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公開番号
2025118023
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013074
出願日
2024-01-31
発明の名称
保護装置
出願人
株式会社ダイセル
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A42B
3/00 20060101AFI20250805BHJP(頭部に着用するもの)
要約
【課題】衝撃を受けた場合でも適切にユーザーを保護する保護装置
【解決手段】保護装置が、ユーザーの頭部に装着されるヘルメットと、ヘルメットの下縁部から展開するエアバッグと、エアバッグを膨張させる流体を供給する流体供給部と、ユーザーの状態がエアバッグの作動に必要な所定条件を満たした際に流体供給部から流体を供給させる制御を行う制御部とを含み、エアバッグは、流体の供給を受けた際に格納部外へ進出して膨張し、膨張完了時にユーザーの頸の後部を覆う後頸部、後頸部と繋がり、膨張完了時に、ユーザーの左側下あごと左肩の間の空間を覆う左側緩衝部と、ユーザーの右側下あごと右肩の間の空間を覆う右側緩衝部とを有する両側面部、及び後頸部又は両側面部と繋がり、膨張完了時に後頸部又は両側面部からユーザーの腰側へ延在し、ユーザーの背中と対向する面がユーザーの背と当接して、後頸部及び両側面部を支持する後方支持部を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザーの頭部及び頸部を保護するための保護装置であって、
前記ユーザーの頭部を囲むように装着されるヘルメットと、
前記ヘルメットの下縁部から展開するエアバッグと、
前記エアバッグを膨張させる流体を前記エアバッグ内に供給する流体供給部と、
前記ユーザーの状態が前記エアバッグの作動に必要な所定条件を満たした際に前記流体供給部から前記流体を供給させる制御を行う制御部と、を含み、
前記エアバッグは、
待機時において収縮状態で前記ヘルメットの格納部に格納され、前記流体の供給を受けた際に前記格納部外へ進出して膨張し、
膨張完了時に前記ユーザーの少なくとも頸の後部を覆う後頸部、
前記後頸部と繋がり、膨張完了時に、前記ユーザーの頸の左側であって前記ユーザーの左側下あごと左肩の間の空間を覆う左側緩衝部と、前記ユーザーの頸の右側であって前記ユーザーの右側下あごと右肩の間の空間を覆う右側緩衝部とを有する両側面部、及び
前記後頸部又は前記両側面部と繋がり、膨張完了時に前記後頸部又は前記両側面部から前記ユーザーの腰側へ延在し、前記ユーザーの背中と対向する面が前記ユーザーの背と当接して、前記後頸部及び前記両側面部を支持する後方支持部を含む、
保護装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記エアバッグは、前記両側面部における前記左側緩衝部の前側部分および前記右側緩衝部の前側部分に各々接続された前方支持部を含み、
前記前方支持部は、膨張完了時に、前記両側面部が前記後頸部から前記ユーザーの前方に向けて延在する方向とは異なる方向であって、前記左側緩衝部の前側部分と前記右側緩衝部の前側部分の各々から前記ユーザーの腰側に向かう方向に延在し、前記ユーザーの胸部と対向する当接面が前記ユーザーの胸部と当接する請求項1に記載の保護装置。
【請求項3】
ユーザーの頭部及び頸部を保護するための保護装置であって、
前記ユーザーの頭部を囲むように装着されるヘルメットと、
前記ヘルメットの下縁部から展開するエアバッグと、
前記エアバッグを膨張させる流体を前記エアバッグ内に供給する流体供給部と、
前記ユーザーの状態が前記エアバッグの作動に必要な所定条件を満たした際に前記流体供給部から前記流体を供給させる制御を行う制御部と、を含み、
前記エアバッグは、
待機時において収縮状態で前記ヘルメットの格納部に格納され、前記流体の供給を受けた際に前記格納部外へ進出して膨張し、
膨張完了時に前記ユーザーの少なくとも頸の後部を覆う後頸部、
前記後頸部と繋がり、膨張完了時に、前記ユーザーの頸の左側であって前記ユーザーの左側下あごと左肩の間の空間を覆う左側緩衝部と、前記ユーザーの頸の右側であって前記ユーザーの右側下あごと右肩の間の空間を覆う右側緩衝部とを有する両側面部、及び
前記両側面部における前記左側緩衝部の前側部分および前記右側緩衝部の前側部分に各々接続された前方支持部を含み、
前記前方支持部は、膨張完了時に、前記両側面部が前記後頸部から前記ユーザーの前方に向けて延在する方向とは異なる方向であって、前記左側緩衝部の前側部分と前記右側緩衝部の前側部分の各々から前記ユーザーの腰側に向かう方向に延在し、前記ユーザーの胸部と対向する当接面が前記ユーザーの胸部と当接する
保護装置。
【請求項4】
前記後方支持部は、前記エアバッグの膨張完了時に前記ユーザーの背に当接する当接面と前記エアバッグの外側に面した外周面とを有し、
前記外周面は、外側に向けて凸状の湾曲面であり、前記後頸部又は前記両側面部から前記ユーザーの背において肩甲骨が位置する高さの領域にかけて延設されている、請求項1又は2に記載の保護装置。
【請求項5】
前記エアバッグは、前記前方支持部の前記当接面と前記後方支持部の前記当接面が、膨張完了時に前記ユーザーの上体を挟んで対向する位置に配置され、前記ユーザーの胸部と背をそれぞれ挟持する、請求項2に記載の保護装置。
【請求項6】
前記両側面部の各々の先端は、前記エアバッグの膨張完了時に左右に独立して存在し、前記ユーザーの下あご及び喉部と隣接する空間で、互いに接触した状態か、または間隔をあけた状態で展開される、請求項1~3の何れか1項に記載の保護装置。
【請求項7】
前記後方支持部は、前記両側面部の前記左側緩衝部に接続された左側支持部と、前記右側緩衝部に接続された右側支持部とを含む請求項1又は2に記載の保護装置。
【請求項8】
前記後方支持部は、膨張完了時に前記ユーザーの左右方向において左肩が位置する箇所から右肩が位置する箇所に渡って延在する、請求項1又は2に記載の保護装置。
【請求項9】
前記エアバッグは、前記ヘルメットの後部における下縁部分であり、装着時にユーザーの後頭部が位置する箇所に配置された前記格納部に格納されており、
前記格納部は、前記ユーザーの後頸部に沿って前記ヘルメットの前記下縁部分から下に向けて突出している、請求項1~3の何れか1項に記載の保護装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、人体の保護装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、ヘルメットの基部の周りに配設されたカラーから急速に展開可能なガス充填バッグ(エアバッグ)を有し、事故の際、ガス充填バッグを展開させてオートバイ等の運転者(ユーザー)の頭及び首を支持する頸部保護システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表平8-510300号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザーの頸の周りにエアバッグが展開する構成の場合、事故の衝撃によって頭の位置が移動し、頸が傾いた際に、エアバッグが規定の位置から外れて、頸や頭部を適切に保護できないことがある。
【0005】
本開示の技術は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、衝撃を受けた場合でも適切にユーザーの頭部及び頸部を保護する保護装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の保護装置は、
ユーザーの頭部及び頸部を保護するための保護装置であって、
前記ユーザーの頭部を囲むように装着されるヘルメットと、
前記ヘルメットの下端縁部から展開するエアバッグと、
前記エアバッグを膨張させる流体を前記エアバッグ内に供給する流体供給部と、
前記ユーザーの状態が前記エアバッグの作動に必要な所定条件を満たした際に前記流体供給部から前記流体を供給させる制御を行う制御部と、を含み、
前記エアバッグは、
待機時において収縮状態で前記ヘルメットの格納部に格納され、前記流体の供給を受けた際に前記格納部外へ進出して膨張し、
膨張完了時に前記ユーザーの少なくとも頸の後部を覆う後頸部、
前記後頸部と繋がり、膨張完了時に、前記ユーザーの頸の左側であって前記ユーザーの左側下あごと左肩の間の空間を覆う左側緩衝部と、前記ユーザーの頸の右側であって前記ユーザーの右側下あごと右肩の間の空間を覆う右側緩衝部とを有する両側面部、及び
前記後頸部又は前記両側面部と繋がり、膨張完了時に前記後頸部又は前記両側面部から前記ユーザーの腰側へ延在し、前記ユーザーの背中と対向する面が前記ユーザーの背と当接して、前記後頸部及び前記両側面部を支持する後方支持部を含む。
【0007】
前記保護装置において、前記エアバッグは、前記両側面部における前記左側緩衝部の前側部分および前記右側緩衝部の前側部分に各々接続された前方支持部を含み、
前記前方支持部は、膨張完了時に、前記両側面部が前記後頸部から前記ユーザーの前方に向けて延在する方向とは異なる方向であって、前記左側緩衝部の前側部分と前記右側緩衝部の前側部分の各々から前記ユーザーの腰側に向かう方向に延在し、前記ユーザーの胸部と対向する当接面が前記ユーザーの胸部と当接してもよい。
【0008】
上記課題を解決するために、本開示の保護装置は、
ユーザーの頭部及び頸部を保護するための保護装置であって、
前記ユーザーの頭部を囲むように装着されるヘルメットと、
前記ヘルメットの下縁部から展開するエアバッグと、
前記エアバッグを膨張させる流体を前記エアバッグ内に供給する流体供給部と、
前記ユーザーの状態が前記エアバッグの作動に必要な所定条件を満たした際に前記流体供給部から前記流体を供給させる制御を行う制御部と、を含み、
前記エアバッグは、
待機時において収縮状態で前記ヘルメットの格納部に格納され、前記流体の供給を受けた際に前記格納部外へ進出して膨張し、
膨張完了時に前記ユーザーの少なくとも頸の後部を覆う後頸部、
前記後頸部と繋がり、膨張完了時に、前記ユーザーの頸の左側であって前記ユーザーの左側下あごと左肩の間の空間を覆う左側緩衝部と、前記ユーザーの頸の右側であって前記ユーザーの右側下あごと右肩の間の空間を覆う右側緩衝部とを有する両側面部、及び
前記両側面部における前記左側緩衝部の前側部分および前記右側緩衝部の前側部分に各々接続された前方支持部を含み、
前記前方支持部は、膨張完了時に、前記両側面部が前記後頸部から前記ユーザーの前方に向けて延在する方向とは異なる方向であって、前記左側緩衝部の前側部分と前記右側緩衝部の前側部分の各々から前記ユーザーの腰側に向かう方向に延在し、前記ユーザーの胸部と対向する当接面が前記ユーザーの胸部と当接する。
【0009】
前記保護装置において、前記後方支持部は、前記エアバッグの膨張完了時に前記ユーザーの背に当接する当接面と前記エアバッグの外側に面したユーザー外周面とを有し、
前記外周面は、外側に向けて凸状の湾曲面であり、前記後頸部又は前記両側面部から前記ユーザーの背において肩甲骨が位置する高さの領域にかけて延設されてもよい。
【0010】
前記保護装置において、前記エアバッグは、前記前方支持部の前記当接面と前記後方支持部の前記当接面が、膨張完了時に前記ユーザーの上体を挟んで対向する位置に配置され、前記ユーザーの胸部と背をそれぞれ挟持してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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