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公開番号
2025118120
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013250
出願日
2024-01-31
発明の名称
保湿スキンケアコーティング及びその調製方法並びに使い捨て保湿弾性手袋
出願人
華毅企業股ふん有限公司
,
上海華新医材有限公司
,
華新医材(安徽)有限公司
代理人
あいわ弁理士法人
主分類
A61K
8/73 20060101AFI20250805BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】一種の保湿スキンケアコーティング及びその調製方法並びに使い捨て保湿弾性手袋の提供。
【解決手段】本発明は、保湿スキンケアコーティング及びその製造方法並びに使い捨ての保湿弾性手袋を提供する。保湿スキンケアコーティングは、コーティングの総重量によって計算され、2.65wt%から3.50wt%のキトサン溶液、85.40重量%~86.20重量%の保湿液、11.10wt%~11.25wt%の添加剤が含まれる。キトサン溶液はN-エチル除去率が55%以上および0.3g/ml以上の密度のキトサンが酸性水溶液で分解することによって形成される。酸性水溶液は、脱イオン水に溶解した有機酸によって形成されるpH値が6.5未満の溶液である。保湿液は、担体溶液と少なくとも1種の保湿剤とを含有し、添加物にはセルロースが含まれている。キトサンと有機酸によって形成された溶液を通して、本発明の保湿スキンケアコーティングは手袋の内側に均一に分散され、使い捨ての着用体験を提供し、保湿スキンケア効果を達成する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
保湿スキンケアコーティングの総重量によって計算され、
2.65wt%~3.50wt%のキトサン溶液と、85.40 wt%~86.20 wt%の保湿液と11.10wt%~11.25wt%の添加剤とを含み、
前記キトサン溶液は55%以上除去率のN-エチルおよび0.3g/ml以上の密度の酸性水溶液で分解するキトサンによって作られ、前記酸性水溶液は、有機酸を脱イオン水に溶かして形成されるpH値が6.5未満の溶液であり、前記保湿液は、担体溶液と少なくとも1種の保湿剤とを含み、
前記添加剤にはセルロースが含まれ、
前記保湿スキンケアコーティングの前記酸性水溶液は、クエン酸をイオン交換水に溶解して形成されるクエン酸水溶液であり、前記クエン酸水溶液の濃度は1.5wt%~17.5wt%であり、前記キトサンと前記クエン酸の重量比は1:4~1:1であることを特徴とする、保湿スキンケアコーティング。
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【請求項2】
前記保湿剤は、グリセリン、ソルビトールおよびジメチコンの1つまたは2つ以上の組み合わせから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の保湿スキンケアコーティング。
【請求項3】
前記担体溶液は、濃度0.020wt%~0.120wt%のクエン酸水溶液であることを特徴とする、請求項1に記載の保湿スキンケアコーティング。
【請求項4】
前記添加剤は、塩化セチルピリジン、シリコーンエマルジョン、防腐剤、トリエタノールアミンおよびセルロースの1つまたは2つ以上の組み合わせから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の保湿スキンケアコーティング。
【請求項5】
保湿スキンケアコーティングの調整方法は以下のステップが含まれ、
55%以上除去率のN-エチルおよび0.3g/ml以上の密度のキトサンはクエン酸水溶液に加えられ、前記キトサンが混合、溶解するまで攪拌され、キトサン溶液が得られ、前記クエン酸水溶液の濃度は1.5wt%から17.5wt%であり、クエン酸に対する前記キトサンの重量比は1:4から1:1であり、
担体溶液と少なくとも1種の保湿剤を用意し、前記キトサン溶液に前記担体溶液と前記保湿剤とで形成された保湿液を加え、撹拌後に混合溶液を得て、
少なくとも1種類の添加剤を用意し、前記混合溶液に前記添加剤を1つずつ添加し、前記添加剤が前記混合溶液に混合、溶解するまで攪拌し、保湿スキンケアコーティングを得て、
前記保湿スキンケアコーティングの総重量により算出すると、前記保湿スキンケアコーティングは、2.65wt%~3.50wt%のキトサン溶液、85.40wt%~86.20wt%の保湿液、および11.10wt%~11.25wt%の添加剤を含むことを特徴とする、保湿スキンケアコーティングの調整方法。
【請求項6】
前記保湿剤は、グリセリン、ソルビトールおよびジメチコンの1つまたは2つ以上の組み合わせから選択されることを特徴とする、請求項5に記載の保湿スキンケアコーティングの調整方法。
【請求項7】
前記担体溶液は、濃度0.020wt%~0.120wt%のクエン酸水溶液であることを特徴とする、請求項5または6に記載の保湿スキンケアコーティングの調整方法。
【請求項8】
前記添加剤は、塩化セチルピリジン、シリコーンエマルジョン、防腐剤、トリエタノールアミンおよびセルロースの1つまたは2つ以上の組み合わせから選択されることを特徴とする、請求項5に記載の保湿スキンケアコーティングの調整方法。
【請求項9】
使い捨ての保湿弾性手袋であって、
前記手袋は、皮膚に接触する内面を有する手袋本体と、前記手袋本体の内面に塗布されたコーティングとを有し、
前記コーティングは、前記手袋本体の内面に塗布され、乾燥される請求項1乃至5のいずれかに記載の保湿スキンケアコーティングにより形成されたドライコーティングであることを特徴とする、保湿弾性手袋。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、使い捨て弾性手袋の技術分野、特に保湿スキンケアコーティング及びその調製方法並びに使い捨て保湿弾性手袋に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
医療用手袋を含む使い捨ての弾性手袋は、手袋を着用して取り扱う対象物から手を分離することにより、職場での保護の一形態として広く使用されている。物体の取り扱いを容易にするために、使い捨ての伸縮性のある手袋は通常、着用者の手に「快適さと優れたフィット感」を提供する薄くて伸縮性のある素材でできており、着用者は長時間着用して作業を行うことができる。しかし、手袋素材は通気性に欠けるため、手に汗をかくことは着用者にとって一般的な問題であり、さらに、手袋の素材は長期間着用すると手の皮膚に密着し、水分排出をもたらし、皮膚の角質層が提供する保護を損なう。また、手の皮膚に汗をかいて湿気を発生させることで、着用者の手の皮膚が極端に乾燥して敏感になるだけでなく、重症の場合は感染症につながり、最終的にはより深刻な皮膚病にまで及ぶ。
【0003】
上記課題を解決するために、乳液又はクリームを含有する中間層を有する保湿手袋が現在米国特許番号第5614202号により開示されており、つまり、中間層は、多孔質の内層設計を介して乳液が通過してユーザーの手の皮膚を触れることを可能にする。また、米国特許番号第5869072号には、多孔質内層を形成する手袋本体における多孔質内層および細孔に混合物(一定量のポリビニルアルコール、水、保湿クリーム、およびビタミン類を混合して含有する)を塗布し、硬化させる治療用皮膚保湿手袋が開示されている。
【0004】
前述の米国特許は、手の皮膚にスキンケアと保湿効果を持たせるために、手袋の内層にスキンケア成分を配合することに基づいている。しかし、乳液やクリームに油性皮膚軟化剤を使用すると、肌に不快な脂っこさを感じる可能性があり、手袋の「湿潤相」や潜在的な「手袋着用面」(つまり、皮膚に接触する内面)の粘着性により「不快な着用」になる可能性がある。
【0005】
したがって、使い捨ての医療用または非医療用手袋の分野では、全体的な完全性とユーザーの快適性と利便性を向上させる必要がある。さらに難しいことに、これらの物理的および快適性を満たすには、医療用/非医療用手袋の特性と機能を維持しながら、着用が簡単で皮膚の修復や肌に優しいものも必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許第5614202号明細書
米国特許第5869072号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、保湿成分を有さない既存の使い捨て弾性手袋内面に起因する手肌の過度の乾燥、または、保湿成分として乳液やクリームを使用すると、手の皮膚がべたつく、着用が不便になるなどの問題を引き起こすことを克服するための保湿スキンケアコーティング及びその調製方法並びに使い捨て保湿弾性手袋を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の目的は、保湿スキンケアコーティング及びその調製方法を提供することであり、クエン酸水溶液に溶解したキトサン(chitosan)をN-エチル基により55%以上除去したキトサン溶液を提供することにより、キトサンが保湿スキンケアコーティング中に均一に分散するように、保湿スキンケアコーティングが使い捨て保湿弾性手袋の内面に設けられ、手の皮膚に接触した際に、効果的に保湿機能を与えることができる。
【0009】
具体的には、本発明は、コーティングの総重量によって計算され、2.65wt%~3.50wt%のキトサン溶液、85.40wt%~86.20wt%の保湿液、11.10wt%~11.25wt%の添加剤を含む、スキンケアコーティングを提供する。ここで、キトサン溶液は、酸性水溶液に溶解した55%以上のN-エチル除去率および0.3g/ml以上の密度を有するキトサンの溶解によって形成される。酸性水溶液は、有機酸をイオン交換水に溶解し、pH値が6.5未満の溶液であり、保湿液は、担体溶液と少なくとも1種類の保湿剤とを含み、添加剤はセルロースを含む。
【0010】
具体的には、キトサンのN-エチル除去率は55%以上とすることができ、好ましくは、キトサンのN-エチル除去率は、55%~95%とすることができる。よりよいのは、キトサンのN-エチル除去率が55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%または95%であってもよく、キトサンのN-エチル除去率は、上記任意の2の値の範囲内であってもよいが、これに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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