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公開番号
2025121109
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016338
出願日
2024-02-06
発明の名称
ヘッドアップディスプレイ
出願人
日本精機株式会社
代理人
主分類
G02B
27/01 20060101AFI20250812BHJP(光学)
要約
【課題】複数の表示光で形成される像を視認性よく表示できるヘッドアップディスプレイを提供する。
【解決手段】本実施携帯のヘッドアップディスプレイ1は、異なる二つの偏光で形成され視認者に視認される画像をそれぞれ生成し画像に係る偏光を出射しする表示部22、23、24と、表示部22、23、24を制御し画像を生成させる制御部25と、偏光を視認者に向けて反射する反射部材10と、反射部材10における二つの偏光の反射率を異ならせる反射率制御構造15と、を備える。制御部25は、反射率制御構造15で反射することに伴う画像間の色味の差異を補正するため、二つの偏光のうち少なくとも一方の画像の色味を補正した補正画像を生成させる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
異なる二つの偏光で形成され視認者に視認される画像をそれぞれ生成し前記画像に係る偏光を出射する表示部と、
前記表示部を制御し前記画像を生成させる制御部と、
前記偏光を前記視認者に向けて反射する反射部材と、
前記反射部材における前記二つの偏光の反射率を異ならせる反射率制御構造と、を備え、
前記制御部は、前記反射率制御構造で反射することに伴う前記画像間の色味の差異を補正するため、前記二つの偏光のうち少なくとも一方の前記画像の前記色味を補正した補正画像を生成させる、ヘッドアップディスプレイ。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記反射率制御構造は、前記反射部材における前記反射率の低い方の前記偏光の前記反射率を高める、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項3】
前記制御部は、前記反射率制御構造で前記反射率が高められた前記偏光で形成される前記画像の前記色味を補正した前記補正画像を生成させる、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項4】
前記制御部は、前記二つの偏光で形成される前記画像の前記色味を補正した前記補正画像を生成させる、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項5】
前記制御部は、前記反射率制御構造で前記反射率が高められた前記偏光で形成される前記画像を、もう一方の前記偏光で形成される前記画像よりも大きい値で補正する、請求項4記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項6】
前記反射率制御構造で前記反射率が高められた前記偏光は、実像の画像を視認させるP偏光であり、
もう一方の前記偏光は、虚像の画像を視認させるS偏光である、請求項2記載のヘッドアップディスプレイ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ヘッドアップディスプレイに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両のウインドシールド等の反射部材で表示光を反射させ、像を車両内外で視認させるヘッドアップディスプレイが知られている。また、複数の表示光の焦点距離を異ならせることにより、複数箇所に像を表示させる技術も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-056844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
今日の自動運転技術等の普及により、ヘッドアップディスプレイには、運転に必要な情報のみならず、エンターテインメント的要素を有する情報も表示可能なことが求められる。また、それと同時に像の視認性も求められる。複数の表示光に基づく像を共通の反射部材で反射させて形成しようとすると、それぞれの表示光に関して視認性を向上させるための構成が必要となる。
【0005】
本開示はこのような事情を考慮してなされたもので、複数の表示光で形成される像を視認性よく表示できるヘッドアップディスプレイを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のヘッドアップディスプレイは、上述した課題を解決するために、異なる二つの偏光で形成され視認者に視認される画像をそれぞれ生成し画像に係る偏光を出射する表示部と、表示部を制御し画像を生成させる制御部と、偏光を視認者に向けて反射する反射部材と、反射部材における二つの偏光の反射率を異ならせる反射率制御構造と、を備え、制御部は、反射率制御構造で反射することに伴う画像間の色味の差異を補正するため、二つの偏光のうち少なくとも一方の画像の色味を補正した補正画像を生成させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示のヘッドアップディスプレイにおいては、複数の表示光で形成される像を視認性よく表示できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示のHUDの一実施形態のシステム構成例を示す図であり、虚像Vを表示する際の説明図。
本開示のHUDの一実施形態のシステム構成例を示す図であり、実像Rを表示する際の説明図。
色味の補正前の画像のうち、一例として白成分の色ずれをCIE1931色空間のxy色度図。
色味の補正後の画像のうち、一例として白成分の色ずれをCIE1931色空間のxy色度図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示のヘッドアップディスプレイ(以下、「HUD(Head Up Display)」という。)の実施形態を添付図面に基づいて説明する。本開示のHUDは、例えば自動車、農業機械、建設機械等の車両等に搭載されるHUDに適用することができる。
【0010】
図1は、本開示のHUDの一実施形態のシステム構成例を示す図であり、虚像Vを表示する際の説明図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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