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公開番号
2025114853
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2025084256,2021552415
出願日
2025-05-20,2020-10-14
発明の名称
人工肺
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
A61M
1/18 20060101AFI20250729BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】血液を安定して酸素化することができると共に、血液への気泡の混入に対して安全性を確保することができる、新規な構造の人工肺を提供すること。
【解決手段】人工肺10であって、使用状態において、ハウジング12内のガス流路66に供給ガスを導入するガス入口ポート52がハウジング12の上壁部に設けられて、ガス流路66から排出ガスを導出するガス出口ポート50がハウジング12の下壁部に設けられ、ハウジング12内のガス交換領域56に血液を導入する血液入口ポート28がハウジング12の第1側壁部22に設けられていると共に、ガス交換領域56から血液を導出する血液出口ポート40がハウジング12の第1側壁部22と対向する第2側壁部34に設けられて、血液出口ポート40が第2側壁部34の上下中間部分に位置しており、第2側壁部34には血液出口ポート40に向けて収束するテーパ状の出口側案内部38が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
内部にガス交換領域を有するハウジングと、
該ハウジングの該ガス交換領域に収容されてガス流路を形成するガス交換膜と、
該ガス流路へ酸素を含む供給ガスを導入するガス入口ポートと、
該ガス流路から二酸化炭素を含む排出ガスを導出するガス出口ポートと、
該ハウジングの該ガス交換領域に血液を導入する血液入口ポートと、
該ハウジングの該ガス交換領域から血液を導出する血液出口ポートと
を、備えており、使用状態において、
該ガス入口ポートが該ハウジングの上壁部に設けられて、
該ガス出口ポートが該ハウジングの下壁部に設けられ、
該血液入口ポートが該ハウジングの第1側壁部に設けられていると共に、該血液出口ポートが該ハウジングの該第1側壁部と対向する第2側壁部に設けられて、
該第2側壁部の内面には、複数の出口側ガイドフィンが突出して設けられている人工肺。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記出口側ガイドフィンは前記ガス交換膜に向かって突出している請求項1に記載の人工肺。
【請求項3】
複数の前記出口側ガイドフィンは、同一平面上に位置する突出先端部を有している請求項1又は2に記載の人工肺。
【請求項4】
内部にガス交換領域を有するハウジングと、
該ハウジングの該ガス交換領域に収容されてガス流路を形成するガス交換膜と、
該ガス流路へ酸素を含む供給ガスを導入するガス入口ポートと、
該ガス流路から二酸化炭素を含む排出ガスを導出するガス出口ポートと、
該ハウジングの該ガス交換領域に血液を導入する血液入口ポートと、
該ハウジングの該ガス交換領域から血液を導出する血液出口ポートと
を、備えており、使用状態において、
該ガス入口ポートが該ハウジングの上壁部に設けられて、
該ガス出口ポートが該ハウジングの下壁部に設けられ、
該血液入口ポートが該ハウジングの第1側壁部に設けられていると共に、該血液出口ポートが該ハウジングの該第1側壁部と対向する第2側壁部に設けられて、
該血液入口ポートが設けられた該第1側壁部の内面には、複数の入口側ガイドフィンが突出して設けられている人工肺。
【請求項5】
前記入口側ガイドフィンは前記ガス交換膜に向かって突出している請求項4に記載の人工肺。
【請求項6】
複数の前記入口側ガイドフィンは、同一平面上に位置する突出先端部を有している請求項4又は5に記載の人工肺。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、心停止下での心臓手術などにおいて体外循環に用いられる人工肺に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、体外循環において血液との間でガス交換を行って血液を酸素化するために用いられる人工肺が知られている。人工肺は、ハウジング内に設けられたガス交換領域に中空糸などからなるガス交換膜が配されており、中空糸の外側を流れる血液に対して、中空糸の内側に導入された供給ガスから酸素が供給される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、人工肺において、ガス交換領域に外部から供給ガスを導入するガス入口ポートは、結露時に水滴がガス入口ポートや中空糸の内腔に溜まるのを防ぐために、ハウジングの上壁部に形成されており、供給ガスがハウジングの上端から下向きに導入されるようになっている場合がある。このような人工肺では、ガス入口ポートに近い上側において血液が酸素化され易く、ガス入口ポートから遠い下側において血液が酸素化され難い。
【0004】
しかしながら、酸素化され易い上側の血液を取り出すために、血液出口ポートが単純にハウジングの上端部に設けられると、万が一血液中に気泡が混入した場合に、浮力で上昇した気泡が血流によって血液出口ポートから送り出されるおそれがあった。また、上側の血液だけが血液出口ポートから取り出されることによって、酸素化され難い下側の血液がガス交換領域に滞留することも考えられた。
【0005】
本発明の解決課題は、血液を安定して酸素化することができると共に、血液への気泡の混入に対して安全性を確保することができる、新規な構造の人工肺を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0007】
第1の態様は、人工肺であって、内部にガス交換領域を有するハウジングと、該ハウジングの該ガス交換領域に収容されてガス流路を形成するガス交換膜と、該ガス流路へ酸素を含む供給ガスを導入するガス入口ポートと、該ガス流路から二酸化炭素を含む排出ガスを導出するガス出口ポートと、該ハウジングの該ガス交換領域に血液を導入する血液入口ポートと、該ハウジングの該ガス交換領域から血液を導出する血液出口ポートとを、備えており、使用状態において、該ガス入口ポートが該ハウジングの上壁部に設けられて、該ガス出口ポートが該ハウジングの下壁部に設けられ、該血液入口ポートが該ハウジングの第1側壁部に設けられていると共に、該血液出口ポートが該ハウジングの該第1側壁部と対向する第2側壁部に設けられて、該血液出口ポートが該ハウジングの該第2側壁部の上下中間部分に位置しており、該血液出口ポートが設けられた該ハウジングの該第2側壁部には、該血液出口ポートに向けて収束するテーパ状の出口側案内部が設けられているものである。
【0008】
本態様に従う構造とされた人工肺によれば、血液出口ポートがハウジングの上下中間部分に設けられることにより、万が一、血液中に空気が混入しても、空気が浮力によって血液出口ポートよりも上側まで浮上してハウジング内に留まり易く、血液出口ポートから外部に排出され難い。
【0009】
血液出口ポートに向けて収束するテーパ状の出口側案内部が設けられていることにより、より広い範囲の血液が血液出口ポートに流れ込んで外部へ導出される。それ故、血液出口ポートから外部へ導出される血液において、酸素分圧の均一化などが図られる。
【0010】
例えば、血液出口ポートが血液入口ポートより上側に位置していれば、血液入口ポートから入った血液が血液出口ポートに向かって流れることによって、下方から上方へ向かう血液の流れが形成され易い。それ故、ガス交換領域の血液が撹拌され易くなると共に、上方のガスポートから酸素が供給されるガス交換領域において、血液がより効率的に酸素化される。更に、血液入口ポートが下側に位置していれば、プライミング液が血液入口ポートからハウジング内へ導入される際に、落差による空気の巻き込みが生じ難い。
(【0011】以降は省略されています)
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