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公開番号
2025115683
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010258
出願日
2024-01-26
発明の名称
移動通信ネットワークのネットワークノード及びコンピュータプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
36/26 20090101AFI20250731BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】WDに適用するHO種別を適切に制御する。
【解決手段】移動通信ネットワークのネットワークノードは、第1基地局を介して第1ネットワークノードと制御セッションを確立しているWDから第1条件を取得する取得手段と、WDが第2基地局にHOされる際に適用するHO種別を判定する判定手段と、を備え、判定手段は、WDが第2基地局にHOされる際に、HOの後においてWDが第1ネットワークノードと制御セッションを確立する第1HO種別と、HOの後においてWDが第2ネットワークノードと制御セッションを確立する第2HO種別と、を適用できる場合、第1ネットワークノードと第2基地局との間で送受信される制御パケットが第1条件を満たすか否かと、第2ネットワークノードと第2基地局との間で送受信される制御パケットが第1条件を満たすか否かと、に基づきWDに対して適用するHO種別を判定する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
移動通信ネットワークのネットワークノードであって、
第1基地局を介して第1ネットワークノードと制御セッションを確立している無線デバイス(WD)から当該WDが要求する第1条件を取得する取得手段と、
前記WDが前記第1基地局から第2基地局にハンドオーバされる際に前記WDに対して適用するハンドオーバ種別を判定する判定手段と、
を備え、
前記判定手段は、前記WDが前記第1基地局から前記第2基地局にハンドオーバされる際に、前記ハンドオーバの後において前記WDが前記第1ネットワークノードと制御セッションを確立する第1ハンドオーバ種別と、前記ハンドオーバの後において前記WDが第2ネットワークノードと制御セッションを確立する第2ハンドオーバ種別と、を前記WDに対して適用できる場合、前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たすか否かと、前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たすか否かと、に基づき前記WDに対して適用するハンドオーバ種別を判定する、ネットワークノード。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記判定手段は、前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たし、かつ、前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たす場合、前記第1ハンドオーバ種別を前記WDに対して適用すると判定する、請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項3】
前記判定手段は、前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たさず、かつ、前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たす場合、前記第2ハンドオーバ種別を前記WDに対して適用すると判定する、請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項4】
前記判定手段は、前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たし、かつ、前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たさない場合、前記第1ハンドオーバ種別を前記WDに対して適用すると判定する、請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項5】
前記判定手段は、前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たさず、かつ、前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たさない場合、前記第1ハンドオーバ種別と、前記第2ハンドオーバ種別との内のいずれかを前記WDに対して適用すると判定する、請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項6】
前記第1条件は、遅延条件を含み、
前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たさず、かつ、前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たさない場合、前記判定手段は、前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットの遅延量が前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットの遅延量より小さい場合、前記第1ハンドオーバ種別を前記WDに対して適用すると判定し、前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットの遅延量が前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットの遅延量より大きい場合、前記第2ハンドオーバ種別を前記WDに対して適用すると判定する、請求項5に記載のネットワークノード。
【請求項7】
前記第1条件は、ジッタ条件を含み、
前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たさず、かつ、前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たさない場合、前記判定手段は、前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットのジッタ量が前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットのジッタ量より小さい場合、前記第1ハンドオーバ種別を前記WDに対して適用すると判定し、前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットのジッタ量が前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットのジッタ量より大きい場合、前記第2ハンドオーバ種別を前記WDに対して適用すると判定する、請求項5に記載のネットワークノード。
【請求項8】
前記判定手段は、前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たすか否かを前記第1ネットワークノードから取得した前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットの伝送状態に基づき判定する、請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項9】
前記判定手段は、前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たすか否かを前記第2ネットワークノード又は他のネットワークノードから取得した前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットの伝送状態に基づき判定する、請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項10】
前記第1ネットワークノード及び前記第2ネットワークノードは、アクセス及びモビリティ管理機能を実装するノードである、請求項1に記載のネットワークノード。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、移動通信システムおけるハンドオーバ技術に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
図1は、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP(登録商標))で規定されるハンドオーバ(HО)種別の説明図である。なお、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)と基地局(gNB)とを接続するインタフェースは、N2インタフェースとして参照される。2つのAMFを接続するインタフェースは、N14インタフェースとして参照される。2つのgNBを接続するインタフェースは、Xnインタフェースとして参照される。図1によると、AMF#1は、gNB#1及びgNB#2それぞれとN2インタフェースを介して接続され、AMF#2は、gNB#3とN2インタフェースを介して接続されている。また、AMF#1とAMF#2はN14インタフェースを介して接続され、gNB#1とgNB#2はXnインタフェースを介して接続されている。
【0003】
例えば、gNB#1と接続している無線デバイス(WD)がgNB#2にHOされる際、gNB#1とgNB#2がXnインタフェースを介して接続されていると、当該Xnインタフェースを利用するgNB間Xn HOが優先して実行される。gNB#1とgNB#2がXnインタフェースを介して接続されていない場合、gNB#2に接続されたN2インタフェースを利用するgNB間N2 HOが実行される。さらに、gNB#2と接続している無線デバイス(WD)がgNB#3にハンドオーバされる際、WDを管理するAMFの変更を伴うAMF間HOが実行される。なお、gNB間Xn HOとgNB間N2 HOでは、HO中の制御シグナリングの経路が異なるが、HO後においては、共に、HO後のgNBとAMFとの間のN2インタフェースを介して制御シグナリングが送受信される。以下の説明では、gNB間Xn HOとgNB間N2 HOを総称してgNB間HOと表記する。3GPP(登録商標)によると、gNB間HOは、AMF間HOより優先して実行される。
【0004】
移動通信ネットワークにおいて、コアネットワーク(CN)のネットワーク機能(NF)は、通常、gNBが設置されるエッジサイトとは地理的に異なるセントラルサイトに配置される。コアネットワークのNFとは、例えば、WDのモビリティを管理するAMFや、WDに対するPDUセッションを管理するセッション管理機能(SMF)や、WDがPDUセッション上で送受信するデータパケットを処理するユーザプレーン機能(UPF)である。なお、AMF及びSMFは制御プレーン(CP)のNFであり、UPFはユーザプレーン(UP)のNFである。これらのNFをセントラルサイトに配置すると、WDは、セントラルサイトに配置されたAMF及びSMFと制御シグナリングを送受信する必要がある。
【0005】
非特許文献1は、AMF及びSMF等のCNの一部のNFをgNBと同じエッジサイトに配置する構成を開示している。非特許文献1の構成では、WDが送受信する制御シグナリングの伝搬遅延が短くなるため、WDに対する制御遅延を短くすることができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
Corici,Marius,Pousali Chakraborty,and Thomas Magedanz.,"A Study of 5G Edge-Central Core Network Split Options",Network 1.3 (2021):354-368.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
例えば、図2に示す様に、エリア#1内のエッジサイトにAMF#1及びgNB#1が設けられ、エリア#2内のエッジサイトにAMF#2及びgNB#2が設けられているものとする。また、図2に示す様に、AMF#1及びAMF#2がN14インタフェースを介して接続され、AMF#1が、gNB#1及びgNB#2と、N2#11インタフェース及びN2#12インタフェースを介して接続され、AMF#2が、gNB#1及びgNB#2と、N2#21インタフェース及びN2#22インタフェースを介して接続されているものとする。なお、図2においては、gNB#1及びgNB#2はXnインタフェースで接続されていないが、gNB#1及びgNB#2がXnインタフェースを介して相互に接続されていても良い。
【0008】
図2の実線で示す様に、WDは、gNB#1に接続し、gNB#1を介してAMF#1と制御プレーンのセッションを確立している。ここで、WDが移動することで、図3に示す様に、gNB#2にHOされたものとする。この場合、HO種別の優先度に従い、AMF間HOではなく、gNB間HOが実行される。gNB間HOが実行されるため、WDはgNB#2を介してAMF#1との間で制御プレーンのセッションを確立する。この様に、エリア#2のエッジサイトにAMF#2を配置しているにも拘らず、WDは他のエリアのエッジサイトに配置されているAMF#1と制御シグナリングを送受信することになり、当該WDは、AMFと低遅延で制御シグナリングを送受信するとのメリットを享受できなくなり得る。
【0009】
本開示は、WDに適用するHO種別を適切に制御する技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一態様によると、移動通信ネットワークのネットワークノードは、第1基地局を介して第1ネットワークノードと制御セッションを確立している無線デバイス(WD)から当該WDが要求する第1条件を取得する取得手段と、前記WDが前記第1基地局から第2基地局にハンドオーバされる際に前記WDに対して適用するハンドオーバ種別を判定する判定手段と、を備え、前記判定手段は、前記WDが前記第1基地局から前記第2基地局にハンドオーバされる際に、前記ハンドオーバの後において前記WDが前記第1ネットワークノードと制御セッションを確立する第1ハンドオーバ種別と、前記ハンドオーバの後において前記WDが第2ネットワークノードと制御セッションを確立する第2ハンドオーバ種別と、を前記WDに対して適用できる場合、前記第1ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たすか否かと、前記第2ネットワークノードと前記第2基地局との間で送受信される制御パケットが前記第1条件を満たすか否かと、に基づき前記WDに対して適用するハンドオーバ種別を判定する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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