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公開番号2025118491
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024170700
出願日2024-09-30
発明の名称プリンタ
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類B41J 23/04 20060101AFI20250805BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ドライブギヤへクラッチバネを容易に装着できるプリンタを提供する。
【解決手段】プリンタはドライブギヤ66、クラッチバネ68、ドライブカム67を備える。ドライブギヤ66はギヤ66Aと軸65を備える。軸65は第一軸部66B、テーパ部66C、第二軸部66Dを備える。第一軸部66Bはクラッチバネ68が装着される。テーパ部66Cは第一軸部66Bの上端から上方に向けて延び、上方に向かうにつれて外径が小さくなる。第二軸部66Dはテーパ部66Cの上端から上方に向けて延びる。第一軸部66Bの第一径R1よりも、第二軸部66Dの第二径R2の方が小さい。クラッチバネ68は第一軸部66Bに装着されていない状態で、第一径R1より小さく第二径R2より大きい内径R4を有する。ドライブカム67は軸65に装着され、バネ収容部67Bを備える。バネ収容部67Bは下方に開口し、クラッチバネ68を収容する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
印刷に用いられるインクリボンと前記インクリボンを巻き取る巻取スプールを有するカセットを装着可能な装着部と、
駆動源の駆動力により回転するギヤと、前記ギヤと共に回転する軸であって前記ギヤから上方に延びて前記装着部に露出する軸とを備えたドライブギヤと、
前記軸に装着される環状のクラッチバネと、
前記軸に装着され、外面において前記巻取スプールと係合可能な円筒状のカムであって、前記軸の回転により前記クラッチバネからトルクを付与されて回転し、前記巻取スプールを回転させることが可能なドライブカムと
を備え、
前記軸は、
前記ギヤから前記上方に延び、前記クラッチバネが装着される第一軸部と、
前記第一軸部の上端から前記上方に向けて延び、前記上方に向かうにつれて外径が小さくなるテーパ部と、
前記テーパ部の上端から前記上方に向けて延びる第二軸部と
を備え、
前記第一軸部の最大外径である第一径よりも、前記第二軸部の最大外径である第二径の方が小さく、
前記クラッチバネは、前記第一軸部に装着されていない状態で、前記第一径より小さく前記第二径より大きい内径を有し、
前記ドライブカムには、下方に開口し、前記クラッチバネを収容するバネ収容部が設けられた
ことを特徴とするプリンタ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記ドライブカムが前記軸に装着される過程で、前記バネ収容部は、前記クラッチバネに前記上方から当接して前記下方へ移動させることで、前記クラッチバネを前記第一軸部に装着させる
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記第二軸部には、フックが設けられ、
前記フックは、
上下方向に向けて延びる延伸部と、
前記延伸部の上端から、前記軸の径方向の外側に突出する突出部と
を有し、
前記突出部は、
前記ドライブカムが前記軸に装着された状態で、前記ドライブカムの上端部よりも前記上方に位置し、且つ、前記ドライブカムの内壁よりも前記径方向の外側に突出する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記延伸部は可撓性を有し、前記軸に対する前記ドライブカムの装着時、前記径方向の内側に撓む
ことを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記突出部は、前記下方に向かうにつれて、前記径方向の外側へ傾斜するテーパ面を備えた
ことを特徴とする請求項4に記載のプリンタ。
【請求項6】
前記軸は、円筒状であり、前記装着部に設けられたシャフトに挿通し、
前記ドライブカムは、前記軸に挿通し、
前記シャフトと前記フックの内壁との間の隙間の前記径方向の長さよりも、前記ドライブカムの内壁よりも前記突出部が前記径方向の外側に突出する突出量の方が大きい
ことを特徴とする請求項4に記載のプリンタ。
【請求項7】
前記クラッチバネは、
上下方向にらせん状に延びる本体部と、
前記本体部の上端から前記軸の径方向の外側へ延びる第一腕部と、
前記本体部の下端から前記径方向の外側へ延びる第二腕部と
を備え、
前記クラッチバネは、前記上下方向において対称の形状を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項8】
前記バネ収容部は、
前記クラッチバネを前記上方から覆う円板状の上壁と、
前記上壁の前記径方向の外側の端部から前記下方に向けて延び、前記クラッチバネを前記径方向の外側から覆う周壁と
を備え、
前記周壁には、前記周壁の下端から前記上方に向けた切り欠きが形成され、
前記切り欠きは、
周方向の長さが第一長さを有する第一部分と、
前記第一部分の前記周方向の中央から前記上方に延び、前記周方向の長さが前記第一長さよりも短い第二長さを有する第二部分と
を有し、
前記第一腕部は、前記第二部分に当接して前記周方向に位置決めされ、
前記第二腕部は、前記第一部分に配置される
ことを特徴とする請求項7に記載のプリンタ。
【請求項9】
前記第二部分には、
前記周方向の一方側の端部から前記径方向の内側に向けて延びる第一壁と、
前記周方向の他方側の端部から前記径方向の内側に向けて延びる第二壁と
が設けられ、
前記第一壁は、前記第一腕部に対して前記周方向の一方側から当接し、
前記第二壁は、前記第一腕部に対して前記周方向の他方側から当接する
ことを特徴とする請求項8に記載のプリンタ。
【請求項10】
前記第一腕部の前記径方向の外側の端部は、前記径方向において前記第二部分よりも内側に配置され、
前記第二腕部の前記径方向の外側の端部は、前記径方向において前記第一部分よりも内側に配置される
ことを特徴とする請求項9に記載のプリンタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1のプリンタは、カセット装着部を備える。カセット装着部にはインクリボン等を収容したカセットが装着される。カセットは、印刷で使用されたインクリボンを巻き取るリボン巻取りローラを備える。プリンタのカセット装着部には、リボン巻取りローラを回転させる為のリボンドライブギヤが設けられる。リボンドライブギヤの軸には、一定の回転トルクを付与する為のクラッチバネが装着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-72729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記プリンタの製造過程でリボンドライブギヤへクラッチバネを取り付ける時、クラッチバネの径を手で広げる必要がある。故に、作業者は、リボンドライブギヤへのクラッチバネの装着作業が煩わしかった。
【0005】
本発明の目的は、ドライブギヤへクラッチバネを容易に装着できるプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るプリンタは、印刷に用いられるインクリボンと前記インクリボンを巻き取る巻取スプールを有するカセットを装着可能な装着部と、駆動源の駆動力により回転するギヤと、前記ギヤと共に回転する軸であって前記ギヤから上方に延びて前記装着部に露出する軸とを備えたドライブギヤと、前記軸に装着される環状のクラッチバネと、前記軸に装着され、外面において前記巻取スプールと係合可能な円筒状のカムであって、前記軸の回転により前記クラッチバネからトルクを付与されて回転し、前記巻取スプールを回転させることが可能なドライブカムとを備え、前記軸は、前記ギヤから前記上方に延び、前記クラッチバネが装着される第一軸部と、前記第一軸部の上端から前記上方に向けて延び、前記上方に向かうにつれて外径が小さくなるテーパ部と、前記テーパ部の上端から前記上方に向けて延びる第二軸部とを備え、前記第一軸部の最大外径である第一径よりも、前記第二軸部の最大外径である第二径の方が小さく、前記クラッチバネは、前記第一軸部に装着されていない状態で、前記第一径より小さく前記第二径より大きい内径を有し、前記ドライブカムには、下方に開口し、前記クラッチバネを収容するバネ収容部が設けられたことを特徴とする。
【0007】
上記プリンタでは、クラッチバネが第一軸部に装着されていない状態でクラッチバネの内径が第一軸部の第一径よりも小さく第二径よりも大きい。製造時、作業者は、クラッチバネを最初に第二軸部に挿通する。この場合、クラッチバネは、例えばテーパ部周辺まで挿通される。その後、作業者は、ドライブギヤの軸に対してドライブカムを上方から装着する。この場合、ドライブギヤのバネ収容部はクラッチバネに当接して下方に移動する。クラッチバネは、テーパ部経由で第一軸部へ向けて、その内径を拡大しながら第一軸部へ移動する。ドライブギヤへのドライブカムの装着が完了すると、クラッチバネは、第一軸部に装着される。故に、プリンタは、ドライブギヤへクラッチバネを容易に装着できる。
【0008】
本発明において、前記ドライブカムが前記軸に装着される過程で、前記バネ収容部は、前記クラッチバネに前記上方から当接して前記下方へ移動させることで、前記クラッチバネを前記第一軸部に装着させてもよい。故に、プリンタは、ドライブギヤへクラッチバネを容易に装着できる。
【0009】
本発明において、前記第二軸部には、フックが設けられ、前記フックは、上下方向に向けて延びる延伸部と、前記延伸部の上端から、前記軸の径方向の外側に突出する突出部とを有し、前記突出部は、前記ドライブカムが前記軸に装着された状態で、前記ドライブカムの上端部よりも前記上方に位置し、且つ、前記ドライブカムの内壁よりも前記径方向の外側に突出してもよい。プリンタでは、ドライブギヤに対するドライブカムの上下方向の位置が固定される。
【0010】
本発明において、前記延伸部は可撓性を有し、前記軸に対する前記ドライブカムの装着時、前記径方向の内側に撓んでもよい。ドライブカムが軸に装着される場合、フックは、径方向の内側に撓む。故に、フックは、ドライブカムの軸への装着を妨げない。
(【0011】以降は省略されています)

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