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公開番号
2025115651
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010216
出願日
2024-01-26
発明の名称
スペアタイヤ取付装置
出願人
トヨタ車体株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B62D
43/04 20060101AFI20250731BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】スペアタイヤの脱着作業をしやすくする。
【解決手段】スペアタイヤ取付装置20は、キャリア21及びロック装置50を備える。キャリア21の第1構成体22は、支持端部28と、それよりも上方の被連結部24とを有し、第2構成体32は、載置部37及び回動端部33を有し、かつフック15が解除可能に係止される。第1構成体22は、支持端部28において、前後方向へ回動可能に支持される。第2構成体32は前端部に連結部38を有し、かつ連結部38において被連結部24に回動可能に連結される。ロック装置50は、キャリア21が格納位置に保持されるときにはロック状態にされる。ロック装置50は、ロック状態では第1構成体22を第1姿勢にロックする。ロック装置50は、ロック解除状態では、第1姿勢と、被連結部24が第1姿勢における位置よりも後側に位置する第2姿勢との間で、第1構成体22が回動するのを許容する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の床下に設置され、かつスペアタイヤを前記床下に取り付ける装置であり、
前記スペアタイヤが横臥姿勢で載置される載置部を有し、かつ前記載置部の周囲に支持端部及び回動端部を有し、かつ少なくとも前記支持端部において回動可能に支持されるキャリアを備え、
前記スペアタイヤを格納する格納位置では、前記床下に昇降可能に配置されたフックが前記キャリアに係止されることで、前記キャリアが前記格納位置に保持されるスペアタイヤ取付装置であって、
前記キャリアは、前記支持端部を有し、かつ前記支持端部よりも上方に被連結部を有し、前記支持端部において、前記床下に配置された車体構成部材に対し、前記支持端部及び前記回動端部の配置方向へ回動可能に支持される第1構成体と、前記載置部及び前記回動端部を有し、かつ前記フックが解除可能に係止されるとともに、前記載置部を挟んで前記回動端部とは反対側に連結部を有し、かつ前記連結部において前記被連結部に対し、回動可能に連結される第2構成体と、を備え、
ロック状態及びロック解除状態を切り替え可能に構成され、かつ前記キャリアが前記格納位置に保持されるときには前記ロック状態にされるロック装置がさらに設けられ、
前記ロック装置は、前記ロック状態では、前記第1構成体を第1姿勢にロックし、前記ロック解除状態では、前記ロックを解除することで、前記第1姿勢と、前記被連結部が前記第1姿勢における位置よりも前記回動端部側に位置する第2姿勢との間で、前記第1構成体が回動するのを許容する、スペアタイヤ取付装置。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記ロック装置における前記ロック状態及び前記ロック解除状態の切り替えを操作する操作部が、前記ロック装置から離れた箇所に設けられている、請求項1に記載のスペアタイヤ取付装置。
【請求項3】
前記操作部及び前記ロック装置は、前記操作部の操作に伴う動きを前記ロック装置に伝達して、前記ロック状態及び前記ロック解除状態を切り替える伝達部材により連結され、前記伝達部材として、可撓性を有するケーブルが用いられている、請求項2に記載のスペアタイヤ取付装置。
【請求項4】
前記被連結部は、筋部材により形成され、かつ前記配置方向に対し交差する方向である交差方向へ向けて、前記車両の床に沿って延び、
前記連結部は、筋部材により形成され、かつ前記交差方向における前記被連結部の少なくとも一部の周りを取り囲んでいる、請求項1に記載のスペアタイヤ取付装置。
【請求項5】
前記第1構成体は、前記支持端部よりも上方に閂部を有し、
前記ロック装置は、前記配置方向へ延びる移動路を有し、
前記閂部は、前記移動路に対し、前記配置方向へ移動可能に配置され、
前記閂部は、前記第1姿勢では、前記移動路のうち、前記回動端部から遠い側の端部に位置し、前記第2姿勢では、前記移動路のうち、前記回動端部に近い側の端部に位置し、
前記ロック装置は、前記ロック状態では、前記閂部を、前記移動路のうち、前記回動端部から遠い側の端部に保持する、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のスペアタイヤ取付装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スペアタイヤを車両の床下に取り付けるスペアタイヤ取付装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
スペアタイヤ取付装置として、スペアタイヤを車両の床下に取り付けるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。図6に示すように、スペアタイヤ取付装置80は、スペアタイヤ75が横臥姿勢で載置される載置部82を有するキャリア81を備える。また、キャリア81は、スペアタイヤ75の周方向における載置部82の周囲に、支持端部83及び回動端部84を有する。キャリア81は、車両71の床72に沿って延びる軸85により、支持端部83において車体等に回動可能に支持される。
【0003】
図6において実線で示すように、キャリア81が、スペアタイヤ75を格納する格納位置に位置するときには、床下73に昇降可能に配置されたフック(図示略)が、キャリア81の回動端部84等に係止される。キャリア81は、支持端部83及び回動端部84において吊り下げられた状態となる。軸85を中心とするキャリア81の回動が規制されることで、キャリア81が格納位置に保持される。
【0004】
床下73からスペアタイヤ75が取り出される場合には、回動端部84等においてキャリア81に係止された状態のフックが下降されることにより、キャリア81が軸85を中心として下方へ回動される。又は、フックの外されたキャリア81が、手作業等により、軸85を中心として下方へ回動される。図6において、二点鎖線で示すように、キャリア81がスペアタイヤ75を伴い、支持端部83から遠ざかるに従い低くなるように、水平面に対し傾斜する。回動端部84が路面76に接近する。床72と回動端部84との間隔が広くなるとともに、キャリア81が格納位置に位置するときよりも、載置部82及びスペアタイヤ75が、水平面に対し大きく傾斜する。そのため、スペアタイヤ取付装置80に対するスペアタイヤ75の脱着がしやすくなる。
【0005】
なお、スペアタイヤ75が、床下73に取り付けられる場合には、スペアタイヤ取付装置80が上記と逆に動作させられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-245907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、床下73には、種々の装置、部材、部品等からなる床下構造物が配置される。床下構造物としては、例えば、図6に示すように、モータ86、クロスメンバ87等がある。上記床下構造物が、上記キャリア81の回動領域に配置されていると、キャリア81と干渉する。キャリア81の回動領域が床下構造物によって狭められる。回動端部84が高い箇所に位置し、かつ載置部82及びスペアタイヤ75の水平面に対する傾斜の程度が小さくなるため、スペアタイヤ75の脱着作業がしづらくなる。キャリア81の回動領域に床下構造物が配置されていても、スペアタイヤ75の脱着作業のしやすいスペアタイヤ取付装置が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためのスペアタイヤ取付装置の各態様を記載する。
[態様1]車両の床下に設置され、かつスペアタイヤを前記床下に取り付ける装置であり、前記スペアタイヤが横臥姿勢で載置される載置部を有し、かつ前記載置部の周囲に支持端部及び回動端部を有し、かつ少なくとも前記支持端部において回動可能に支持されるキャリアを備え、前記スペアタイヤを格納する格納位置では、前記床下に昇降可能に配置されたフックが前記キャリアに係止されることで、前記キャリアが前記格納位置に保持されるスペアタイヤ取付装置であって、前記キャリアは、前記支持端部を有し、かつ前記支持端部よりも上方に被連結部を有し、前記支持端部において、前記床下に配置された車体構成部材に対し、前記支持端部及び前記回動端部の配置方向へ回動可能に支持される第1構成体と、前記載置部及び前記回動端部を有し、かつ前記フックが解除可能に係止されるとともに、前記載置部を挟んで前記回動端部とは反対側に連結部を有し、かつ前記連結部において前記被連結部に対し、回動可能に連結される第2構成体と、を備え、ロック状態及びロック解除状態を切り替え可能に構成され、かつ前記キャリアが前記格納位置に保持されるときには前記ロック状態にされるロック装置がさらに設けられ、前記ロック装置は、前記ロック状態では、前記第1構成体を第1姿勢にロックし、前記ロック解除状態では、前記ロックを解除することで、前記第1姿勢と、前記被連結部が前記第1姿勢における位置よりも前記回動端部側に位置する第2姿勢との間で、前記第1構成体が回動するのを許容する、スペアタイヤ取付装置。
【0009】
上記の構成によれば、キャリアが格納位置に位置するときには、ロック装置がロック状態にされる。第1構成体は、ロック装置によって第1姿勢にロックされる。第1構成体は、支持端部を中心として、配置方向における回動端部側へ回動することを規制される。第1姿勢では、第1構成体の被連結部が、第2姿勢における位置よりも回動端部から遠ざかる側に位置する。連結部において被連結部に連結された第2構成体に対しては、フックが係止される。第2構成体が、連結部において被連結部に対し回動することを規制される。第1構成体及び第2構成体のそれぞれの回動を規制されたキャリアは、格納位置に保持される。スペアタイヤは、床と第2構成体との間で挟み込まれて、床下に格納された状態に保持される。
【0010】
床下からスペアタイヤが取り出される際には、第2構成体に係止されたフックが下降される。又は、第2構成体からフックが外される。ロック装置がロック状態にされている期間は、支持端部を中心とする第1構成体の回動が規制され続けるため、被連結部の位置は変化しない。第2構成体のうち、連結部よりも回動端部側の部分が、連結部において被連結部に対し下方へ回動される。この回動により、第2構成体は、回動端部側ほど低くなるように、水平面に対し傾斜した状態となる。キャリアが上記格納位置に位置するときに第2構成体が水平面に対し傾斜している場合には、上記回動により、水平面に対する傾斜の程度が大きくなる。スペアタイヤも同様の傾斜状態になる。
(【0011】以降は省略されています)
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