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公開番号2025106216
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-15
出願番号2024225128
出願日2024-12-20
発明の名称足と脛との位置合わせを改善するための支持要素
出願人アディダス アーゲー
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A43B 13/12 20060101AFI20250708BHJP(履物)
要約【課題】本発明は、靴のソール構造内に配置されるように構成される支持要素(100)に関する。
【解決手段】支持要素(100)は、ソール構造の側方側に関連する第1の部分(101a)であって、波型構造を示す第1のセグメント(110a)を備える第1の部分(101a)と、ソール構造の内方側に関連する第2の部分(101b)であって、均一構造を示す第2のセグメント(110b)を備える、第2の部分(101b)とを備える。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
靴のソール構造内に配置されるように構成された支持要素であって、
ソール構造の側方側に関連する第1の部分であって、波型構造を示す第1のセグメントを備える、第1の部分と、
ソール構造の内方側に関連する第2の部分であって、均一構造を示す第2のセグメントを備える、第2の部分と
を備える、支持要素。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
波型構造が、少なくとも1つの山および少なくとも1つの谷を備え、好ましくは、少なくとも1つの山と少なくとも1つの谷とが互いに滑らかにつながっており、および/または、
均一構造が、波型構造よりも少ない山および/または少ない谷を備え、好ましくは、均一構造が、最大で1つの山または1つの谷を備える、請求項1に記載の支持要素。
【請求項3】
波型構造が、非連続的につながった山および/または谷を備え、好ましくは、非連続的なつながりが、ジグザグ形のつながりである、請求項1または2に記載の支持要素。
【請求項4】
波型構造の2つの連続した山の間の距離が、少なくとも0.5cm、好ましくは少なくとも0.8cm、より好ましくは少なくとも1.1cm、さらに好ましくは少なくとも1.4cm、最も好ましくは少なくとも1.7cmである、および/または、
波型構造の2つの連続した山の間の距離が、最大で8cm、好ましくは最大で7cm、より好ましくは最大で6cm、さらに好ましくは最大で5cm、最も好ましくは最大で4cmである、および/または、
波型構造の山の高さが、少なくとも0.1cm、好ましくは少なくとも0.3cm、より好ましくは少なくとも0.6cm、さらに好ましくは少なくとも0.9cm、最も好ましくは少なくとも1.2cmである、および/または、
波型構造の山の高さが、最大で4cm、好ましくは最大で3.5cm、より好ましくは最大で3cm、さらに好ましくは最大で2.5cm、最も好ましくは最大で2cmである、および/または、
波型構造の谷の深さが、少なくとも0.1cm、好ましくは少なくとも0.3cm、より好ましくは少なくとも0.6cm、さらに好ましくは少なくとも0.9cm、最も好ましくは少なくとも1.2cmである、および/または、
波型構造の谷の深さが、最大で4cm、好ましくは最大で3.5cm、より好ましくは最大で3cm、さらに好ましくは最大で2.5cm、最も好ましくは最大で2cmである、請求項2または請求項3に記載の支持要素。
【請求項5】
山の高さが、第1のセグメントの波型構造に沿って、ソール構造の中央部分からソール構造の前部に向かって減少していく、および/または、
谷の深さが、第1のセグメントの波型構造に沿って、ソール構造の中央部分からソール構造の前部に向かって減少していく、および/または、
2つの連続した山の間の距離が、第1のセグメントの波型構造に沿って、ソール構造の中央部分からソール構造の前部に向かって減少していく、および/または、
2つの連続した谷の間の距離が、第1のセグメントの波型構造に沿って、ソール構造の中央部分からソール構造の前部に向かって減少していく、請求項1~4のいずれか一項に記載の支持要素。
【請求項6】
第1のセグメントの波型構造が、ソール構造の長手軸の方向に延び、および/または、第2のセグメントの均一構造が、ソール構造の長手軸の方向に延び、ならびに/または、第1のセグメントおよび/または第2のセグメントが、ソール構造の前部、好ましくはソール構造の最初の半分、最も好ましくはソール構造の最初の3分の1、に位置するように構成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の支持要素。
【請求項7】
第1の部分が、第1のセグメントを構成する少なくとも1つの構成部を備え、構成部が好ましくは細長く、最も好ましくは構成部がフィンガーおよび/もしくは棒体を形成する、ならびに/または、
第2の部分が、第2のセグメントを構成する少なくとも1つの構成部を備え、構成部が好ましくは細長く、最も好ましくは構成部がフィンガーおよび/もしくは棒体を形成する、請求項1~6のいずれか一項に記載の支持要素。
【請求項8】
互いにつながっている第1の構成部および第2の構成部を備え、
第1の構成部が第1の部分の一部であり、第2の構成部が第2の部分の一部である、または、
第1の構成部および第2の構成部が、第1の部分の一部である、または、
第1の構成部および第2の構成部が、第2の部分の一部である、請求項7に記載の支持要素。
【請求項9】
第1の構成部および/または第2の構成部が、ソール構造の縁部分に配置されるように構成され、好ましくは、
第1の部分の一部である第1の構成部が、ソール構造の側方縁部に配置されるように構成され、および/または、
第2の部分に属する第2の構成部が、ソール構造の内方縁部に配置されるように構成される、請求項8に記載の支持要素。
【請求項10】
第1の部分の構成部が相互につながっている、および/または、
第2の部分の構成部が相互につながっている、および/または、
第1の部分および第2の部分の構成部が相互につながっており、好ましくは、
構成部が、ソール構造の中央部分に関連する領域においてつながっている、および/または、
構成部が、ソール構造の後部に関連する領域においてつながっており、最も好ましくは、構成部が、足の踵部に関連する領域においてつながっている、請求項1~9のいずれか一項に記載の支持要素。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バンキング(banking)効果を生じさせることにより、カッティング(cutting)動作を行う時に足と脛との位置合わせを改善するために靴のソール構造内に配置されるように構成された支持要素に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
多くの種類のスポーツおよび様々な訓練練習には、カッティング動作、すなわち、急速な方向の変化を伴う動作が不可欠である。カッティング動作の一般的な例は、バスケットボールのVカット、協調運動や持久性の訓練におけるスケータのジャンプ、および、より一般的にはサイドシャッフル動作である。
【0003】
カッティング動作のパフォーマンスは、主として、負傷を防止する機序のために制限される。詳細には、カッティング動作は、足と脛セグメントとの不利なずれによって生じる足関節での過剰な反転モーメントにつながる可能性があり、足関節がその動き範囲の限界に近い場合には、足靭帯が負傷しやすくなるおそれがある。例えば、“The effect of lateral banking on the kinematics and kinetics of the lower extremity during lateral cutting movements”, Human Movement Science, 33, 97-107 (2014)を参照されたい。
【0004】
そのようなずれは、バンキングを生じさせることによって打ち消すことができ、バンキングは、改善された足と脛との位置合わせにつながり、足関節を危険な姿勢の外側に保ち、それによりパフォーマンスを向上させ、負傷のリスクを改善する。この保護機序は、バンキング効果と呼ばれており、カッティング動作時の改善されたパフォーマンスにつながる。カッティング動作時のパフォーマンスに対するバンキング効果の影響は、床に取り付けられる様々な角度の木製のくさびを使用することによって評価されてきた。例えば、“The effect of lateral banking on the kinematics and kinetics of the lower extremity during lateral cutting movements”, Human Movement Science, 33, 97-107 (2014)を参照されたい。
【0005】
履き物の内部でのバンキング効果の実装は、中敷の形態で実現されてきた。ここで、足の内方側部分に対する足の側方部分を持ち上げることを狙いとして、側方バンキング要素が履き物に組み込まれている。例えば、“The influence of lateral wedged insoles on performance and ankle joint biomechanics of lateral movements”, Footwear Science, 15, 146-147 (2023)を参照されたい。しかし、そのような実装では、ソールのバンキングが時間と共に存続し、よって、横方向の動作が行われない状況でも存在する。このバンキングの恒久性は、直線状の動作を行う際に妨害となることがあり、また着用感を損なうおそれがある。直線状の動作は、例えば前に進む、後ろに進むなど、横方向の成分がない動作であり、より一般的には足のまっすぐな回転を伴う動作である。さらに、恒久的なバンキングは、膝関節や大腿を害する不良な姿勢につながる可能性がある。
【0006】
欧州特許出願公開第3174419号明細書は、ソール構造を有する履き物物品に関し、ソール構造は、ミッドソールと、ミッドソールに埋め込まれた1つまたは複数のプレートとを有する。1つまたは複数のプレートの各々は、下向きに凹の側と、上向きに凹の側とを有する。下向きに凹の側は、履き物の内方側に位置してもよく、上向きに凹の側は、履き物の横側に位置してもよい。
【0007】
米国特許出願公開第2021/337925号明細書は、ソールプレートを有する履き物物品のためのソール構造について記載する。ソールプレートは、隆起線の付いた、足側を向く面を有してもよく、隆起線は、中足領域と、前足領域または踵領域の少なくとも一方とにおいて長手方向に延びる。ソールプレートは、隆起線に対応して長手方向に延びる溝の付いた、地面側を向く面を有してもよい。隆起線と溝は、足側を向く面から地面側を向く面までのソールプレートの厚みが、隆起線を貫通するソールプレートの横方向断面において変動するか、または隆起線のうち少なくとも1つの隆起線の長さに沿って変動するか、または横方向断面と隆起線のうち少なくとも1つの隆起線の長さとの両方で変動するように構成されてもよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
欧州特許出願公開第3174419号明細書
米国特許出願公開第2021/337925号明細書
【非特許文献】
【0009】
“The effect of lateral banking on the kinematics and kinetics of the lower extremity during lateral cutting movements”, Human Movement Science, 33, 97-107 (2014)
“The influence of lateral wedged insoles on performance and ankle joint biomechanics of lateral movements”, Footwear Science, 15, 146-147 (2023)
【発明の概要】
【0010】
したがって、本発明の目的は、履き物内でバンキング効果の実装を提供することであり、バンキングは、横方向の動作が行われる時にのみ存在する。
(【0011】以降は省略されています)

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