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公開番号
2025122806
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018473
出願日
2024-02-09
発明の名称
記録方法及び記録装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41M
5/00 20060101AFI20250815BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】基材の面内表面粗さ(Sa)が大きい非吸収性記録媒体又は低吸収性記録媒体に画像を形成しても、記録物の非画像部に汚れを生じにくい記録方法を提供する。
【解決手段】色材を含有する水系の着色インク組成物をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させるインク付着工程と、水系のクリアインク組成物をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させるクリアインク付着工程と、を有し、前記記録媒体は、記録媒体表面の面内表面粗さ(Sa)が0.2μm以上の、非吸収性記録媒体又は低吸収性記録媒体であり、前記クリアインク組成物は、樹脂と、ワックスと、を含有し、標準沸点が280℃以上のポリオール類である有機溶剤をクリアインク組成物の総質量に対し0.5質量%以上含有せず、記録媒体の前記着色インク組成物を付着させる領域である画像部以外の領域である非画像部へ、前記クリアインク組成物を付着させる、記録方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
色材を含有する水系の着色インク組成物をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させるインク付着工程と、
水系のクリアインク組成物をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させるクリアインク付着工程と、
を有し、
前記記録媒体は、記録媒体表面の面内表面粗さ(Sa)が0.2μm以上の、非吸収性記録媒体又は低吸収性記録媒体であり、
前記クリアインク組成物は、樹脂と、ワックスと、を含有し、標準沸点が280℃以上のポリオール類である有機溶剤をクリアインク組成物の総質量に対し0.5質量%以上含有せず、
記録媒体の前記着色インク組成物を付着させる領域である画像部以外の領域である非画像部へ、前記クリアインク組成物を付着させる、記録方法。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記クリアインク組成物に含有される前記樹脂及び前記ワックスの合計の含有量がクリアインク組成物の総質量に対し4質量%以上10質量%以下である、記録方法。
【請求項3】
請求項1において、
前記クリアインク組成物に含有される前記樹脂及び前記ワックスの質量比(ワックス/樹脂)が0.25以上である、記録方法。
【請求項4】
請求項1において、
前記ワックスは、融点が120℃以上のポリオレフィンワックスである、記録方法。
【請求項5】
請求項1において、
前記ワックスの体積平均粒子径(D50)が、50nm以上である、記録方法。
【請求項6】
請求項1において、
前記着色インク組成物の表面張力と、前記クリアインク組成物の表面張力の差が、2mN/m以下である、記録方法。
【請求項7】
請求項1において、
前記非画像部における前記クリアインク組成物に含有される前記樹脂及び前記ワックスの合計の付着量が0.4mg/inch
2
以下である、記録方法。
【請求項8】
請求項1において、
前記非画像部の前記クリアインク組成物を付着した領域は、前記画像部の周囲の端から2cm以上の間に亘る範囲を含む、記録方法。
【請求項9】
請求項1において、
前記クリアインク組成物を付着した前記非画像部に隣接する前記画像部の前記クリアインク組成物の付着量が、該非画像部の前記クリアインク組成物の付着量以下である、記録方法。
【請求項10】
請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の記録方法を行う記録装置であって、
前記着色インク組成物と、前記クリアインク組成物と、前記着色インク組成物及び前記クリアインク組成物を吐出するインクジェットヘッドと、を有する、記録装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録方法及び記録装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方法は、比較的単純な装置で、高精細な画像の記録が可能であり、各方面で急速な発展を遂げている。その中で、記録物の耐擦性向上のために、樹脂を含むクリアインクを併用する検討がされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、炭素数が7~10のアルカンジオールと、前記炭素数が7~10のアルカンジオールを溶解させる溶解助剤としての水溶性アルコールと、水と、シリコーン系複合樹脂粒子とを含んでなり、かつ着色剤を含まない、クリアインク組成物を用いるインクジェット記録方法が開示されており、得られる画像の耐擦性等が向上することが試みられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-144764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
面内表面粗さ(Sa)が大きい非吸収性記録媒体又は低吸収性記録媒体の記録媒体に対して画像を形成して記録物とした場合に、記録物が擦られたときに、非画像部(画像を記録していない部分)が汚れる場合があった。そのため、このような記録媒体に画像を形成しても、記録物の非画像部に汚れを生じにくい記録方法が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る記録方法の一態様は、
色材を含有する水系の着色インク組成物をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させるインク付着工程と、
水系のクリアインク組成物をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させるクリアインク付着工程と、
を有し、
前記記録媒体は、記録媒体表面の面内表面粗さ(Sa)が0.2μm以上の、非吸収性記録媒体又は低吸収性記録媒体であり、
前記クリアインク組成物は、樹脂と、ワックスと、を含有し、標準沸点が280℃以上のポリオール類である有機溶剤をクリアインク組成物の総質量に対し0.5質量%以上含有せず、
記録媒体の前記着色インク組成物を付着させる領域である画像部以外の領域である非画像部へ、前記クリアインク組成物を付着させる。
【0007】
本発明に係る記録装置の一態様は、
上記の記録方法を行う記録装置であって、
前記着色インク組成物と、前記クリアインク組成物と、前記着色インク組成物及び前記クリアインク組成物を吐出するインクジェットヘッドと、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
インクジェット記録装置を模式的に示す概略断面図。
インクジェット記録装置のキャリッジ周辺の構成の一例を示す斜視図。
インクジェットヘッドの配置の一例を示す概略図。
インクジェットヘッドの配置の一例を示す概略図。
実施例及び比較例で用いる組成物の組成を示す表1。
実施例及び比較例で用いる組成物の組成を示す表2。
実施例の評価条件及び評価結果を示す表3。
実施例の評価条件及び評価結果を示す表4。
実施例、比較例及び参考例の評価条件及び評価結果を示す表5。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本発明の実施形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の例を説明するものである。本発明は以下の実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形形態も含む。なお、以下で説明される構成の全てが本発明の必須の構成であるとは限らない。
【0010】
1.記録方法
本実施形態に係る記録方法は、色材を含有する水系の着色インク組成物をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させるインク付着工程と、水系のクリアインク組成物をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させるクリアインク付着工程と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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