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公開番号2025117909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012890
出願日2024-01-31
発明の名称液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類B41J 2/14 20060101AFI20250805BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】圧電体と封止板との間への異物が混入を抑制する。
【解決手段】第1方向に延在する第1圧力室を含む複数の圧力室が設けられた圧力室基板と、第1圧力室に対応するように圧力室基板の上部に配置され、圧電体と上部電極と下部電極とを含む第1圧電素子と、第1圧電素子を収容する第1凹部が設けられ、第1圧電素子の上部に配置された封止板と、を備える液体吐出ヘッドであって、圧電体は、上下方向に対して液体吐出ヘッドを平面視したときに、第1圧力室と重なる位置から、第1方向において第1凹部が有する2つの壁のうち一方の壁と重なる位置までに亘る第1領域と、第1方向において第1凹部が有する2つの壁のうち他方の壁と重なる第2領域と、他方の壁と重なる第5領域と、を有し、第5領域は、第1方向において、第1領域と第2領域との間に位置し、第1領域及び第2領域とは離間して設けられる、
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に延在する第1圧力室を含む複数の圧力室が設けられた圧力室基板と、
前記第1圧力室に対応するように前記圧力室基板の上部に配置され、圧電体と上部電極と下部電極とを含む第1圧電素子と、
前記第1圧電素子を収容する第1凹部が設けられ、前記第1圧電素子の上部に配置された封止板と、
を備える液体吐出ヘッドであって、
前記圧電体は、上下方向に対して前記液体吐出ヘッドを平面視したときに、前記第1圧力室と重なる位置から、前記第1方向において前記第1凹部が有する2つの壁のうち一方の壁と重なる位置までに亘る第1領域と、前記第1方向において前記第1凹部が有する2つの壁のうち他方の壁と重なる第2領域と、前記他方の壁と重なる第5領域と、を有し、
前記第5領域は、前記第1方向において、前記第1領域と前記第2領域との間に位置し、前記第1領域及び前記第2領域とは離間して設けられる、
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記第5領域は、前記液体吐出ヘッドを平面視したときに、前記他方の壁の端部のうち、前記第1凹部に近い端部領域と重なる、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記第1領域のうち少なくとも一部の領域の上部には、Auを含む第1導電層が形成され、
前記第5領域のうち少なくとも一部の領域の上部には、Auを含む第2導電層が形成される、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記第2領域のうち少なくとも一部の領域の上部には、NiCrを含む補助層が形成される、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記第1領域の前記第1方向における幅は、前記第2領域の前記第1方向における幅よりも長く、
前記第2領域の前記第1方向における幅は、前記第5領域の前記第1方向における幅よりも長い、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記複数の圧力室は、前記第1方向に交差する第2方向に沿って配列された複数の第1圧力室を含み、
前記第5領域は、前記複数の第1圧力室を取り囲むように延在する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記圧力室基板は、液体が供給される供給室と前記第1圧力室とを連通する連通口であって、前記供給室及び前記第1圧力室よりも断面積が小さい連通口の壁面を規定する絞り部を備え、
前記第5領域は、前記液体吐出ヘッドを平面視したときに、前記絞り部と重なる、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
請求項1乃至7のうち何れか1項に記載の液体吐出ヘッドを備える、
ことを特徴とする液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
インク等の液体を吐出する液体吐出ヘッドが広く知られている。例えば、特許文献1には、圧電体と上部電極と下部電極とを含む圧電素子と、圧電素子の駆動に伴い内部の圧力を増減させる圧力室と、圧電素子を収容する凹部が設けられた封止版と、圧力室内の圧力の増加に伴い圧力室内の液体を吐出するノズルと、を備える液体吐出ヘッドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-020407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の技術では、液体吐出ヘッドを平面視した場合に、圧電体が、圧力室と重なる領域に加えて、封止版に設けられた凹部の一方の壁と重なる領域から、凹部の他方の壁と重なる領域までの範囲において広く延在するように設けられる。このため、従来の技術によれば、圧電素子の駆動に伴う振動が、圧電体を介して、凹部が有する両方の壁に伝達し、封止板と圧電体との相互的な位置関係を変動させ、または、圧力室の形成される圧力室基板と圧電体との相対的な位置関係を変動させる可能性があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の問題を解決するために、本発明に係る液体吐出ヘッドは、第1方向に延在する第1圧力室を含む複数の圧力室が設けられた圧力室基板と、前記第1圧力室に対応するように前記圧力室基板の上部に配置され、圧電体と上部電極と下部電極とを含む第1圧電素子と、前記第1圧電素子を収容する第1凹部が設けられ、前記第1圧電素子の上部に配置された封止板と、を備える液体吐出ヘッドであって、前記圧電体は、上下方向に対して前記液体吐出ヘッドを平面視したときに、前記第1圧力室と重なる位置から、前記第1方向において前記第1凹部が有する2つの壁のうち一方の壁と重なる位置までに亘る第1領域と、前記第1方向において前記第1凹部が有する2つの壁のうち他方の壁と重なる第2領域と、前記他方の壁と重なる第5領域と、を有し、前記第5領域は、前記第1方向において、前記第1領域と前記第2領域との間に位置し、前記第1領域及び前記第2領域とは離間して設けられる、ことを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係る液体吐出装置は、第1方向に延在する第1圧力室を含む複数の圧力室が設けられた圧力室基板と、前記第1圧力室に対応するように前記圧力室基板の上部に配置され、圧電体と上部電極と下部電極とを含む第1圧電素子と、前記第1圧電素子を収容する第1凹部が設けられ、前記第1圧電素子の上部に配置された封止板と、を備える液体吐出ヘッドであって、前記圧電体は、上下方向に対して前記液体吐出ヘッドを平面視したときに、前記第1圧力室と重なる位置から、前記第1方向において前記第1凹部が有する2つの壁のうち一方の壁と重なる位置までに亘る第1領域と、前記第1方向において前記第1凹部が有する2つの壁のうち他方の壁と重なる第2領域と、前記他方の壁と重なる第5領域と、を有し、前記第5領域は、前記第1方向において、前記第1領域と前記第2領域との間に位置し、前記第1領域及び前記第2領域とは離間して設けられる、ことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1実施形態に係る液体吐出装置100の一例を示す構成図である。
液体吐出ヘッド1の構成の一例を示す分解斜視図である。
液体吐出ヘッド1の構成の一例を示す断面図である。
液体吐出ヘッド1の構成の一例を示す断面図である。
液体吐出ヘッド1の構成の一例を示す断面図である。
アクチュエーター基板ATの構成の一例を示す平面図である。
圧力室基板23の構成の一例を示す平面図である。
参考例1に係る液体吐出ヘッド1Zの構成の一例を示す断面図である。
参考例1に係るアクチュエーター基板AT-Zの構成の一例を示す平面図である。
参考例2に係る液体吐出ヘッド1Wの構成の一例を示す断面図である。
参考例2に係るアクチュエーター基板AT-Wの構成の一例を示す平面図である。
本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッド1Bの構成の一例を示す断面図である。
アクチュエーター基板AT-Bの構成の一例を示す平面図である。
本発明の変形例1に係る液体吐出ヘッド1Cの構成の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。但し、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0009】
<<A.第1実施形態>>
以下、第1実施形態に係る液体吐出装置100について説明する。
【0010】
<<A.1.液体吐出装置の概要>>
図1は、第1実施形態に係る液体吐出装置100を示す説明図である。
(【0011】以降は省略されています)

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