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公開番号2025116110
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2025089076,2024030711
出願日2025-05-28,2018-03-01
発明の名称装置先端部
出願人ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド,BOSTON SCIENTIFIC SCIMED,INC.
代理人個人,個人,個人
主分類A61B 1/018 20060101AFI20250731BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】内視鏡器具を位置決めする為の内視鏡先端部を提供する。
【解決手段】本発明の一態様において、装置は、遠位端を有するシャフトと、シャフトの遠位端に先端部とを有する。先端部は、先端部の表面に形成された開口部を備える。シャフト内を通って挿入された器具は、開口部の外部に遠位方向に延びる。装置は、器具に係合するために昇降部をさらに備える。昇降部は、先端部の表面に対して固定された近位端と、近位端から遠位方向に延びる近位部と、近位部から遠位方向に延びる遠位部とを備える。昇降部に付与された力は、近位部を湾曲させ、遠位部を湾曲させることなく遠位部を偏倚させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シャフトと、
内側壁、及び前記内側壁に設けられた第1のチャンネルを含む遠位側先端部と、
外側壁、及び前記外側壁に設けられた第2のチャンネルを含む昇降部と
を備え、
前記昇降部が第1位置まで移動する時、前記第1のチャンネル及び前記第2のチャンネルはそれぞれ、制御ワイヤの一部を受け入れるように構成され、かつ、前記昇降部が第2位置まで移動する時、前記制御ワイヤは、前記第1のチャンネルから外方へ移動し、かつ、前記第2のチャンネルの内方に維持されるように構成されている、装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記シャフトは、前記遠位側先端部から遠位外方に延びる器具を受け入れるように構成され、前記昇降部は、前記第1位置から前記第2位置に移動する時、前記遠位側先端部に対して前記器具を偏倚させ、それによって、前記制御ワイヤを前記第1のチャンネルから外方へ移動させるように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記昇降部は、前記内側壁に対して固定された近位部と、前記近位部に対して移動可能な遠位部とを備え、前記遠位部は、前記昇降部の前記外側壁とこの外側壁に対向する外側壁との間に画定された幅を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記昇降部は、前記近位部及び前記遠位部を湾曲させることなく前記第1位置から前記第2位置へ移動するように構成されている、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記昇降部は、前記第2のチャンネルの内部に位置する開口部、及び前記遠位部の前記幅を横切って延びて前記開口部にて終結する通路を備える、請求項3に記載の装置。
【請求項6】
前記昇降部は、前記昇降部の前記外側壁に対向する外側壁に位置する第2の開口部を備え、前記通路は前記第2の開口部にて終結する、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記第2のチャンネルに受け入れられた前記制御ワイヤは、前記開口部にて前記通路に進入し、且つ前記第2の開口部にて前記通路から出る、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記通路は、前記遠位部の前記幅よりも小さい長さを有する、請求項5に記載の装置。
【請求項9】
シャフトと、
内側面、及び前記内側面に沿って延びる第1のチャンネルを含む遠位側先端部と、
外側面、及び前記外側面に沿って延びる第2のチャンネルを含む昇降部と
を備え、
前記昇降部が下方位置まで移動するとき、前記第1のチャンネルは制御ワイヤの近位部分を受け入れ、且つ前記第2のチャンネルは前記制御ワイヤの遠位部分を受け入れ、前記昇降部が上方位置まで移動するとき、前記制御ワイヤの前記近位部分は、前記第1のチャンネルの外方へ案内され、前記制御ワイヤの前記遠位部分は、前記第2のチャンネルの内方に保持される、装置。
【請求項10】
前記第1のチャンネルは、前記制御ワイヤの前記近位部分を受け入れるために前記遠位側先端部の前記内側面に沿って少なくとも部分的に開放されており、前記第2のチャンネルは、前記制御ワイヤの前記遠位部分を受け入れるために前記昇降部の前記外側面に対して少なくとも部分的に開放されている、請求項9に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、装置用先端部に関する。より詳細には、本発明は、内視鏡器具を位置決めする為の内視鏡先端部に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)は、膵胆管疾患を患う患者を治療するための技術である。いくつかの場合には、ERCPは、側視内視鏡を用いて実施される。側視内視鏡の先端部は、側視光学系と、光学レンズ洗浄系と、側視用光源と、側出ワーキングチャンネルと、側出ワーキングチャンネルの外部に延びる器具を持ち上げる為の昇降センブリとを備える。上記特徴により、診断や治療の為の器具を用いて、患者の乳頭にカニューレ挿管して患者の膵臓の標的部位にアクセスする際に、装置使用者を支援することができる。しかしながら、昇降センブリは複数の構成要素を含む複雑な構成を有する為に、製造や維持(例えば、洗浄や修理)に費用がかかっている。昇降センブリの複雑な構成を改善することにより、内視鏡の使用に伴う全体的な費用を抑えられる可能性がある。また、全体的な費用が一定の金額に収まれば、使用する内視鏡を使い捨てとすることが可能になり得る。内視鏡を廃棄する前に一度だけ使用することにより、内視鏡を維持することに伴う費用や時間を削減することができ、内視鏡の不適切な洗浄による感染に患者をさらすリスクを排除して予後を改善できる可能性がある。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、特に装置用先端部に関する。本明細書で説明する態様はそれぞれ、開示されている別の任意の態様に関連して説明されている1つ以上の要素を備えることができる。
本発明の一態様において、装置は、遠位端を有するシャフトと、シャフトの遠位端における先端部と、を備える。先端部は、先端部の表面に形成された開口部を備える。シャフトの中を貫通して挿入された器具は、開口部の外部に遠位方向に延びる。装置は、器具に係合する昇降部も備える。昇降部は、先端部の表面に固定されている近位端と、近位端から遠位方向に延びる近位部と、近位部から遠位方向に延びる遠位部とを備える。昇降部に付与される力によって、近位部は湾曲し、遠位部を湾曲させることなく遠位部を偏倚することができる。
【0004】
本発明の別の態様では、装置は、1つ以上の下記の要素を備える。遠位部は、近位部よりも大きな断面積を有する。遠位部は、前-後方向に近位部よりも厚みを有し、前-後方向は、近位-遠位方向に直交する方向である。先端部は、単一材料から構成され得る。昇降部は、単一材料から構成され得る。昇降部の外面と、先端部の表面とは、連続した面の一部である。昇降部の遠位部の外面は、昇降部の近位部の外面に連続する。近位部は、ほぼ直線状の静止時形態と湾曲時形態とを有する。近位部が静止時形態から湾曲時形態に移行すると、近位部は、前方向と近位方向にアーチ状の経路に沿って遠位部を移動させる。
【0005】
本発明の別の態様において、装置は、遠位端を有するシャフトを備える。装置は、シャフトの遠位端に先端部を備える。先端部は、器具開口部を備える。シャフトの中を貫通して挿入された器具は、器具開口部から外部に遠位方向に延びる。先端部は、器具が器具開口部の外部に遠位方向に延びた時に器具に係合する昇降部を備える。昇降部は、内部を貫通して延びる通路を備える。装置は、昇降部に連結された制御ワイヤを備える。制御ワイヤに加えられた近位方向に引く力により、昇降部は偏倚される。装置は、第1の制御ワイヤ開口部と第2の制御ワイヤ開口部とを備える。制御ワイヤの第1の部分は、第1の制御ワイヤ開口部から通路まで延びる。制御ワイヤの第2の部分は、第2の制御ワイヤ開口部から通路まで延びる。制御ワイヤの第3の部分は、通路を貫通して延びて制御ワイヤの第1の部分を制御ワイヤの第2の部分に連結する。
【0006】
本発明の別の態様において、装置は、以下の1つ以上の特徴を備える。シャフトの近位端のハンドルである。ハンドルは、制御ワイヤに近位方向に引く力を付与する駆動機構を備える。駆動機構は、制御ワイヤの第1の部分と制御ワイヤの第2の部分に動作可能に接続されて、制御ワイヤの第1の部分と第2の部分とに対して同時に近位方向に引く力を付与し得る。昇降部は、対向する側面を備える。側面の少なくとも一方は、制御ワイヤの少なくとも一部を受承するチャンネルを備える。通路内の開口は、チャンネル内にある。先端部は、昇降部の対向する側面に側壁を備える。側壁の少なくとも一方は、制御ワイヤの少なくとも一部を受承するチャンネルを備える。先端部は、一部材であって、単体のポリマー性の構成要素である。
【0007】
本発明の別の態様では、装置は、遠位端を有するシャフトを備える。装置は、シャフトの遠位端に先端部も備える。先端部は、昇降部を備える。シャフトの中を貫通して挿入された器具は、遠位方向に延びて昇降部に係合する。装置は、駆動装置を備え、昇降部を偏倚し得る。昇降部は、シャフトに対して固定された近位端を有する近位部を備える。昇降部は、近位部から遠位方向に延びる遠位部も備える。近位部は、遠位部よりも小さな断面積を有する為、昇降部に付与された力は、近位部を湾曲して遠位部を偏倚し得る。昇降部は、単一の、材料が連続している部材で形成される。
【0008】
本発明の別の態様では、装置は、1つ以上の以下の要素を備える。単一の、材料が連続している部材は、射出成形されたポリマーからなる一続きの部材である。近位部は、1つ以上の凹部を備える為、近位部は、1つ以上の薄い部分と1つ以上の厚い部分とを有し、1つ以上の薄い部分に沿って近位部分を湾曲し易くし得る。先端部は、単一であって、材料が連続している部材に連結された少なくとも1つの部分を備える。少なくとも1つの部分は、単一であって、材料が連続している部材よりもより堅固な材料で形成され得る。駆動装置は、昇降部に連結された制御ワイヤを備える。
【0009】
上記一般的な説明と以下の詳細な説明は、例示であるとともに単なる説明であって、請求項に係る発明を制限するものではないことに留意されたい。
添付の図面は、この明細書の一部に取り込まれてその一部をなし、詳細な説明と共に本発明の態様を例示して本発明の本質を説明するものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の態様に係る内視鏡を示す図。
本発明の態様に係る図1の内視鏡の先端部を示す斜視図。
本発明の態様に係る図1の内視鏡の先端部を示す正面図。
本発明の態様に係る図1の内視鏡の先端部を第1の形態で示す側面図。
本発明の態様に係る図1の内視鏡の先端部を第2の形態で示す側面図。
本発明の態様に係る代替的な内視鏡の先端部を示す正面図。
本発明の態様に係る内視鏡の先端部のリビングヒンジを示す正面図。
本発明の態様に係る内視鏡の先端部のリビングヒンジを示す側面図。
本発明の態様に係る昇降部を示す上面図。
本発明の態様に係る昇降部を示す正面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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