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公開番号2025113624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024007879
出願日2024-01-23
発明の名称車両用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人あお葉国際特許事務所
主分類F21S 43/50 20180101AFI20250728BHJP(照明)
要約【課題】より斬新な見栄えを有する車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具10は、第1の棒状導光部22と、第1の棒状導光部22と離間して配置された第2の棒状導光部24と、第1の棒状導光部22と第2の棒状導光部24を接続するように配置された面状導光部26とを有し、光源からの光を入射させて灯具前方へ向けて出射させるように配置された導光体と、第1のおよび第2の棒状導光部のそれぞれに対応する第1のおよび第2の光源を有する光源とを備え、面状導光部26は、主として第1の棒状導光部22からの光を反射して灯具前方に出射し、第2の棒状導光部24からの光が反射して灯具前方に出射するのを抑制する第1のステップ群27を有する第1の領域26aと、主として第2の棒状導光部24からの光を反射して前記灯具前方に出射し、第1の棒状導光部22からの光が反射して灯具前方に出射するのを抑制する第2のステップ群28を有する第2の領域26bと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
光源と、前記光源からの光を入射させて灯具前方へ向けて出射させるように配置された導光体とを備えてなる車両用灯具であって、
前記導光体は、第１の棒状導光部と、前記第１の棒状導光部と離間して配置された第２の棒状導光部と、前記第１の棒状導光部と前記第２の棒状導光部との間に、前記第１の棒状導光部と前記第２の棒状導光部の周面を接続するように配置された面状導光部とを有し、
前記光源は、前記第１のおよび前記第２の棒状導光部のそれぞれに対応する第１の光源および第２の光源を有し、
前記面状導光部は、
主として前記第１の棒状導光部からの光を反射して前記灯具前方に出射し、前記第２の棒状導光部からの光が反射して前記灯具前方に出射する量は前記第１の棒状導光部からの光を反射して前記灯具前方に出射する量よりも少なくなるように形成された第１のステップ群を有する少なくとも１つの第１の領域と、
主として前記第２の棒状導光部からの光を反射して前記灯具前方に出射し、前記第１の棒状導光部からの光が反射して前記灯具前方に出射する量は前記第２の棒状導光部からの光を反射して前記灯具前方に出射する量よりも少なくなるように形成された第２のステップ群を有する少なくとも１つの第２の領域と、
を備えることを特徴とする車両用灯具。
続きを表示（約 990 文字）【請求項２】
前記面状導光部は、複数の前記第１の領域と、複数の前記第２の領域とを備え、
前記第１の領域と、前記第２の領域とが、前記第１の棒状導光部の延在方向に交互に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の車両用灯具。
【請求項３】
前記第１のステップ群の各ステップは、前記第１の棒状導光部からの光を反射して、前記灯具前方へと出射する第１の面と、前記第２の棒状導光部からの光を反射して、主に前記灯具前方以外へ出射し、前記灯具前方への出射を抑制する第２の面とを有する断面三角形の切り欠きであり、
前記第２のステップ群の各ステップは、前記第２の棒状導光部からの光を反射して、前記灯具前方へと出射する第３の面と、前記第１の棒状導光部からの光を反射して、主に前記灯具前方以外へ出射し、前記灯具前方への出射を抑制する第４の面とを有する断面三角形の切り欠きであることを特徴とする請求項１に記載の車両用灯具。
【請求項４】
前記第１のステップ群を構成するステップは、前記第1の棒状導光部から遠ざかるに従って前記第１のステップ群の各ステップの切り欠きの深さが徐々に浅くなっており、
前記第２のステップ群を構成するステップは、前記第２の棒状導光部から遠ざかるに従って前記第２のステップ群の各ステップの切り欠きの深さが徐々に浅くなっていることを特徴とする請求項１または２に記載の車両用灯具。
【請求項５】
前記第１の棒状導光部は、前記第１の棒状導光部内を導かれる光を、前記灯具前方に向かって光を出射させる第３のステップ群が設けられて、主配光を形成し、
前記第２の棒状導光部の前方には、前記第２の棒状導光部から出射して前方へ向かう光を遮光又は減衰させる遮光部材が設けられることを特徴とする請求項１または２に記載の車両用灯具。
【請求項６】
前記第１の光源または前記第２の光源の少なくとも一方は、対応する棒状導光部の延在方向に整列された複数の光源を備えて構成され、
前記対応する棒状導光部は、前記複数の光源からの光を入射するように分岐された分岐導光部として構成され、
前記複数の光源は、シーケンシャルに点消灯するように制御されることを特徴とする請求項１または２に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本願発明は、車両用灯具に関し、より詳細には、導光体を備える車両用灯具に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、車両用灯具の構成として、光源からの光を入射させて灯具前方へ向けて出射させるように構成された導光体を備えたものが知られている。
【０００３】
例えば、特許文献１に記載された車両用灯具は、互いに離間した位置に配置された第１のおよび第２の棒状導光部と、これらの周面同士を繋ぐように配置された面状導光部とを備える。そして、第１の棒状導光部の端面からこれに光を入射させるように配置された第１の光源と、第２の棒状導光部の端面からこれに光を入射させるように配置された第２の光源とを備え、そして、第１のおよび第２の光源が互いに異なる色で発光する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１４－１１６１４２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし、近年、デザインの多様化のニーズに対応するために、さらに斬新な見栄えを提供できる車両用灯具の開発が求められている。
【０００６】
本発明は係る事情を鑑みてなされたものであり、より斬新な見栄えを有する車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明の１つの態様に係る車両用灯具は、以下の構成を有する。
【０００８】
１．光源と、前記光源からの光を入射させて灯具前方へ向けて出射させるように配置された導光体とを備えてなる車両用灯具であって、前記導光体は、第１の棒状導光部と、前記第１の棒状導光部と離間して配置された第２の棒状導光部と、前記第１の棒状導光部と前記第２の棒状導光部との間に、前記第１の棒状導光部と前記第２の棒状導光部の周面を接続するように配置された面状導光部とを有し、前記光源は、前記第１のおよび前記第２の棒状導光部のそれぞれに対応する第１のおよび第２の光源を有し、前記面状導光部は、主として前記第１の棒状導光部からの光を反射して前記灯具前方に出射し、前記第２の棒状導光部からの光が反射して前記灯具前方に出射する量は、前記第１の棒状導光部からの光を反射して前記灯具前方に出射する量よりも少なくなるように形成された第１のステップ群を有する少なくとも１つの第１の領域と、主として前記第２の棒状導光部からの光を反射して前記灯具前方に出射し、前記第１の棒状導光部からの光が反射して前記灯具前方に出射する量は、前記第２の棒状導光部からの光を反射して前記灯具前方に出射する量よりも少なくなるように形成された第２のステップ群を有する少なくとも１つの第２の領域と、を備える。
【０００９】
２．上記態様において、前記面状導光部は、複数の前記第１の領域と、複数の前記第２の領域とを備え、前記第１の領域と、前記第２の領域とが、前記第１の棒状導光部の延在方向に交互に配置されていることも好ましい。
【００１０】
３.また、上記１および２の態様において、前記第１のステップ群の各ステップは、前記第１の棒状導光部からの光を反射して、前記灯具前方へと出射する第１の面と、前記第２の棒状導光部からの光を反射して、主に前記灯具前方以外へ出射し、前記灯具前方への出射を抑制する第２の面とを有する断面三角形の切り欠きであり、前記第２のステップ群の各ステップは、前記第２の棒状導光部からの光を反射して、前記灯具前方へと出射する第３の面と、前記第１の棒状導光部からの光を反射して、主に前記灯具前方以外へ出射し、前記灯具前方への出射を抑制する第４の面とを有する断面三角形の切り欠きであることも好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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