TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025124398
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020416
出願日2024-02-14
発明の名称中空構造体及び中空構造体の製造方法
出願人株式会社神戸製鋼所
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類F16L 13/02 20060101AFI20250819BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】空洞部を高い生産性で簡便に形成でき、低コストで設計自由度の高い中空構造体及び中空構造体の製造方法を提供する。
【解決手段】中空構造体100は、下板11、上板13、筒状の中空押出材15を備える。中空押出材15の押出方向の一端面は、下板11の外周面よりも内周側で下板11に当接し、中空押出材15の押出方向の他端面は、中空押出材15の外周面よりも内周側で上板13に当接する。下板11の外周面と中空押出材15の外周面との間には下側段差面が形成されて、下側段差面と中空押出材15の外周面とが交差する隅部に下方接合部23が形成される。中空押出材15の外周面と上板13の外周面との間には、中空押出材15の他端面に沿った上側段差面が形成されて、上側段差面と上板13の外周面とが交差する隅部に上方接合部25が形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下板と、
前記下板に対向して配置される上板と、
前記下板と前記上板との間に、前記下板から前記上板に向かう方向を押出方向にして配置される筒状の中空押出材と、
を備え、
前記中空押出材の押出方向の一端面は、前記下板の外周面よりも内周側で前記下板に当接し、前記中空押出材の押出方向の他端面は、前記中空押出材の外周面よりも内周側で前記上板に当接し、
前記下板の外周面と前記中空押出材の外周面との間には、前記下板の上面に沿った下側段差面が形成され、
前記下側段差面と前記中空押出材の外周面とが交差する隅部に、前記下板と前記中空押出材とを接合する下方接合部が形成され、
前記中空押出材の外周面と前記上板の外周面との間には、前記中空押出材の前記他端面に沿った上側段差面が形成され、
前記上側段差面と前記上板の外周面とが交差する隅部に、前記中空押出材と前記上板とを接合する上方接合部が形成された、
中空構造体。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記下板と前記上板と前記中空押出材とに囲まれて形成された空洞部には、前記下板、前記上板、前記中空押出材の少なくともいずれかに、前記空洞部の内外を連通する流路の導入口及び導出口が形成されている、
請求項1に記載の中空構造体。
【請求項3】
前記下方接合部と前記上方接合部の少なくとも一方は、溶加材が添加された封止接合部である、
請求項1に記載の中空構造体。
【請求項4】
前記上方接合部及び前記下方接合部の脚長は、1mm以上、4mm以下である、
請求項1に記載の中空構造体。
【請求項5】
前記下板、前記上板、前記中空押出材の少なくともいずれかに、厚さ方向に貫通する取付け孔が形成されている、
請求項1に記載の中空構造体。
【請求項6】
前記下板、前記上板、前記中空押出材は、アルミニウム又はアルミニウム合金製である、
請求項1から5のいずれか1項に記載の中空構造体。
【請求項7】
下板と、上板と、筒状の中空押出材とを準備し、
前記中空押出材の押出方向の一端面を、前記下板の外周面よりも内側で前記下板に当接させ、
前記中空押出材の押出方向の他端面を、前記中空押出材の外周面よりも内側で前記上板に当接させ、
前記下板の外周面と前記中空押出材の外周面との間の前記下板に沿った下側段差面と、前記中空押出材の外周面とが交差する隅部で、前記下板と前記中空押出材とを接合し、
前記中空押出材の外周面と前記上板の外周面との間における、前記中空押出材の前記上板側の端面に沿った上側段差面と、前記上板の外周面とが交差する隅部で、前記中空押出材と前記上板とを接合する、
中空構造体の製造方法。
【請求項8】
前記下板と前記中空押出材との接合と、前記中空押出材と前記上板との接合の少なくとも一方を、溶加材添加した封止接合により行う、
請求項7に記載の中空構造体の製造方法。
【請求項9】
前記封止接合は、溶加材を溶融及び凝固させるレーザ溶接、レーザブレージングのいずれかである、
請求項8に記載の中空構造体の製造方法。
【請求項10】
前記下板、前記上板、前記中空押出材は、アルミニウム又はアルミニウム合金製である、
請求項7から9のいずれか1項に記載の中空構造体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、中空構造体及び中空構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、内部に空洞を有する中空構造体の製造は、鋳造や射出成形では抜き勾配等の関係から一体成形できないことが多い。そのため、例えば中実のブロックにドリル等の機械加工によって止め孔を形成し、形成した止め孔の開口を塞ぐ等の工法により中空構造を製造することがある。
また、特許文献1には、半導体モジュールが搭載され、上蓋と下部収納部とを有する冷却装置が開示されている。下部収納部は、底面を有する筐体状の箱形の容器であり、その一端に流入口が設けられ他端部に流出口が設けられている。下部収納部の開口は、上蓋がろう付けされ、封止されている。これにより、流入口、下部収納部と上蓋との間の流路、流出口の経路で冷媒が循環できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6870253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、機械加工により空洞部を形成する場合、母材を治具に取り付け、取り外す等の手間や、穿設した開口部を塞ぐ必要があるため、生産性が低く加工コストが高くなる。また、空洞部を削り出しにより形成するため素材コストが嵩み、加工時間を増大させる上に、空洞部の形状の設計自由度が低いという問題があった。そして、蓋材と筐体とをろう付けして空洞部を形成する場合、蓋材と筐体とを所定温度で押し付けてろう接するため、これらの材料をろう付け用の熱処理炉に通すことになり、工程が煩雑となり処理時間が長くなる。
【0005】
そこで本発明は、空洞部を高い生産性で簡便に形成でき、低コストで設計自由度の高い中空構造体及び中空構造体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は下記の構成からなる。
(1) 下板と、
前記下板に対向して配置される上板と、
前記下板と前記上板との間に、前記下板から前記上板に向かう方向を押出方向にして配置される筒状の中空押出材と、
を備え、
前記中空押出材の押出方向の一端面は、前記下板の外周面よりも内周側で前記下板に当接し、前記中空押出材の押出方向の他端面は、前記中空押出材の外周面よりも内周側で前記上板に当接し、
前記下板の外周面と前記中空押出材の外周面との間には、前記下板の上面に沿った下側段差面が形成され、
前記下側段差面と前記中空押出材の外周面とが交差する隅部に、前記下板と前記中空押出材とを接合する下方接合部が形成され、
前記中空押出材の外周面と前記上板の外周面との間には、前記中空押出材の前記他端面に沿った上側段差面が形成され、
前記上側段差面と前記上板の外周面とが交差する隅部に、前記中空押出材と前記上板とを接合する上方接合部が形成された、
中空構造体。
(2) 下板と、上板と、筒状の中空押出材とを準備し、
前記中空押出材の押出方向の一端面を、前記下板の外周面よりも内側で前記下板に当接させ、
前記中空押出材の押出方向の他端面を、前記中空押出材の外周面よりも内側で前記上板に当接させ、
前記下板の外周面と前記中空押出材の外周面との間の前記下板に沿った下側段差面と、前記中空押出材の外周面とが交差する隅部で、前記下板と前記中空押出材とを接合し、
前記中空押出材の外周面と前記上板の外周面との間における、前記中空押出材の前記上板側の端面に沿った上側段差面と、前記上板の外周面とが交差する隅部で、前記中空押出材と前記上板とを接合する、
中空構造体の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、空洞部を高い生産性で簡便に形成でき、低コストで設計自由度の高い中空構造体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、中空構造体の外観斜視図である。
図2は、図1に示す中空構造体の分解斜視図である。
図3は、図1に示す中空構造体の平面図である。
図4は、図1に示すIV-IV線に沿って切断した断面図である。
図5は、図4に示すA部の拡大断面図である。
図6は、図4に示すB部の拡大断面図である。
図7は、溶加材添加するレーザ溶接の様子を模式的に示す説明図である。
図8は、封止接合した接合部の概略断面図である。
図9は、参考例として示す、ブロックへの機械加工と一部穴塞ぎにより形成した流路を透視して示す中空構造体の透視図である。
図10は、下板にブラケットが設けられた中空構造体の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明に係る中空構造体は、中空押出材を用いて空洞部が形成された構成であればよく、中空押出材の押出方向に直交する断面形状、押出方向の長さ等の形状は、使用目的等に応じて自由に設定できる。ここでは空洞部の内外を連通する流路を有し、その流路の導入口と導出口が形成された中空構造体を一例として説明する。
【0010】
<中空構造体の構成>
図1は、中空構造体100の外観斜視図である。図2は、図1に示す中空構造体100の分解斜視図である。図1に示す中空構造体100は、下板11と、下板11に対向して配置される上板13と、下板11と上板13との間に配置される中空押出材15とを有する。中空押出材15は、下板11から上板13に向かう方向を押出方向EDにして配置された筒状体である。また、図2に示すように、上板13の板面の2箇所に開口孔13a,13bが形成され、一方の開口孔13aにはパイプ部材17Aが接続され、他方の開口孔13bにはパイプ部材17Bが接続される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
流路体
7か月前
個人
鍋虫ねじ
5日前
個人
紛体用仕切弁
5日前
個人
回転伝達機構
25日前
個人
ホース保持具
4か月前
個人
クラッチ装置
7か月前
個人
トーションバー
4か月前
個人
差動歯車用歯形
2か月前
個人
ボルトナットセット
5か月前
株式会社不二工機
電磁弁
2か月前
個人
回転式配管用支持具
6か月前
個人
地震の揺れ回避装置
1か月前
個人
固着具と成形品部材
7か月前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
株式会社オンダ製作所
継手
6か月前
株式会社アイシン
駆動装置
7か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
6か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社三協丸筒
枠体
5か月前
株式会社ミクニ
弁装置
6か月前
個人
ベルトテンショナ
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
7か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
7か月前
柿沼金属精機株式会社
分岐管
16日前
株式会社不二工機
電動弁
7か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
6か月前
矢崎化工株式会社
連結具
7か月前
日東電工株式会社
断熱材
4か月前
株式会社不二工機
電動弁
5か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
5か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
3か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
3か月前
続きを見る