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公開番号2025116782
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024076807
出願日2024-05-09
発明の名称水栓装置
出願人株式会社タカギ
代理人個人
主分類F16K 27/00 20060101AFI20250801BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】供給管が水栓本体に接続されている構造を有し、設計自由度或いは水漏れ防止性能に優れた水栓装置を提供する。
【解決手段】湯と水とを混合した湯水を吐止水可能とする水栓装置2である。水栓装置2は、水栓本体4と、水栓本体4に接続されている供給管5と、供給管5の外面に係合する供給管固定部材180と、水栓本体4に固定されており、供給管5を挿通させる挿通部と供給管固定部材180を支持する固定部材支持部270とを備えた供給管保持部材176と、供給管5と水栓本体4との間の接続部分に設けられた環状のシール部材s2と、を有している。供給管5の外面が、凹部230を有している。供給管固定部材180が、凹部230に係合する形状を有している。供給管固定部材180が、供給管5の周方向において分割された複数の分割体280で構成されている。
【選択図】図22
特許請求の範囲【請求項1】
湯と水とを混合した湯水を吐止水可能とする水栓装置であって、
水栓本体と、
前記水栓本体に接続されている供給管と、
前記供給管の外面に係合する供給管固定部材と、
前記水栓本体に固定されており、前記供給管を挿通させる挿通部と前記供給管固定部材を支持する固定部材支持部とを備えた供給管保持部材と、
前記供給管と前記水栓本体との間の接続部分に設けられた環状のシール部材と、
を有しており、
前記供給管の前記外面が、凹部を有しており、
前記供給管固定部材が、前記凹部に係合する形状を有しており、
前記供給管固定部材が、前記供給管の周方向において分割された複数の分割体で構成されている水栓装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記複数の分割体が同一部材である請求項1に記載の水栓装置。
【請求項3】
前記供給管固定部材が、前記供給管の周方向の略全体に亘って設けられている請求項2に記載の水栓装置。
【請求項4】
湯と水とを混合した湯水を吐止水可能とする水栓装置であって、
水栓本体と、
前記水栓本体に接続されている供給管と、
前記供給管の外面に係合する供給管固定部材と、
前記水栓本体に固定されており、前記供給管を挿通させる挿通部と前記供給管固定部材を支持する固定部材支持部とを備えた供給管保持部材と、
前記供給管と前記水栓本体との間の接続部分に設けられた環状のシール部材と、
を有しており、
前記供給管の前記外面が、凹部を有しており、
前記供給管固定部材が、前記凹部に係合する形状を有しており、
前記供給管固定部材が、前記供給管の周方向の略全体に亘って設けられている水栓装置。
【請求項5】
前記シール部材が、前記供給管固定部材に隣接して配置されており、
前記供給管固定部材が、前記供給管の周方向の略全体に亘って前記シール部材を支持している請求項3または4に記載の水栓装置。
【請求項6】
前記供給管固定部材において、前記凹部に係合する形状が、凸部であり、
前記凹部及び前記凸部の軸方向断面が、曲率半径が1mm以上である曲線で構成されている請求項1から4のいずれか1項に記載の水栓装置。
【請求項7】
前記水栓本体が、スパウト部と、吐止水制御及び温度制御を行う弁機構を含むバルブ組立体と、前記バルブ組立体を収容する上ケーシング部材と、前記上ケーシング部材の下側に配置された下ケーシング部材と、前記バルブ組立体から出た湯水を前記スパウト部に流す通水パイプとを有しており、
前記下ケーシング部材が、前記供給管の周囲を囲みつつ前記供給管を挿通させる供給管貫通部を有しており、
前記供給管貫通部が、前記通水パイプの配置領域と前記供給管の挿通領域とを区画している請求項1から4のいずれか1項に記載の水栓装置。
【請求項8】
前記下ケーシング部材が、前記水栓本体の下端部を構成する本体下端部を有しており、
前記通水パイプが、前記スパウト部の回動に伴い摺動する摺動シール部を有しており、
前記供給管貫通部の下端が、前記本体下端部で形成されており、
前記供給管貫通部の上端が、前記摺動シール部よりも上側に位置している請求項7に記載の水栓装置。
【請求項9】
前記供給管貫通部に挿通されている部分において、前記供給管の材質が金属である請求項7に記載の水栓装置。
【請求項10】
前記下ケーシング部材の材質が樹脂である請求項9に記載の水栓装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、水栓装置に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
水栓本体に水又は湯を供給する供給管(接続管、給水管)を有する水栓装置が知られている。特開2000-193118号公報に記載の給水栓は、給水栓本体に設けられた接続管保持部に保持されて給水栓本体から延出する接続管を有している。この接続管には鍔状の突出部が設けられており、接続管が側方から接続管保持部に装着されている(図1参照)。特開2000-230259号公報に記載の水栓継手は、給水筒状体の外周部に溝が設けられ、この溝に係止リングとしてのCリングが装着された構造を開示する。特開2002-81108号公報に記載のシングルレバー式混合栓は、給湯管と、給水管と、混合湯水用アタッチメントと、吐水用エルボとを備えた構造を開示する。前記混合湯水用アタッチメントは、上部大径部と下部小径部とからなり、前記上部大径部が前記給湯管及び前記給水管をそれぞれ案内するための切り欠きを有するとともに、上下に貫通する混合水の連通穴が形成されている。前記吐水用エルボは、前記下部小径部に対してその軸まわりに回動可能なように前記下部小径部に外嵌している(図1及び図2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-193118号公報
特開2000-230259号公報
特開2002-81108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献に記載された供給管の接続構造等には、改善の余地があることが判明した。
【0005】
本開示の目的の一つは、供給管が水栓本体に接続されている構造を有し、設計自由度或いは水漏れ防止性能に優れた水栓装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの態様では、本開示は、湯と水とを混合した湯水を吐止水可能とする水栓装置である。この水栓装置は、水栓本体と、前記水栓本体に接続されている供給管と、前記供給管の外面に係合する供給管固定部材と、前記水栓本体に固定されており、前記供給管を挿通させる挿通部と前記供給管固定部材を支持する固定部材支持部とを備えた供給管保持部材と、前記供給管と前記水栓本体との間の接続部分に設けられた環状のシール部材と、を有している。前記供給管の前記外面が、凹部を有している。前記供給管固定部材が、前記凹部に係合する形状を有している。前記供給管固定部材が、前記供給管の周方向において分割された複数の分割体で構成されている。
【0007】
他の態様では、本開示は、湯と水とを混合した湯水を吐止水可能とする水栓装置である。この水栓装置は、水栓本体と、前記水栓本体に接続されている供給管と、前記供給管の外面に係合する供給管固定部材と、前記水栓本体に固定されており、前記供給管を挿通させる挿通部と前記供給管固定部材を支持する固定部材支持部とを備えた供給管保持部材と、前記供給管と前記水栓本体との間の接続部分に設けられた環状のシール部材と、を有している。前記供給管の前記外面が、凹部を有している。前記供給管固定部材が、前記凹部に係合する形状を有している。前記供給管固定部材が、前記供給管の周方向の略全体に亘って設けられている。
【0008】
更に他の態様では、本開示は、湯と水とを混合した湯水を吐止水可能とする水栓装置である。この水栓装置は、水栓本体と、前記水栓本体に接続されている供給管と、前記供給管の外面に係合する供給管固定部材と、前記水栓本体に固定されており、前記供給管を挿通させる挿通部と前記供給管固定部材を支持する固定部材支持部とを備えた供給管保持部材と、を有している。前記水栓本体が、スパウト部と、吐止水制御及び温度制御を行う弁機構を含むバルブ組立体と、前記バルブ組立体を収容する上ケーシング部材と、前記上ケーシング部材の下側に配置された下ケーシング部材と、前記バルブ組立体から出た湯水を前記スパウト部に流す通水パイプとを有している。前記下ケーシング部材が、前記供給管の周囲を囲みつつ前記供給管を挿通させる供給管貫通部を有している。前記供給管貫通部が、前記通水パイプの配置領域と前記供給管の挿通領域とを区画している。
【発明の効果】
【0009】
一つの側面では、供給管が水栓本体に接続されている構造を有する水栓装置において、設計自由度或いは水漏れ防止性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係る水栓装置の斜視図である。
図2は、図1の水栓装置の側面図である。
図3は、図1の水栓装置の正面図である。
図4は、図3のA-A線に沿った断面図である。
図5は、図1の水栓装置においてスパウト主部が分離された状態を示す分解斜視図である。
図6は、図5のスパウト主部の断面図である。
図7(a)、図7(b)及び図7(c)は、上記水栓装置における水栓取付装置の斜視図である。
図8(a)及び図8(b)は上記水栓取付装置における台座部材を斜め上側から見た斜視図であり、図8(c)はこの台座部材の平面図であり、図8(d)及び図8(e)はこの台座部材を斜め下側から見た斜視図である。
図9は、前記スパウト主部の分解斜視図である。
図10は、前記水栓装置のうち前記スパウト主部を除く部分の分解斜視図である。
図11は、前記水栓装置のうち前記スパウト主部を除く部分の断面図である。
図12(a)は下ケーシング部材を斜め上側から見た斜視図であり、図12(b)はこの下ケーシング部材の正面図であり、図12(c)及び図12(d)はこの下ケーシング部材を斜め下側から見た斜視図であり、図12(e)はこの下ケーシング部材の平面図であり、図12(f)はこの下ケーシング部材の底面図である。
図13(a)は下ケーシング部材、通水パイプ及び通水パイプ支持部材が組み立てられた組立体と、この組立体から分離した通水パイプ回転規制部材とを示す分解斜視図であり、図13(b)は前記組立体に通水パイプ回転規制部材が装着された状態を示す斜視図である。
図14は、図11のA-A線に沿った断面図である。
図15は、その一部が断面とされた前記水栓装置の側面図である。
図16は、図15のA-A線に沿った断面図である。
図17は、前記水栓装置の縦断面図(供給管の軸方向に沿った断面図)である。
図18は、図17の円内の拡大図である。
図19は、供給管(水供給管、湯供給管)の全体図である。
図20(a)は供給管保持部材を斜め上側から見た斜視図であり、図20(b)はこの供給管保持部材を上側から見た平面図であり、図20(c)はこの供給管保持部材を図20(a)とは異なる視点で斜め上側から見た斜視図であり、図20(d)はこの供給管保持部材を斜め下側から見た斜視図であり、図20(e)はこの供給管保持部材を下側から見た底面図である。
図21(a)は供給管固定部材を構成する分割体を斜め上側から見た斜視図であり、図21(b)はこの分割体を上側から見た平面図であり、図21(c)はこの分割体の正面図であり、図21(d)はこの分割体を斜め下側から見た斜視図である。
図22(a)、図22(b)、図22(c)及び図22(d)は、供給管(水供給管、湯供給管)を水栓本体に取り付ける工程を示す斜視図である。
図23は、供給管保持部材の平面図に正規位置に配置された分割体を破線で付記した平面図である。
図24(a)は第1実施形態に係る分割体の平面図であり、図24(b)は変形例の分割体の平面図であり、図24(c)は他の変形例の分割体の平面図である。
図25は第2実施形態に係る水栓装置の縦断面図である。
図26は図12のA-A線に沿った断面図である。
図27は、正規位置に配置された供給管及び通水パイプを含む、下ケーシング部材の側面図である。
図28(a)は図27のa-a線に沿った断面図であり、図28(b)は図27のb-b線に沿った断面図であり、図28(c)は図27のc-c線に沿った断面図であり、図28(d)は図27のd-d線に沿った断面図である。図28(a)から(d)は、横断面図(供給管の軸方向に対して垂直な方向に沿った断面図)である。
図29(a)は図2のa-a線に沿った断面図であり、図29(b)は図2のb-b線に沿った断面図であり、図29(c)は図2のc-c線に沿った断面図であり、図29(d)は図2のd-d線に沿った断面図である。図29(a)から(d)は、横断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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