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公開番号
2025103503
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220940
出願日
2023-12-27
発明の名称
除湿ユニットおよび車両用灯具
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F21S
45/60 20180101AFI20250702BHJP(照明)
要約
【課題】車両用灯具に適する省電力化された除湿ユニットを提供する。
【解決手段】除湿ユニット100は、加熱により再生可能な除湿剤102と、第1開口部112を有し、除湿剤102を囲む筐体104と、除湿剤102を加熱するヒーター106と、弁駆動体108aを備え、ヒーター106の作動に応答して弁駆動体108aを移動させる熱動アクチュエータ108と、第1開口部112を開閉するように定められた開閉ストロークを移動可能な弁体110aと、弁体110aと接離可能であって、弁駆動体108aと共に移動するように弁駆動体108aに隣接配置された被駆動体110bとを備え、開閉ストロークにわたり弁体110aが被駆動体110bに追従する通気弁110とを備える。筐体104は、開閉ストロークを越える弁体110aの移動を規制するとともに、開閉ストロークを越える被駆動体110bの移動を許容するように構成される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
加熱により再生可能な除湿剤と、
第1開口部を有し、前記除湿剤を囲む筐体と、
前記除湿剤を加熱するように作動するヒーターと、
弁駆動体を備え、前記ヒーターの作動に応答して前記弁駆動体を移動させるように構成されている熱動アクチュエータと、
前記第1開口部を開閉するように定められた開閉ストロークを移動可能な弁体と、前記弁体と接離可能であって、前記弁駆動体と共に移動するように前記弁駆動体に隣接配置された被駆動体とを備え、前記開閉ストロークにわたり前記弁体が前記被駆動体に追従するように構成されている通気弁と、を備え、
前記筐体は、前記開閉ストロークを越える前記弁体の移動を規制するとともに、前記開閉ストロークを越える前記被駆動体の移動を許容するように構成されていることを特徴とする除湿ユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記筐体は、前記第1開口部と異なる第2開口部をさらに有し、
前記通気弁は、前記第1開口部を開いているとき前記第2開口部を閉じ、かつ、前記第1開口部を閉じているとき前記第2開口部を開くように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の除湿ユニット。
【請求項3】
前記第1開口部は、前記除湿ユニットによる除湿対象装置に前記筐体が取り付けられたとき前記除湿対象装置と通気するように前記筐体に配置され、
前記第2開口部は、前記除湿対象装置に前記筐体が取り付けられたとき周囲環境と通気するように前記筐体に配置され、
前記筐体は、前記開閉ストロークの第1端および第2端を規定し、
前記弁体は、前記開閉ストロークの前記第1端にあるとき前記第1開口部を開くとともに前記第2開口部を閉じ、前記開閉ストロークの前記第2端にあるとき前記第1開口部を閉じるとともに前記第2開口部を開くように構成され、
前記通気弁は、前記ヒーターが作動していない前記熱動アクチュエータのオフ状態において前記弁体を前記開閉ストロークの前記第1端に配置し、前記ヒーターが作動している前記熱動アクチュエータのオン状態において前記弁体を前記開閉ストロークの前記第2端に配置するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の除湿ユニット。
【請求項4】
前記ヒーターを前記熱動アクチュエータに熱的に接続する伝熱部材をさらに備え、
前記伝熱部材は、前記ヒーターへの給電経路として働くように導電性を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の除湿ユニット。
【請求項5】
前記伝熱部材は、前記ヒーターを前記除湿剤に熱的に接続することを特徴とする請求項4に記載の除湿ユニット。
【請求項6】
前記通気弁は、
前記被駆動体を前記弁駆動体に向けて付勢する第1弾性体と、
前記弁体を前記被駆動体に向けて付勢する第2弾性体と、を備え、
前記第1弾性体は、前記開閉ストロークに沿う方向における弾性率が前記第2弾性体に比べて大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の除湿ユニット。
【請求項7】
請求項1から3のいずれかに記載の除湿ユニットを備えることを特徴とする車両用灯具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、除湿ユニットに関し、例えば、自動車などの車両に搭載される車両用灯具の内部スペースの除湿に適する除湿ユニットに関する。また、本発明は、除湿ユニットを備える車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
車両のヘッドランプ内部の光学素子に結露が生じた場合には、照明性能に影響が及ぶことが懸念される。そこで、結露対策として、除湿剤を内蔵した装置をヘッドランプのハウジングに取り付け、この除湿剤によりハウジング内を除湿することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2020-516019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の除湿装置は、シャッターとヒーターを備える。シャッターを閉じることで、ヘッドランプのハウジングから除湿剤が切り離される。除湿剤をヒーターで加熱し、除湿剤から水蒸気を放出させ、装置から外界に排気することができる。こうして除湿剤を再生し、シャッターを再び開くことで、装置は再びハウジングを除湿することができる。シャッターの開閉は、直流モータなどの電気モータ、または電磁石により駆動される。シャッターのためのこのような専用の駆動源を装置に搭載することは、消費電力の増加や装置の大型化を招きうる。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、車両用灯具に適する除湿ユニットの省電力化にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の除湿ユニットは、加熱により再生可能な除湿剤と、第1開口部を有し、除湿剤を囲む筐体と、除湿剤を加熱するように作動するヒーターと、弁駆動体を備え、ヒーターの作動に応答して弁駆動体を移動させるように構成されている熱動アクチュエータと、第1開口部を開閉するように定められた開閉ストロークを移動可能な弁体と、弁体と接離可能であって、弁駆動体と共に移動するように弁駆動体に隣接配置された被駆動体とを備え、開閉ストロークにわたり弁体が被駆動体に追従するように構成されている通気弁と、を備える。筐体は、開閉ストロークを越える弁体の移動を規制するとともに、開閉ストロークを越える被駆動体の移動を許容するように構成されている。
【0007】
この態様によると、除湿ユニットは、熱動アクチュエータにより通気弁を開閉し、第1開口部を通じた放湿動作または除湿動作を行うことができる。より具体的には、熱動アクチュエータの弁駆動体が通気弁の被駆動体を移動させ、通気弁の弁体がこの被駆動体に追従することで、通気弁を開閉することができる。除湿ユニットには、除湿剤の加熱による再生を可能にするためにヒーターが設けられており、熱動アクチュエータは、このヒーターを利用して動作する。除湿ユニットは、既存の除湿装置とは異なり、通気弁を開閉するための電気モータなどの専用駆動源を要しない。ヒーターが除湿剤を加熱するために発する熱の一部を利用して熱動アクチュエータを動作させることができるから、除湿ユニットは、既存装置に比べて消費電力を抑えることができる。専用駆動源を持たないことで、除湿ユニットの小型化、軽量化も可能になる。
【0008】
また、この態様によると、通気弁において被駆動体が弁体と接離可能であり、かつ、筐体が、弁体については第1開口部の開閉のための開閉ストロークを越える移動を規制する一方、被駆動体については開閉ストロークを越える移動を許容するように構成されている。これにより、万が一、熱動アクチュエータの弁駆動体に過剰な動きが起こったとしても、筐体は、被駆動体が開閉ストロークを越えて移動するとき弁体を開閉ストローク内に留めるように被駆動体から離間させ、熱動アクチュエータの弁駆動体から被駆動体を介した弁体への荷重伝達経路を切り離すことができる。このような事態における熱動アクチュエータから通気弁の弁体への過剰な荷重を防ぎ、弁体を保護することができる。
【0009】
筐体は、第1開口部と異なる第2開口部をさらに有してもよい。通気弁は、第1開口部を開いているとき第2開口部を閉じ、かつ、第1開口部を閉じているとき第2開口部を開くように構成されていてもよい。
【0010】
このようにすれば、通気弁は、筐体の2つの開口部のうち一方を開き他方を閉じるように、これら2つの開口部を同時に開閉することができる。一方の開口部を除湿ユニットによる除湿動作のための取入口として利用し、他方の開口部を除湿ユニットの放湿動作のための放出口として利用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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