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公開番号2025126010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024022360
出願日2024-02-16
発明の名称液体噴射ヘッド、および液体噴射装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類B41J 2/175 20060101AFI20250821BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】信頼性の低下を抑制された液体噴射ヘッド、および液体噴射装置。
【解決手段】液体噴射ヘッドは、第1方向に液体を噴射する第1ヘッドモジュールと、前記第1ヘッドモジュールに液体を供給する供給流路部材と、前記第1方向に関して前記第1ヘッドモジュールと前記供給流路部材との間に挟まれることで、前記第1ヘッドモジュールの第1流路開口と前記供給流路部材の流路開口とを液密に接続する弾性の第1シール部材と、を備え、前記第1ヘッドモジュールは、前記第1流路開口が形成された流路開口形成部材と、前記流路開口形成部材に対して前記第1方向に配置されたチップと、を含み、前記第1シール部材のうち前記流路開口形成部材と前記供給流路部材とに挟持されるシール領域は、前記第1方向に見て、前記チップとは重ならない。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に液体を噴射する第1ヘッドモジュールと、
前記第1ヘッドモジュールに液体を供給する供給流路部材と、
前記第1方向に関して前記第1ヘッドモジュールと前記供給流路部材との間に挟まれることで、前記第1ヘッドモジュールの第1流路開口と前記供給流路部材の流路開口とを液密に接続する弾性の第1シール部材と、
を備え、
前記第1ヘッドモジュールは、前記第1流路開口が形成された流路開口形成部材と、前記流路開口形成部材に対して前記第1方向に配置されたチップと、を含み、
前記第1シール部材のうち前記流路開口形成部材と前記供給流路部材とに挟持されるシール領域は、前記第1方向に見て、前記チップとは重ならない、
ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記チップは、前記流路開口形成部材よりも薄く、且つ、前記第1方向に見て前記流路開口形成部材よりも外形が小さく、
前記第1流路開口は、前記第1方向に見て、前記チップの外側に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項3】
前記流路開口形成部材に対して前記第1方向に配置され、前記供給流路部材との間で前記第1シール部材及び前記流路開口形成部材を挟む金属製の支持部材を備え、
前記支持部材は、前記第1方向に見て、前記シール領域と重なる領域を含む支持領域で前記流路開口形成部材を支持する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項4】
前記支持部材の前記第1方向における厚さは、前記チップの前記第1方向における厚さよりも厚い、
ことを特徴とする請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項5】
前記支持部材は、前記第1ヘッドモジュールを外部に露出するための開口を有し、
前記流路開口形成部材の一部は、前記支持部材の前記開口内に配置されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項6】
前記第1ヘッドモジュールと前記供給流路部材とを固定する固定部材を備え、
前記固定部材は、前記第1方向に見て、前記チップと重ならず、且つ、前記チップとの間で前記シール領域を挟むように配置され、
前記支持領域は、前記第1方向に見て、前記シール領域と前記チップとの間に配置される領域を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項7】
前記第1ヘッドモジュールと前記供給流路部材とを固定する固定部材を備え、
前記固定部材は、前記第1方向に見て、前記チップと重ならず、且つ、前記チップと前記シール領域との間に配置される、
ことを特徴とする請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項8】
前記支持部材は、前記第1ヘッドモジュールを外部に露出するための開口を有し、
前記流路開口形成部材の前記第1方向を向く面のうち一部は、前記第1方向に見て、前記支持部材の前記開口を囲むようにして前記支持部材に接触するようにして支持される、
ことを特徴とする請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項9】
前記第1ヘッドモジュールと前記供給流路部材とを固定する固定部材を備え、
前記固定部材は、前記第1方向に見て、前記チップと重なる、
ことを特徴とする請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
【請求項10】
前記第1ヘッドモジュールと前記供給流路部材とを着脱可能に直接固定するために固定部材を備え、
前記固定部材は、前記第1方向に見て、前記チップと重ならない、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体噴射ヘッド、および液体噴射装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
印刷用紙等の媒体に対してインク等の液体を噴射する液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置が従来から提案されている。
【0003】
特許文献1に記載の液体噴射ヘッドは、液体を噴射する噴射口を有する素子記録基板、および当該素子記録基板を固定する支持部材を含む記録素子ユニット(ヘッドモジュール)と、記録素子ユニットへ液体を供給するための液体供給路を有する流路ユニット(供給流路部材)と、を備え、記録素子ユニットと流路ユニットとは弾性部材(シール部材)を介して液密に流路接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-226988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ヘッドモジュールと供給流路部材との間に弾性のシール部材を挟んで液密に流路が形成されている従来の液体噴射ヘッドでは、弾性部材の反力によって、ヘッドモジュールの信頼性が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る液体噴射ヘッドは、第1方向に液体を噴射する第1ヘッドモジュールと、前記第1ヘッドモジュールに液体を供給する供給流路部材と、前記第1方向に関して前記第1ヘッドモジュールと前記供給流路部材との間に挟まれることで、前記第1ヘッドモジュールの第1流路開口と前記供給流路部材の流路開口とを液密に接続する弾性の第1シール部材と、を備え、前記第1ヘッドモジュールは、前記第1流路開口が形成された流路開口形成部材と、前記流路開口形成部材に対して前記第1方向に配置されたチップと、を含み、前記第1シール部材のうち前記流路開口形成部材と前記供給流路部材とに挟持されるシール領域は、前記第1方向に見て、前記チップとは重ならない。
【0007】
本開示の一態様に係る液体噴射装置は、複数の液体噴射ヘッドと、前記複数の液体噴射ヘッドが固定されたユニットベースと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る液体噴射装置の構成例を示す概略図である。
図1に示す液体噴射ユニットを示す平面図である。
図2に示す液体噴射ヘッドの断面斜視図である。
図3に示す液体噴射ヘッドのX軸に沿った方向に見た断面図である。
図3に示す液体噴射ヘッドをY軸に沿った方向に見た断面図である。
図3に示す液体噴射ヘッドの下面図である。
図4に示すヘッドモジュールが有するチップの断面図である。
図5に示すヘッドモジュールが有する流路開口形成部材の上面図である。
図5に示す供給流路部材の下面図である。
図5に示す供給流路部材の上面図である。
図5に示すシール部材の上面図である。
図5に示す支持部材の上面図である。
図5に示すホルダーの上部の上面図である。
図5に示すホルダーの下部を示す図である。
第1変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第1変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第1変形例の液体噴射ヘッドの上面図である。
第2変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第2変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第3変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第3変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第3変形例のホルダーが有する第2部材を示す図である。
第5変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第6変形例のシール部材およびその近傍を示す断面図である。
第6変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第7変形例のシール部材およびその近傍を示す断面図である。
第8変形例の第1位置決め部および第2位置決め部を示す断面図である。
第2実施形態における液体噴射ヘッドをX軸に沿った方向に見た断面図である。
第2実施形態における液体噴射ヘッドをY軸に沿った方向に見た断面図である。
図28に示す液体噴射ヘッドの下面図である。
図28に示すヘッドモジュールが有する流路開口形成部材の上面図である。
図28に示すホルダーおよび配線基板を示す下面図である。
図28に示すシール部材の上面図である。
図28に示すシール部材の上面図である。
図28に示す支持部材の上面図である。
第9変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第10変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第11変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第12変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第13変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第15変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第15変形例の液体噴射ヘッドの上面図である。
第16変形例の液体噴射ヘッドの一部の断面図である。
第16変形例の液体噴射ヘッドの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態を説明する。なお、図面において各部の寸法または縮尺は実際と適宜に異なり、理解を容易にするために模式的に示す部分もある。また、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。また、「要素γ上の要素β」とは、要素γと要素βとが直接的に接触する構成に限定されず、要素γと要素βとが直接的に接触していない構成も含まれる。「要素γと要素βとが等しい」とは、要素γと要素βとが実質的に等しければよく、測定誤差および製造誤差等を含む。「要素γと要素βとが同じである」とは、要素γと要素βとが実質的に同じであればよく、測定誤差および製造誤差等を含む。
【0010】
1.第1実施形態
1-1.液体噴射装置100の全体構成
図1は、第1実施形態に係る液体噴射装置100の構成を例示する概略図である。以下では、説明の便宜上、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を適宜用いて説明する。また、X軸に沿う一方向をX1方向と表記し、X1方向とは反対の方向をX2方向と表記する。同様に、Y軸に沿う一方向をY1方向と表記し、Y1方向とは反対の方向をY2方向と表記する。Z軸に沿う一方向をZ1方向と表記し、Z1方向とは反対の方向をZ2方向と表記する。また、Z1方向は、「第1方向」に相当する。Z2方向は、「第1方向とは反対方向である第2方向」に相当する。また、ある地点に対してZ1方向を「下方」とし、ある地点からZ2方向を「上方」とする。また、Z1方向またはZ2方向に見ることを「平面視」とする。
(【0011】以降は省略されています)

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