TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025119387
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024014261
出願日
2024-02-01
発明の名称
人工知能(AI)/機械学習(ML)を用いた無線通信のビーム選択のための基地局装置、端末装置、制御方法、及びプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
16/28 20090101AFI20250806BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】基地局装置が使用するビームのAI/MLモデルによる選択手法のための端末装置から基地局装置へのフィードバックを適切に構成すること。
【解決手段】複数の第1のビームを形成することができる基地局装置は、複数の第1のビームより少ない数の第2のビームのそれぞれを用いて送信されたチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)の測定の結果のいずれを端末装置による報告の対象とするかを決定するための条件として、報告の対象とされる測定の結果が超えるべき所定値を示す情報を、端末装置へ通知する。
【選択図】 図8
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の第1のビームを形成することができる基地局装置であって、
前記複数の第1のビームより少ない数の第2のビームのそれぞれを用いて送信されたチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)の測定の結果のいずれを端末装置による報告の対象とするかを決定するための条件として、報告の対象とされる測定の結果が超えるべき所定値を示す情報を、前記端末装置へ通知する通知手段と、
前記第2のビームのそれぞれを用いて前記CSI-RSを送信する送信手段と、
前記CSI-RSを受信した端末装置から、前記条件に基づいて、前記第2のビームのそれぞれに対応する前記CSI-RSの測定結果のうち前記所定値を超えない測定結果が報告されないように決定された、前記CSI-RSの測定結果の報告の構成に関する通知を受信し、当該報告の構成に基づいて、前記CSI-RSの測定報告を受信する受信手段と、
前記測定報告に含まれる前記CSI-RSの測定の結果の少なくとも一部が機械学習による学習済みモデルへ入力されることにより、前記複数の第1のビームのうちいずれのビームを前記端末装置との通信に使用するかを決定する決定手段と、
を有することを特徴とする基地局装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記条件は、さらに、前記CSI-RSの報告の対象とする前記第2のビームの最大数を示す情報を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
【請求項3】
前記通知手段は、前記学習済みモデルが更新されるごとに、前記条件を送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
【請求項4】
前記通知手段は、前記条件を周期的に送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
【請求項5】
前記学習済みモデルは、前記第1のビームのそれぞれによって所定の信号が送信された際に前記端末装置において観測された第1の受信品質に対応するデータを教師データとし、当該第1の受信品質が得られた際に前記第2のビームのそれぞれによって前記CSI-RSが送信された際に前記端末装置において観測された第2の受信品質を入力とした前記機械学習の学習フェーズを通じて得られるものであり、
前記条件は、前記機械学習の学習フェーズにおける前記入力として前記第2の受信品質を用いる条件に基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の基地局装置。
【請求項6】
端末装置であって、
複数の第1のビームを形成することができる基地局装置であって、当該複数の第1のビームより少ない数の第2のビームのそれぞれを用いて送信されたチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)の端末装置による測定の結果の少なくとも一部が機械学習による学習済みモデルへ入力されることにより、当該複数の第1のビームのうちいずれのビームを前記端末装置との通信に使用するかが決定される前記基地局装置から、前記第2のビームのそれぞれを用いて送信された前記CSI-RSの測定の結果のいずれを前記端末装置による報告の対象とするかを決定するための条件として、報告の対象とされる測定の結果が超えるべき所定値を示す情報を取得する取得手段と、
前記第2のビームのそれぞれを用いて送信された前記CSI-RSを測定する測定手段と、
前記条件に基づいて、前記第2のビームのそれぞれに対応する前記CSI-RSの測定結果のうち前記所定値を超えない測定結果が報告されないように前記CSI-RSの測定結果の報告の構成を決定する決定手段と、
前記報告の構成に関する通知を前記基地局装置へ送信し、当該報告の構成に基づいて、前記CSI-RSの測定報告を前記基地局装置へ送信する送信手段と、
を有することを特徴とする端末装置。
【請求項7】
前記条件は、さらに、前記CSI-RSの報告の対象とする前記第2のビームの最大数を示す情報を含み、
前記決定手段は、前記CSI-RSの受信品質が前記所定値を超える前記第2のビームが前記最大数以上となる場合に、当該最大数の前記第2のビームに関する前記CSI-RSの測定結果が報告されるように前記報告の構成を決定する、
ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
【請求項8】
前記取得手段は、前記学習済みモデルが更新されるごとに、前記条件を取得する、ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
【請求項9】
前記取得手段は、前記基地局装置から周期的に送信される前記条件を受信することによって取得する、ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
【請求項10】
前記学習済みモデルは、前記第1のビームのそれぞれによって所定の信号が送信された際に前記端末装置において観測された第1の受信品質に対応するデータを教師データとし、当該第1の受信品質が得られた際に前記第2のビームのそれぞれによって前記CSI-RSが送信された際に前記端末装置において観測された第2の受信品質を入力とした前記機械学習の学習フェーズを通じて得られるものであり、
前記条件は、前記機械学習の学習フェーズにおいて前記入力として前記第2の受信品質のいずれを用いたかに基づく、
ことを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の端末装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、人工知能(AI)/機械学習(ML)を用いた、無線通信のビーム選択技術に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の標準化作業において、複数のビームを形成して無線通信を行うことができる通信装置において、その複数のビームのうちのいずれを用いて相手装置と通信を行うかの決定に、人工知能(AI)/機械学習(ML)を使用することが検討されている。非特許文献1には、ネットワーク(基地局装置)において形成可能なビーム幅の狭い複数のビームに含まれる一部のビームについて端末装置が参照信号受信電力(RSRP)を測定し、そのRSRPに基づいて、複数のビームの全ての中から通信に使用するビームを選択するAI/MLモデルについて記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
3GPP(登録商標)寄書、R1-2203142
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
AI/MLモデルにおけるビームの選択手法では、端末装置におけるRSRPの十分なフィードバックが必要である。しかしながら、端末装置から過剰に十分なフィードバックが行われると、不必要なオーバヘッドが増加してしまい、スループットの低下などを引き起こしうる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、基地局装置が使用するビームのAI/MLモデルによる選択手法のための端末装置から基地局装置へのフィードバックを適切に構成する技術を提供する。
【0006】
本発明の一態様による基地局装置は、複数の第1のビームを形成することができる基地局装置であって、前記複数の第1のビームより少ない数の第2のビームのそれぞれを用いて送信されたチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)の測定の結果のいずれを端末装置による報告の対象とするかを決定するための条件として、報告の対象とされる測定の結果が超えるべき所定値を示す情報を、前記端末装置へ通知する通知手段と、前記第2のビームのそれぞれを用いて前記CSI-RSを送信する送信手段と、前記CSI-RSを受信した端末装置から、前記条件に基づいて、前記第2のビームのそれぞれに対応する前記CSI-RSの測定結果のうち前記所定値を超えない測定結果が報告されないように決定された、前記CSI-RSの測定結果の報告の構成に関する通知を受信し、当該報告の構成に基づいて、前記CSI-RSの測定報告を受信する受信手段と、前記測定報告に含まれる前記CSI-RSの測定の結果の少なくとも一部が機械学習による学習済みモデルへ入力されることにより、前記複数の第1のビームのうちいずれのビームを前記端末装置との通信に使用するかを決定する決定手段と、を有する。
【0007】
本発明の一態様による端末装置は、複数の第1のビームを形成することができる基地局装置であって、当該複数の第1のビームより少ない数の第2のビームのそれぞれを用いて送信されたチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)の端末装置による測定の結果の少なくとも一部が機械学習による学習済みモデルへ入力されることにより、当該複数の第1のビームのうちいずれのビームを前記端末装置との通信に使用するかが決定される前記基地局装置から、前記第2のビームのそれぞれを用いて送信された前記CSI-RSの測定の結果のいずれを前記端末装置による報告の対象とするかを決定するための条件として、報告の対象とされる測定の結果が超えるべき所定値を示す情報を取得する取得手段と、前記第2のビームのそれぞれを用いて送信された前記CSI-RSを測定する測定手段と、前記条件に基づいて、前記第2のビームのそれぞれに対応する前記CSI-RSの測定結果のうち前記所定値を超えない測定結果が報告されないように前記CSI-RSの測定結果の報告の構成を決定する決定手段と、前記報告の構成に関する通知を前記基地局装置へ送信し、当該報告の構成に基づいて、前記CSI-RSの測定報告を前記基地局装置へ送信する送信手段と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、基地局装置が使用するビームのAI/MLモデルによる選択手法のための端末装置から基地局装置へのフィードバックを適切に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
無線通信システムの構成例を示す図である。
ビームの決定のための機械学習の例を説明する図である。
ビームの決定のための機械学習の別の例を説明する図である。
基地局装置及び端末装置のハードウェア構成例を示す図である。
端末装置の機能構成例を示す図である。
基地局装置の機能構成例を示す図である。
無線通信システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。
無線通信システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。
条件の情報の通知処理の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
KDDI株式会社
解析装置及びプログラム
2日前
KDDI株式会社
ユーザ端末及び通信制御方法
17日前
KDDI株式会社
ユーザ端末及び通信制御方法
17日前
KDDI株式会社
情報処理装置及び情報処理方法
1か月前
KDDI株式会社
情報処理装置及び情報処理方法
1か月前
KDDI株式会社
遠隔制御システム、制御方法及び制御装置
1か月前
KDDI株式会社
無線デバイス及びコンピュータプログラム
5日前
KDDI株式会社
点群復号装置、点群復号方法及びプログラム
23日前
KDDI株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
18日前
KDDI株式会社
画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
26日前
KDDI株式会社
画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
26日前
KDDI株式会社
画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
26日前
KDDI株式会社
点群復号装置、点群復号方法及びプログラム
23日前
KDDI株式会社
画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
26日前
KDDI株式会社
点群復号装置、点群復号方法及びプログラム
23日前
KDDI株式会社
点群復号装置、点群復号方法及びプログラム
23日前
KDDI株式会社
画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
26日前
KDDI株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
1か月前
KDDI株式会社
画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
26日前
KDDI株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
16日前
KDDI株式会社
画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
1か月前
KDDI株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
4日前
KDDI株式会社
画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
26日前
KDDI株式会社
画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
1か月前
KDDI株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
24日前
KDDI株式会社
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
1か月前
KDDI株式会社
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
1か月前
KDDI株式会社
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
1か月前
KDDI株式会社
AI連携装置、AI連携方法及びAI連携プログラム
2日前
KDDI株式会社
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
1か月前
KDDI株式会社
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
23日前
KDDI株式会社
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
23日前
KDDI株式会社
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
23日前
KDDI株式会社
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
1か月前
KDDI株式会社
AI連携装置、AI連携方法及びAI連携プログラム
4日前
KDDI株式会社
無線通信システム並びにその制御方法及びプログラム
3日前
続きを見る
他の特許を見る