連付けて記憶した閾値記憶部と、閾値記憶部の記憶内容を参照して、印刷時におけるユニット群の稼働パターンに応じて通常印字または分割印字を選択する選択部(S904~S907等)と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図8
特許請求の範囲
【請求項1】
印刷を行う印刷ユニットと、これ以外の電力を消費する複数種類の機能ユニットで成るユニット群とを備え、1文字印刷相当のブロックを横方向に複数個並べた1ラインの印刷が可能であるとともに、複数回に分けて印刷ノズルを使用する分割印字が可能である画像形成装置であって、
前記ユニット群の複数種類の稼働パターンの夫々と、対応する第1閾値とこれより大きな第2閾値とを関連付けて記憶した閾値記憶部と、
前記閾値記憶部の記憶内容を参照して、印刷時における前記ユニット群の稼働パターンに応じて通常印字または分割印字を選択する選択部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記選択部は、
1ラインの全ブロックの横方向ドット数のカウント値が前記第1閾値、前記第2閾値の双方を超えない場合、通常印字を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記選択部は、
1ラインの全ブロックの横方向ドット数のカウント値が前記第2閾値を超えない場合であっていずれかのブロックの横方向ドット数のカウント値が前記第1閾値を超える時、2分割印字を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記選択部は、
1ラインのいずれかのブロックの横方向ドット数のカウント値が前記第2閾値を超える場合、4分割印字を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記閾値記憶部の記憶内容を更新する更新部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
複数の印刷ジョブがジョブキューにキューイングされている場合であって或る印刷ジョブの1ラインのいずれかのブロックの横方向ドット数が前記第1閾値を超える場合、当該或る印刷ジョブに対して分割印字が選択されると予測することを前記複数の印刷ジョブの実行前に行う予測部を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
分割印字が選択されないように、前記予測部により分割印字が選択されると予測される印刷ジョブと他の印刷ジョブの実行順序を入れ替える交換部を更に備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
ジョブの実行順序を入れ替えたことを自装置または他装置に通知する通知部を更に備えたことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
分割印字が選択されないように、前記ユニット群の内の1以上の特定ユニットの稼働を自動休止させる稼働休止部を更に備えたことを徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記特定ユニットの自動休止前にダイアログ形式でユーザに対して自動休止の可否を問い合わせる問合せ部を更に備えたことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置、その制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
一般にインクジェットプリンタの印刷ヘッドに対しては通常、電気的過負荷を抑制するための制御が実行される。例えば、印刷ヘッドはインク吐出用の複数のノズルで構成されるが、同時に使用する印刷ノズルの数が多い場合、複数回に分けて印刷ノズルを使用する。つまり、瞬間的に印刷ヘッドに給電される定格電力を超過しないよう「分割印字」を行う。ここでいう定格電力とは機器全体に対するものであり、印刷ヘッドを含む機器全体の消費電力を考慮してワーストケースであっても定格電力以内に収まるよう設計されている。換言すれば、ワーストケース以外にあっては定格電力以内に十分に収まるようにされている。
【0003】
MFP(Multi Function Printer)では、印刷ヘッドを備える印字機構の他、スキャナ、FAX等の電力を消費する機構が備えられているが、これら総てが常に同時に稼働するわけではない。例えば、印刷、コピーを実行する場合、スキャナを利用しない分割印字の方が印刷ヘッドに供給可能な電力は大きい。つまり、ワーストケースを基準として分割印字を行うか否かの判定を固定的に行っているため、分割印字が不要な場合であっても分割印字が実行されてしまう。その結果、印刷のスループットが低下する課題がある。
【0004】
この課題を解決するには、ジョブ種類、使用状況に応じて印字機構が利用できる最大電力を計算し制限が必要なケース以外は分割印字を行わないようにする必要がある。特許文献1はこの最大電力計算を行う手法、その計算タイミングに関する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-12702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、複数の種類の構成ユニットによる電力消費を計測可能な専用回路を備えておき、消費電力を常時モニタリングするのが最も単純な手法ではあるが、専用回路を予め組み込んでおく必要がありコスト面等から専用回路の導入にはハードルが高い。また、分割印字の制御条件が一律固定的であるため、本来、分割印字が不要な場合であっても分割印字が行われて印刷時のスループットの低下を招いている。印刷ヘッドに供給可能な消費電力に余裕がある場合には分割印字を行わないように柔軟に制御態様を変更してスループットの低下を極力抑制することが望まれていた。
【0007】
本発明の目的は、分割印字制御時のスループットの低下を抑制可能な画像形成装置、その制御方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の一態様の画像形成装置は、印刷を行う印刷ユニットと、これ以外の電力を消費する複数種類の機能ユニットで成るユニット群とを備え、1文字印刷相当のブロックを横方向に複数個並べた1ラインの印刷が可能であるとともに、複数回に分けて印刷ノズルを使用する分割印字が可能である画像形成装置であって、前記ユニット群の複数種類の稼働パターンの夫々と、対応する第1閾値とこれより大きな第2閾値とを関連付けて記憶した閾値記憶部と、前記閾値記憶部の記憶内容を参照して、印刷時における前記ユニット群の稼働パターンに応じて通常印字または分割印字を選択する選択部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、分割印字制御時のスループットの低下を抑制することが可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のプリンタユニットの斜視図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の1ライン分のドットカウントの情報の説明図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のドットカウント値のRAMへの記憶の説明図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置による分割印字を実行するブロックを紙面上に示した説明図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の印字ヘッド各色のノズル列並びの説明図である。
本発明の第1実施形態におけるドットカウント閾値判定用テーブルの説明図である。
本発明の第1実施形態におけるドットカウント閾値と分割印字制御の関係の説明図である。
本発明の第1実施形態におけるライン印字動作を示すフローチャートである。
本発明の第2実施形態におけるジョブ入れ替え処理の説明図である。
本発明の第2実施形態の分割印字予測処理を示すフローチャートである。
本発明の第2実施形態のジョブ入れ替え処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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