TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025117566
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2025013058
出願日
2025-01-29
発明の名称
クイックねじ結合装置
出願人
ウルリヒ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
,
Ulrich GmbH & Co. KG
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16B
37/08 20060101AFI20250804BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】簡単に扱うことができるクイックねじ結合装置を提供する。
【解決手段】本発明は、雄ねじ山を有するねじ山付きボルトと、雌ねじ山5を有するナット部分とを備えたクイックねじ結合装置に関する。ナット部分は、雌ねじ山5が構成されているねじ山付き部材6を有しており、雌ねじ山5の長手方向軸線に対して角度だけ回転して、貫通孔がねじ山付き部材6を通して案内されており、貫通孔の直径は、雌ねじ山5の外径よりも大きくかつねじ山付き部材6の外径よりも小さい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
雄ねじ山(2)を有するねじ山付きボルト(3)と、雌ねじ山(5)を有するナット部分(4)とを備えたクイックねじ結合装置(1)において、前記ナット部分は、前記雌ねじ山(5)が構成されているねじ山付き部材(6)を有しており、前記雌ねじ山(5)の長手方向軸線(7)に対して角度(α)だけ回転して、貫通孔(8)が前記ねじ山付き部材(6)を通して案内されており、前記貫通孔(8)の直径は、前記雌ねじ山(5)の外径よりも大きくかつ前記ねじ山付き部材(6)の外径よりも小さいことを特徴とする、クイックねじ結合装置(1)。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記角度(α)は、2°~45°の区間から、好適には5°~35°の区間から、さらに好適には10°~25°の区間から得られることを特徴とする、請求項1記載のクイックねじ結合装置(1)。
【請求項3】
前記ナット部分(4)は押圧部材(9)を有しており、前記押圧部材(9)は、前記雌ねじ山(5)と前記雄ねじ山(2)との係合を確実にする係合位置と、前記雄ねじ山(2)から前記雌ねじ山(5)を緩める調節位置との間で、前記長手方向軸線(7)に対して半径方向に位置調節可能であることを特徴とする、請求項1または2記載のクイックねじ結合装置(1)。
【請求項4】
前記押圧部材(9)は、前記押圧部材(9)を前記係合位置に位置調節する戻しばね(10)によって付勢されていることを特徴とする、請求項3記載のクイックねじ結合装置(1)。
【請求項5】
前記押圧部材(9)は、前記係合位置において前記ねじ山付き部材(6)に付勢する第1ガイド面(11)を有していることを特徴とする、請求項3または4記載のクイックねじ結合装置(1)。
【請求項6】
前記押圧部材(9)は、前記調節位置において前記ねじ山付き部材(6)に付勢する第2ガイド面(12)を有していることを特徴とする、請求項3から5までのいずれか1項記載のクイックねじ結合装置(1)。
【請求項7】
前記ねじ山付き部材(6)は、前記押圧部材(9)の方を向いた側に、前記長手方向軸線(7)に対して傾けられて外側から内側に向かって延びる第3ガイド面(13)であって、前記第1ガイド面(11)および前記第2ガイド面(12)に当接するように定められた第3ガイド面(13)を有していることを特徴とする、請求項6記載のクイックねじ結合装置(1)。
【請求項8】
前記第1ガイド面(11)および前記第2ガイド面(12)は、前記長手方向軸線(7)の方を向いた側が丸み付けられて構成されていることを特徴とする、請求項7記載のクイックねじ結合装置(1)。
【請求項9】
前記ナット部分(4)は環状の外側部分(14)を有しており、前記外側部分(14)は、前記ねじ山付きボルト(3)を囲い、前記押圧部材(9)が支持されている、互いに反対側にある2つの側方プレート(15)を有していることを特徴とする、請求項3から8までのいずれか1項記載のクイックねじ結合装置(1)。
【請求項10】
前記側方プレート(15)にそれぞれ1つの第1ガイドピン(16)が構成されており、前記第1ガイドピン(16)では、前記押圧部材(9)が、前記長手方向軸線(7)に対して接線方向に延びるそれぞれ1つの長孔(17)において軸線方向に固定されかつ半径方向に案内されていることを特徴とする、請求項9記載のクイックねじ結合装置(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、雄ねじ山を有するねじ山付きボルトと、雌ねじ山を有するナット部分とを備えたクイックねじ結合装置(Schnellschraubverbindung)であって、ナット部分は、雌ねじ山が構成されているねじ山付き部材を有しており、雌ねじ山の長手方向軸線に対して所定の角度だけ回転され、貫通孔が、ねじ山付き部材を通して案内されており、貫通孔の直径は、雌ねじ山の外径よりも大きく、かつねじ山付き部材の外径よりも小さい、クイックねじ結合装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ねじ山を有する2つの構成部材のねじ山結合またはねじ結合は、2つの対象体を互いに対して位置調節しかつ固定することもできるようにするための広く周知された解決手段である。2つの構成部材を位置調節する際に進む距離Sは、ねじ山のピッチPと、回転数Uとから、S=P×Uとなる。
【0003】
長い距離または小さなピッチには多くの回転が必要であり、これにより、時間コストおよび作業コストが上昇してしまう。このことは、時間的に制約のある適用事例、例えば医学において、また特に医学における特に手術等の際に不利である。というのは、時間コストの増大には、患者の負担の増大を伴うからである。
【0004】
従来技術からは、より迅速に長い距離をブリッジすることが可能な解決手段が知られている。独国特許出願公開第19825132号明細書には、ボルトねじ山を有するねじ山付きロッドとナットとを備えたねじ結合装置が開示されている。ねじ山付きロッドは、平らな面を有する四角形ねじ山付きロッドとして構成されており、これにより、ボルトねじ山は、ねじ山セグメントにのみ構成されている。ナットは、ナットねじ山に対して鋭角に取り付けられた四角形開口部を有しており、この四角形開口部は、回転位置に応じて、ねじ山付きロッドに対するナットの移動可能性を可能にするかまたは阻止するために、自身のコーナー領域においてナットねじ山を中断している。独国特許出願公開第102017129644号明細書からは、雄ねじ山を備えたねじ山付きロッドとナットとが設けられているクイックねじ結合装置が公知である。雄ねじ山もナットねじ山も、互いに反対の側に位置する少なくとも2つの長手方向側面が平坦化にされている。ナットはさらに、第1ナット部材と第2ナット部材とに分けられており、第1ナット部材と第2ナット部材とは雄ねじ山/雌ねじ山対を介して互いに回動可能でありかつ緊締可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、簡単に扱うことができるクイックねじ結合装置を提供し、このクイックねじ結合装置により、ねじ山が係合される際に、ねじ結合装置の信頼性を高めながら、所望の距離をブリッジするための迅速な並進的な位置調節を可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、請求項1の特徴を有するクイックねじ接続部によって解決される。本発明の目的にかなった発展形態を有する有利な実施形態は、従属請求項に示されている。
【0007】
本発明に係るクイックねじ結合装置により、ねじ山結合の機能が提供され、さらに、ねじ山付き部材を傾けることによってねじ山結合を解除し、純粋な並進運動によって長い距離を迅速に進み、次いで、逆方向に新たに傾けるによって再度、ねじ山結合を形成し、達成された位置を確かなものにする可能性が得られる。この場合、ねじ山付きボルトにおけるねじ山付き部材の軸線方向位置の微調整はここでも、ねじ山付きボルトに対してねじ山付き部材を回転させるによって行うことができる。角度によって特定される選択された向きと、所期のように選択された直径とを有する貫通孔を加工することによって保証されるのは、ねじ山付き部材の片側において、すなわち、貫通孔が傾けられている側においてねじ山のターンが完全にくり抜かれ、ねじ山付き部材の十分な材料厚さが残っているのに対し、反対側では十分なねじ切り深さでねじ山のターンが残っていることである。
【0008】
この際、角度は、2°~45°の区間から、好適には5°~35°の区間から、さらに好適には10°~25°の区間から得られる。
【0009】
特に好ましいは、ナット部分と雌ねじ山との係合を確実にする係合位置と、雄ねじ山から雌ねじ山を緩める調節位置との間で、長手方向軸線に対して半径方向に位置調節可能である押圧部材を有する場合である。押圧部材が設けられていることにより、クイックねじ結合装置のプロセス確実性および信頼性が向上する。というのは、クイック位置調節を可能にするためには、位置調節方向に対して直交方向に力を作用させなければならないからである。
【0010】
この際、押圧部材には、押圧部材を係合位置へ位置調節する戻しばねによって付勢することができ、すなわち、基本状態は、与えられたねじ係合であり、ねじ山結合を完成するために能動的に力を作用させなければならない。力が失われると、ねじ山結合が強制的に制御されて再び形成される。ばねは特に、板ばねによって形成されていてもよいが、圧縮ばね、引張りばねまたはコイルばねも基本的に適している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
流路体
6か月前
個人
ホース保持具
4か月前
個人
回転伝達機構
10日前
個人
トーションバー
4か月前
個人
差動歯車用歯形
1か月前
個人
ボルトナットセット
4か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
個人
回転式配管用支持具
5か月前
個人
地震の揺れ回避装置
23日前
個人
固着具と成形品部材
6か月前
株式会社オンダ製作所
継手
6か月前
株式会社アイシン
駆動装置
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社ミクニ
弁装置
6か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
柿沼金属精機株式会社
分岐管
1日前
株式会社ミクニ
弁装置
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
個人
ベルトテンショナ
5か月前
株式会社三協丸筒
枠体
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
株式会社フジキン
ボールバルブ
2か月前
株式会社ナジコ
自在継手
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
6か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
株式会社不二工機
逆止弁
6か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
日東電工株式会社
断熱材
4か月前
株式会社タカギ
水栓装置
8日前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
5か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
4か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
6か月前
続きを見る
他の特許を見る