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公開番号2025113371
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025084196,2023075659
出願日2025-05-20,2016-12-19
発明の名称蒸気アブレーションシステム及び方法
出願人ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド,BOSTON SCIENTIFIC SCIMED,INC.
代理人個人,個人,個人
主分類A61B 18/04 20060101AFI20250725BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】前立腺のような組織に凝縮可能蒸気エネルギを印加して前立腺を収縮させ、損傷を与え、変性させることができる前立腺治療システムを提供する。
【解決手段】前立腺治療システムであって、導入器シャフトと、凝縮可能な蒸気を生成するように構成された蒸気発生器と、蒸気発生器と連通し、かつ導入器シャフト内に可動可能に配置された蒸気送出ニードルと、蒸気送出ニードルを移動させるための電流を供給するように構成されたワイヤと、ワイヤの少なくとも一部を流れる電流の特性を測定するように構成されたセンサと、センサからのデータに基づいて蒸気送出ニードルの状態を決定するように構成されたコントローラと、を備える。
【選択図】図1C
特許請求の範囲【請求項1】
前立腺治療システムであって、
導入器シャフトと、
凝縮可能な蒸気を生成するように構成された蒸気発生器と、
前記蒸気発生器と連通し、かつ前記導入器シャフト内に可動可能に配置された蒸気送出ニードルと、
前記蒸気送出ニードルを移動させるための電流を供給するように構成されたワイヤと、
前記ワイヤの少なくとも一部を流れる電流の特性を測定するように構成されたセンサと、
前記センサからのデータに基づいて前記蒸気送出ニードルの状態を決定するように構成されたコントローラと、
を備える、前立腺治療システム。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記センサは電流センサであり、前記特性は電流の値である、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記コントローラは、前記電流の値の低下に基づいて前記蒸気送出ニードルが移動していると決定するように構成されている、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記蒸気送出ニードルは磁石に結合されており、前記磁石の移動により逆電流が生成される、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記電流の値の低下の持続時間は、前記蒸気送出ニードルが移動している時間の長さを示している、請求項3又は請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記コントローラは、前記蒸気送出ニードルが移動している時間の長さに基づいて、前記蒸気送出ニードルの移動距離を決定するように構成されている、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
パルスを生成するように構成されたフィルタをさらに備え、前記コントローラは前記パルスを解釈するように構成されている、請求項5に記載のシステム。
【請求項8】
前記フィルタは、前記電流がオン又はオフになる時の高速移行特性を低減するように構成されている、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記コントローラは、前記電流センサからの信号におけるノイズを、前記蒸気送出ニードルの移動経路に沿った摩擦増大の点として解釈するように構成されている、請求項2~4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項10】
前記ワイヤはソレノイドを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
〔関連出願への相互参照〕
この出願は、2015年12月18日出願の米国仮特許出願第62,269,776号及び2016年7月1日出願の第62,357,742号の出願利益を主張するものであり、それらの両方は、それらの全体が引用によって本明細書に組み込まれている。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
〔引用による組み込み〕
本明細書に言及する特許及び特許出願を含む全ての文献は、各個々の文献が引用によって組み込まれるように具体的かつ個々に示されたかのような同じ程度までそれらの全体が引用によって本明細書に組み込まれる。
【0003】
本発明は、低侵襲手法を使用する良性前立腺過形成の治療のためのデバイス及び関連方法に関する。
【背景技術】
【0004】
良性前立腺過形成(BPH)は、中高年男性内の一般的な疾患であり、患者数は年齢と共に増加する。年齢50では、男性の半分よりも多くは、症候性BPHを有し、70歳までには、男性のほぼ90%は前立腺肥大の微視的証拠を有する。症状の重症度も年齢と共に増大し、60~70の年齢層の患者の27%は、中等度から重度の症状を有し、70代にある患者の37%は、中等度から重度の症状を抱えている。
【0005】
人生早期の前立腺は、クルミのサイズ及び形状であり、BPHから生じる肥大前は約20gの重量である。前立腺肥大は、通常過程であるように見える。年齢と共に、前立腺は、その通常サイズの2倍又はそれよりも大きいサイズまで徐々に増大する。外側前立腺嚢の繊維筋性組織は、腺がある一定のサイズに達した後で膨張を制限する。膨張に対するそのような制限に起因して、嚢内組織は、尿道前立腺部に対して圧迫し、かつそれを締め付けることになり、従って、尿流れに対する抵抗を引き起こす。
【0006】
男性泌尿生殖器生体構造では、前立腺は、膀胱及び膀胱頸部の下に位置付けられる。膀胱の壁は、膨張及び収縮して膀胱から前立腺及びペニスを通って延びる尿道を通る尿流れを引き起こすことができる。前立腺によって取り囲まれた尿道の部分は、尿道前立腺部と呼ばれる。前立腺はまた、尿道前立腺部内に開放終端を有する射精管を取り囲む。性的刺激中に、精子は、精子と組み合わされて射精中に精液を形成する流体を提供する前立腺に精管によって精巣から搬送される。前立腺の両側では、精管及び精嚢は、接合して射精管と呼ばれる単一管を形成する。すなわち、各射精管は、精嚢分泌物及び精子を尿道前立腺部の中に搬送する。
【0007】
前立腺腺状構造は、辺縁帯、移行帯、及び中心帯の3つの帯に分類することができる。辺縁帯PZは、若い男性の前立腺の容積の約70%を含む。前立腺の後面のこの嚢下部分は、遠位尿道を取り囲み、癌の70~80%は、辺縁帯組織に発生する。中心帯CZは、射精管を取り囲み、かつ前立腺容積の約20~25%を閉じ込める。中心帯は、多くの場合に、炎症過程の部位である。移行帯TZは、前立腺過形成が成長する部位であり、かつ正常前立腺内の腺要素の容積の約5~10%を閉じ込めるが、BPHの場合にそのような容積の80%までを構成する可能性がある。移行帯は、2つの外側前立腺中葉及び尿道周囲腺領域から構成される。移行帯の周りに天然障壁、すなわち、尿道前立腺部、前側繊維筋性間質、及び移行帯と辺縁帯間の繊維平面が存在する。前側繊維筋性間質又は繊維筋性帯は、主として繊維筋性組織である。
【0008】
BPHは、典型的には、患者が厄介な排尿困難を訴えて医療を求める時に診断される。BPHの主症状は、排尿回数及び尿意切迫の増加及び排尿中の流量の有意な減少である。BPHはまた、膀胱の尿閉を引き起こす可能性があり、これは、次に、下部尿路感染症(LUTI)に至る可能性がある。多くの場合に、LUTIは、次に、腎臓内へ上昇して慢性腎盂炎を引き起こす可能性があり、最終的に腎不全に至る可能性がある。BPHはまた、重度の排尿困難によって引き起こされる睡眠障害又は心理的不安に関連付けられた性機能不全に至る場合がある。すなわち、BPHは、男性人口の加齢に伴って生活の質を有意に変える可能性がある。
【0009】
BPHは、前立腺の腺細胞の連続生成と自然死(アポトーシス)の間の不均衡の結果である。そのような細胞の過剰生成は、尿道前立腺部を横切る移行帯において最も有意に前立腺サイズの増大に至る。
【0010】
BPHの早期ステージの場合に、薬物治療は、症状の一部を軽減することができる。例えば、α遮断薬は、前立腺及び膀胱頸部に見出される平滑筋組織を弛緩することによってBPHを治療し、これは、尿がより容易に膀胱から流れることを可能にすることができる。そのような薬物は、腺要素が前立腺内で圧倒的な細胞増殖を引き起こすまでの有効性を証明することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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