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公開番号2025116554
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011042
出願日2024-01-29
発明の名称画像処理プログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、画像処理方法
出願人任天堂株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06T 15/60 20060101AFI20250801BHJP(計算;計数)
要約【課題】コンピュータの処理負荷を軽減する。
【解決手段】オブジェクトのうち第1の種類の複数のオブジェクトについて、オブジェクト毎に、仮想空間の一部であって、当該第1の種類のオブジェクトを内包する部分空間が設定される。オブジェクト毎に、情報処理システムは、部分空間に対する仮想光源を設定させて、当該仮想光源に基づいた部分空間における第1の種類のオブジェクトのシャドウマップである部分シャドウマップを生成する。オブジェクト毎に、情報処理システムは、部分空間の範囲内に対応する画素に関して、デプスバッファのデプスと部分シャドウマップのデプスに基づいて、第1の種類のオブジェクトの影の濃さを画素ごと毎に決定し、当該画素の影の濃さが、影の濃さを記憶する影バッファに記憶されている値より濃い影の値の場合に、当該影バッファに上書きして記憶する。影バッファに基づいて影の付いた画像が描画される。
【選択図】図10

特許請求の範囲【請求項1】
情報処置装置のコンピュータに、
仮想空間内のオブジェクトについて、デプスバッファを用いてデプステストを行いながらフレームバッファまたはGバッファへ描画を行わせ、
前記オブジェクトのうち第1の種類の複数のオブジェクトについて、オブジェクト毎に、
前記仮想空間の一部であって、当該第1の種類のオブジェクトを内包する部分空間を設定させ、
前記部分空間に対する仮想光源を設定させて、当該仮想光源に基づいた前記部分空間における前記第1の種類のオブジェクトのシャドウマップである部分シャドウマップを生成させ、
前記部分空間の範囲内に対応する画素に関して、前記デプスバッファのデプスと前記部分シャドウマップのデプスに基づいて、前記第1の種類のオブジェクトの影の濃さを画素毎に決定させ、当該画素の影の濃さが、影の濃さを記憶する影バッファに記憶されている値より濃い影の値の場合に、当該影バッファに上書きして記憶させ、
前記フレームバッファと前記影バッファとに基づいて前記フレームバッファの画像に影を描画させる、または、前記Gバッファと前記影バッファとに基づいて影の付いた画像をフレームバッファに描画させる、画像処理プログラム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記コンピュータに、
前記部分空間の範囲内に対応する画素毎の影の濃さを、前記デプスバッファのデプスと前記部分シャドウマップのデプスとを用いた分散シャドウマップの手法に基づいて、決定させる、請求項1記載の画像処理プログラム。
【請求項3】
前記第1の種類のオブジェクトは、平たい形状のオブジェクトである、請求項2記載の画像処理プログラム。
【請求項4】
前記仮想光源は、平行光源であって、
前記部分空間は、前記平行光源の光の方向に沿った辺を有する直方体形状である、請求項1記載の画像処理プログラム。
【請求項5】
仮想空間内のオブジェクトについて、デプスバッファを用いてデプステストを行いながらフレームバッファまたはGバッファへ描画を行い、
前記オブジェクトのうち第1の種類の複数のオブジェクトについて、オブジェクト毎に、
前記仮想空間の一部であって、当該第1の種類のオブジェクトを内包する部分空間を設定し、
前記部分空間に対する仮想光源を設定して、当該仮想光源に基づいた前記部分空間における前記第1の種類のオブジェクトのシャドウマップである部分シャドウマップを生成し、
前記部分空間の範囲内に対応する画素に関して、前記デプスバッファのデプスと前記部分シャドウマップのデプスに基づいて、前記第1の種類のオブジェクトの影の濃さを画素毎に決定し、当該画素の影の濃さが、影の濃さを記憶する影バッファに記憶されている値より濃い影の値の場合に、当該影バッファに上書きして記憶し、
前記フレームバッファと前記影バッファに基づいて前記フレームバッファの画像に影を描画する、または、前記Gバッファと前記影バッファとに基づいて影の付いた画像をフレームバッファに描画する、情報処理システム。
【請求項6】
前記部分空間の範囲内に対応する画素ごと毎の影の濃さを、前記デプスバッファのデプスと前記部分シャドウマップのデプスとを用いた分散シャドウマップの手法に基づいて決定する、請求項5記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記第1の種類のオブジェクトは、平たい形状のオブジェクトである、請求項6記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記仮想光源は、平行光源であって、
前記部分空間は、前記平行光源の光の方向に沿った辺を有する直方体形状である、請求項5記載の情報処理システム。
【請求項9】
仮想空間内のオブジェクトについて、デプスバッファを用いてデプステストを行いながらフレームバッファまたはGバッファへ描画を行い、
前記オブジェクトのうち第1の種類の複数のオブジェクトについて、オブジェクト毎に、
前記仮想空間の一部であって、当該第1の種類のオブジェクトを内包する部分空間を設定し、
前記部分空間に対する仮想光源を設定して、当該仮想光源に基づいた前記部分空間における前記第1の種類のオブジェクトのシャドウマップである部分シャドウマップを生成し、
前記部分空間の範囲内に対応する画素に関して、前記デプスバッファのデプスと前記部分シャドウマップのデプスに基づいて、前記第1の種類のオブジェクトの影の濃さを画素毎に決定し、当該画素の影の濃さが、影の濃さを記憶する影バッファに記憶されている値より濃い影の値の場合に、当該影バッファに上書きして記憶し、
前記フレームバッファと前記影バッファに基づいて前記フレームバッファの画像に影を描画する、または、前記Gバッファと前記影バッファとに基づいて影の付いた画像をフレームバッファに描画する、情報処理装置。
【請求項10】
前記部分空間の範囲内に対応する画素ごと毎の影の濃さを、前記デプスバッファのデプスと前記部分シャドウマップのデプスとを用いた分散シャドウマップの手法に基づいて決定する、請求項9記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、仮想空間内のオブジェクトに影を付した画像を生成するための画像処理プログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、画像処理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、仮想空間内のオブジェクトに影を付した画像を生成するために、シャドウマップを用いる技術がある(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
“Cascaded Shadow Maps”、[online]、Microsoft Corporation、[令和5年12月19日検索]、インターネット<https://learn.microsoft.com/en-us/windows/win32/dxtecharts/cascaded-shadow-maps>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
影を付した画像を生成するための処理によるコンピュータの処理負荷を軽減することが望まれる。
【0005】
それ故、本発明の目的は、影を付した画像を生成する際のコンピュータの処理負荷を軽減することが可能な画像処理プログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、画像処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決すべく、本発明は、以下の(1)-(4)の構成を採用した。
【0007】
(1)
本発明の一例は、情報処置装置のコンピュータに、次の処理を実行させる画像処理プログラムである。
・仮想空間内のオブジェクトについて、デプスバッファを用いてデプステストを行いながらフレームバッファまたはGバッファへ描画を行う処理
・オブジェクトのうち第1の種類の複数のオブジェクトについて、オブジェクト毎に、仮想空間の一部であって、当該第1の種類のオブジェクトを内包する部分空間を設定する処理
・上記オブジェクト毎に、部分空間に対する仮想光源を設定して、当該仮想光源に基づいた部分空間における第1の種類のオブジェクトのシャドウマップである部分シャドウマップを生成する処理
・上記オブジェクト毎に、部分空間の範囲内に対応する画素に関して、デプスバッファのデプスと部分シャドウマップのデプスに基づいて、第1の種類のオブジェクトの影の濃さを画素毎に決定し、当該画素の影の濃さが、影の濃さを記憶する影バッファに記憶されている値より濃い影の値の場合に、当該影バッファに上書きして記憶する処理
・フレームバッファと影バッファとに基づいてフレームバッファの画像に影を描画する、または、Gバッファと影バッファとに基づいて影の付いた画像をフレームバッファに描画する処理
【0008】
上記(1)の構成によれば、オブジェクト毎の部分シャドウマップを用いることで、コンピュータの処理負荷を軽減することができる。
【0009】
(2)
上記(1)の構成において、画像処理プログラムは、コンピュータに、部分空間の範囲内に対応する画素毎の影の濃さを、デプスバッファのデプスと部分シャドウマップのデプスとを用いた分散シャドウマップの手法に基づいて決定させてもよい。
【0010】
上記(2)の構成によれば、ライトブリーディングを抑制しつつ、分散シャドウマップによって自然に見える影を表示することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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